最初の手術からそろそろ
3年がたつところです。
別な用件で、CTを撮ったら、
腎臓に初期の腫瘍が見つかり、
右腎臓を全摘したのでありました。
あのときは1ヶ月で職場復帰しましたね。
(もっと休みたかったけど。)
しばらくは、職場の同僚の動きが
フイルムの早回しのように見えました。
「あらあら、とってもついていけないね。」
と、思ったものであります。
でも、職場の仕事というのは
織物の織りの目みたいなもので、
元の織りの目に自分が戻れば、
否応なく仕事は回ってくるのであります。
「ゆっくりしてね。大事にしてね。はい、これ、お願い。」
と、いたわれつつ、容赦はないものです。
(これって、ありがたいことなんですけど…。)
腎臓は、消化器系ではなかったので、
普通に食事が出来て、
まさに日にち薬という感じで、
回復はスローテンポながら順調のようでした。
時々、傷口が発熱しているようでしたが。
でも、手術前と同じハードな仕事ぶりが
結局、1年間続いてしまいましたね。
そのまま続いてしまうのはよくありません。
「自分の身は自分で守らねば。」
と、固く決心したなべさんは、
翌年には、お仕事を、週勤務3日に
変えてしまったのであります。
さて、給料は、半分以下に減額しました。
(年金生活のトレーニングでありますな。)
お仕事はどうか、といえば、
これが、なかなか、
織物の織りの目からはずれているような
はずれていないような…、
結局、ハードなのでありました。
それでも、身銭を切って増やした休日は
我が身を助けたといってよいでしょう。
かくして、自己防衛したつもりだったのですが、
思いもかけず、昨年5月、
2度目の手術となってしまいました。
胃の3分の2切除でありました。
やれやれですな。
そうこうしているうちに、
あと定年までに2ヶ月ちょっと
というところまで
やってきたのであります。
でもねえ、
お仕事のしがらみは
どうやら、まだ、すっきりとは
いかないようでありますね。
(本日の格言。人生、ままならないものと思うこと。)
散歩の足をのばすと、古い集落のはずれに
お地蔵さんのお堂がありました。↓
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