最初の手術後、半年立っての夏、
九州の唐津・平戸付近を回りました。
(あらら、この寒いときに、夏の話ですかいな。)
一人、旅行する機会があれば、
普通は山歩きを選ぶところですが、
まだ、体力に半信半疑なところがあって、
平地を歩くことを選んだわけでありました。
そうであれば、郷里に近いとはいえ、
結構行く機会がなかった
平戸へ回りたいと思ったのです。
唐津から海の方に向かうと
呼子の港があります。
呼子のちょっと先に
秀吉の造った名護屋城跡があります。
これは、なかなか見事でありました。




都会近くであれば、再開発やら、遺跡の人工的整備やらで
昔の面影がどこか人工くさくなってしまいますが、
何やら、城郭跡の規模の壮大さが、
草々に覆われながら、
そのまま残っているような印象です。
田舎道を越えて、海を望む高台まで出ると、

「なるほど、ちょっと昔は、陸路よりも
海上路がずっと交通至便だったのね。」
というのが、まことに
実感されてくるのであります。
海の向こうのはるけき世界もまた
迫ってくるようであります。
(海の民、実感ね。)
天主台跡は、何やら発掘中。↓

天主台跡から眺める。↓



真夏の暑い盛り、
セミ取りをする子供らもちらほら。
夏休みであります。

なべさんもまた、
熱っぽい腹部を押さえつつ、
汗を流し流し、ザックを背負って
歩くのでありました。
(リハビリなのよ。)
この日は、唐津の商人宿のような所に1泊し、
翌日、伊万里へ移動し、ローカルな松浦鉄道にて
平戸へ向かうのでありました。
唐津駅前。↓

2007年、暑い夏でしたよ。
(なべさん、温泉旅行ばかりではないのね。)