
夜中に宿の内湯に入ると
70ぐらいのおじいさんが
入ってきました。
泊まり客かと思ったら、
「この旅館に勤めとります。
家は15分ぐらいの所です。」
と言う。
「もう、兄弟は皆死んでしまいましたです。」
と、寂しげでありました。
でも、こうして元気に
働けるからいいですよね。
翌朝は、お疲れ気味のなべさんです。
山田温泉、信州の涼というには
まだ物足りない。
ここから奥へ入って
万座の峠を越えるつもりです。
きっと涼しいはずです。
ところが、ガソリンがない?!
のであります。
しょうがないので、
小布施の市街地まで戻って
ガソリン補給です。
その前に、
ちょっと渓谷のお散歩ね。
雷滝です。 ↓

この地にくるのは3度目ですが、
今まで見逃していました。
なかなか豪快な滝です。
滝の裏側に廻ることが出来ます。
ようやくにして信州の涼を満喫です。
(ちょっと濡れたけど。)


山を下りて、
ガソリンを補給し、
また舞い戻って、
万座の峠を
エッチラオッチラ(車ですけど)
はい上がっていきます。
さすがに段々と涼しくなってきます。
万座といえば、
白濁の「万座温泉」。
当然、立ち寄り湯となります。
日進館、長寿の湯 ↓


万座から山岳ハイウェイを下って
草津へやってきます。
もう既に上州路であります。
草津で、車を止めて、
またまたお蕎麦でありました。
舞茸の天ぷらがおいしゅうございました。


あれれっ?! 付き出しにかりんとうが付いてましたよ。↓

さて、草津から
町道の山道を越えて
四万温泉へ向かうのですが、
どうやらこの道は
かって牧水の旅した峠道。
暮坂峠に牧水の歌碑がありました。
暮坂峠。牧水の歌碑。↓

そういえば、牧水に
「みなかみ紀行」
という文章があったはず。
「そうかそうか、牧水は、
このような人っ気があるような、
ないような峠道が好きだったのね。」
と、思うのでありました。
「暮坂峠」という名前にも
惹かれたのかもしれません。
峠を越えて、しばらく行くと、
沢渡(さわたり)温泉です。
沢渡温泉の入り口。↓


きっと、牧水も、疲れ果てて、
ここへたどり着いて、
ほっとしたことでしょう。
(車で行くと速いけど。)
温泉へ立ち寄りしたいところですが、
車で一回りして
(車窓見学ね、また、今度ね、と挨拶だけ。)
なべさん達は、一路、
四万温泉へ
向かうのでありました。
今回の一番の目的地は
この四万温泉ね。
レトロな湯治宿なのであります。↓
