四万温泉は、上州路の奥まったところ。
東北方向に一山越えるとそこは三国峠。
もう越後であります。
四万温泉の面白さって
やっぱり、
この宿の面白さでしょうか。
積善館本館入り口。↓

元禄創業で、積善館本館は
最古の湯宿建築とうたっています。
最近は「千と千尋」の湯宿のモデルになったと
盛んに宣伝しているのですが。
とにかくレトロですね。
しばらく館内見学ですわ。
と、うろちょろしていると、
どうやら宿の主人が
沢山のお客を引き連れて
館内説明をしておりました。
館内歴史ツアーのようであります。
皆さんレトロ趣味かしら。
正面玄関。↓

渓流沿いにあります。↓

ぎしぎし音のする廊下と部屋。↓


何だか、ひょっこっり
竹久夢二でも出てきそうな雰囲気です。
部屋から、玄関前を見る。↓

時代によって、奥の斜面を削って
新館を建て増していったようで
それをあちこち、
怪しげな廊下でつないでいて、
館内は迷路のようになっております。
「ふむふむ」であります。
本館と新館をつなぐトンネル。怪しげです。↓

元禄風呂。湯は無色透明のさらさら湯です。↓

ちょっと付近を散歩してみました。
落合通りと、河原の共同湯。↓


湯治客用の格安料金ですので
夕食も簡素なお弁当風であります。
沢山食べられないなべさんには
ちょうどよろしいのであります。↓

標高もそれほど高くないみたいで、
あまり涼しくもありません。
エアコンもない暑い部屋で、
「布団なんかいらへんわ」
と、高をくくっていたのですが、
さすがに渓流沿い、夜は冷えてきて、
明け方、押入から掛け布団を
引っ張り出したのでした。
風邪引きそうでありました。
(格安料金だから、布団の出し入れも
自分でするのよ。)