4日、前夜の雨は朝になっても降り止まず、合羽を着ての下山となりました。
涸沢カールから北穂高や奥穂高へ登っていく人が多いのですが、
さすがにこの雨で、諦めて下山する登山客が多いようでありましたね。
テント組も雨に降られると大変です。 ↓
近年は元気な中高年が列を成して登山をする状況でありまして、
奥穂と北穂のこのルートも人気がありますが、
その一方で滑落事故も大変多くなっているようです。
前夜の小屋での夕食時、長野県警の山岳救助隊の人がわざわざ
注意用心を呼びかける挨拶をしておりました。
なべさんはもちろん最初から下山の予定でありました。
合羽着用はなかなか蒸し暑くて、かないませんが、
近年着用率は高いようでどうやら雨男なのかと
今頃気が付いたりしておりますね。やれやれですな。
平地の横尾まで下ってきてようやく河童も脱ぐことが出来ました。
徳沢園を少し過ぎたところで、鳴き声に目を向けると
結構近いところの見上げた枝先に小鳥が見つかりました。↓
アオジのようです。カメラを向けても逃げません。
冬場に近所の平地で見るアオジは地味なのですが、
この高原で目の前に居るアオジは何とも凛々しくて鳴き声も綺麗です。
アオジってこんな風だったか、と認識を改めてしまいましたね。
途中おサルさんにも出会いました。子ザルね。 ↓
上高地に戻る手前、明神館に宿を取ることにしました。
このまま温泉地へ向かいたいところですが、
雨のままでは何だか精が出ませんので、明日の上高地での野鳥観察に
成果を期待しようという狙いなのであります。
明神館前です。 ↓
ところが、前日の登山中、どうもおでこをブヨに刺されたみたいで、
前夜はおでこが腫れ上がり、一日たつと腫れが瞼のところまで下りてきて
眼が膨れ上がった瞼で何とも見えづらい状態となってしまったのであります。
そんな状態の中で、お宿の相部屋にはアメリカ人の若者の旅行者と
フランス人の旅行者と同室になったのでありますが、いかんせん、
英語は高校時代からストップしておりますから、うまく話せません。
それでも仲良くなることが出来まして、アメリカ人はバケーションで
東京、長野へやってきて、神戸、広島、京都を巡るとのこと。
フレンスの人は上海で仕事をされていて、
2週間の休暇で行き当たりばったりの旅行中ということでありました。
アメリカ人のトマス君との写真ですよ。トマス君は右ね。↓
(トマス君だったかな。名前覚え違いしてなければ良いけど。)
ブログにアップする許可は頂いたのですが、
なべさん、既に眼が腫れ上がって
人相が変わっておりますので上部はカットですね。
気が付けば、シャツのボタンがずれておりますな。