休日は相変わらずのごろ寝、
では申し訳ないので、
寒いけど散歩に出ようと思ったら、
雨が降ってきたので、
取りやめにして、
また、ごろ寝であります。
(しょうがないですね。)
ごろ寝ばかりで、全く申し訳ないので、
読みかけの本を手にとりました。
「差別と日本人」野中広務・辛淑玉
よく売れているので、
読んでみようかと思って買ったのでした。
なかなか面白いですよ。おすすめですかね。
辛の所々に挿入された解説もいい。
すべてが表面を滑っていく世の中で、
「ねえ、もう一度きちっと押さえるところを
押さえようじゃないですか。」
と言われているような気になりますね。
野中についてはいろいろ評価があるにしても、
こんな風に根っこの部分をしっかり
腹に収めた政治家がいなくなりましたね。
後藤田正晴もいなくなったし。
(政治家に限る話ではないですが。)
辛は、野中の腹の中に踏み込もうとして、
発言を引き出しながら、最後に
「家族だけは守らなきゃいけない……と思ったんですよね。私たち…。」
という言葉で対談を閉じている。
なかなかよろしいですな。
根っこの部分が置き去りにされ、
上滑りに滑っていくような物事の動きは
ますます強くなっていきますよね。
身近な場面でいくらでもあることです。
(老兵のつぶやきのようですが…。)
さて、年末ですよ。
なべさん、着ぶくれしてでも、
しっかり散歩しましょう!!