散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

「差別と日本人」面白いです

2009-12-24 01:10:49 | 

休日は相変わらずのごろ寝、
では申し訳ないので、
寒いけど散歩に出ようと思ったら、
雨が降ってきたので、
取りやめにして、

また、ごろ寝であります。

(しょうがないですね。)


ごろ寝ばかりで、全く申し訳ないので、
読みかけの本を手にとりました。


「差別と日本人」野中広務・辛淑玉




よく売れているので、
読んでみようかと思って買ったのでした。

なかなか面白いですよ。おすすめですかね。
辛の所々に挿入された解説もいい。
すべてが表面を滑っていく世の中で、
「ねえ、もう一度きちっと押さえるところを
押さえようじゃないですか。」
と言われているような気になりますね。


野中についてはいろいろ評価があるにしても、
こんな風に根っこの部分をしっかり
腹に収めた政治家がいなくなりましたね。
後藤田正晴もいなくなったし。
(政治家に限る話ではないですが。)


辛は、野中の腹の中に踏み込もうとして、
発言を引き出しながら、最後に

「家族だけは守らなきゃいけない……と思ったんですよね。私たち…。」

という言葉で対談を閉じている。

なかなかよろしいですな。


根っこの部分が置き去りにされ、
上滑りに滑っていくような物事の動きは
ますます強くなっていきますよね。
身近な場面でいくらでもあることです。
(老兵のつぶやきのようですが…。)



さて、年末ですよ。
なべさん、着ぶくれしてでも、
しっかり散歩しましょう!!


コメント (2)
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