「ふるさとのなまりなつかし…」
とやらの句がありますね。
1月3日夜、
新幹線を在来線に乗り換えると、
もう乗客はそれぞれが顔つきから
お国柄の匂いであります。
後ろの座席から、
老婦人二人の話し声が聞こえます。
「もう、今時分は、火葬もおわっとるとやろ。…」
「…2時間ぐらいかかるでっしょ。」
「ミツコさんもずっと病院通いばしちょったけん、
……ほっとしとると。」
おやおや、新年早々、
お葬式の帰りのようであります。
1月4日郷里の駅前バスセンターで
コーヒーを飲んでいると、後ろの座席で、
「…もう会社ばつぶすごと決めたと。」
「給料は3月まで保障すっけん。…
そいまで仕事探してくれたらよかと。」
おやおや、こちらも何やらしんみり深刻な話。
方言は家族から聞くより、街の人から聞くほうが
より懐かしさを感じるようです。まさに
「人混みの中にそを聞きに行く」
であります。
それにしても新年なのに年末のような
わびしい話でありました。
港の対岸に造船所 ↓
ベイエリアのお店。↓ひっそりしているのはお正月だから?