5日、目覚めてみれば、虫さされで瞼は腫れ上がって、
目も開けられない状態。さらに腫れが目の下に下がってきて
下瞼まで腫れてきております。
「これは眼が見えなくなったら大変、車も運転できないなぁ」
と、少々困惑したのですが、幸い痛みはありませんので
片目だけでもと思って、絆創膏のテープ部分を使って、
瞼を上へ引っ張ってみました。
「しないよりましかぁ」という程度でしたが、
そのまま、あきらめ気分で、宿を出立し、
予定より早めに帰る事にしたのであります。
明神館から上高地へ梓川の右岸のコースをたどりました。
少しは鳥さんとの出会いがありそうな裏道なのですが、まったく
見えづらい目をこじ開けてというのはなかなか苦しいことでありました。
このコース、あちこちに清冽な沢と池が散在しています。
コガラがいました。すばしこいです。 ↓
ゴジュウカラがいました。↓
幹のむろに首を突っ込んで、虫を取っているのでしょうか。↓
アオジが高い梢で高らかに綺麗な鳴き声を聞かせていました。↓
別な場所でもまたアオジです。 ↓
今回はこのアオジに出会うこと度々でありましたね。
でも目を凝らして、見回してというのがなかなか苦行でありまして、
(涙があとからあとから出てくるのであります。)
早々に切り上げて、上高地をあとにすることにいたしました。
それから平湯で温泉はあきらめるにしても、
せめてお蕎麦を、と思って、これを食したあと、 ↓
少しでも眼が見えるうちに、と思い、車を運転して
帰阪の途についたのでありました。
そうして無事に帰り着いてございますよ。
腫れは頬のところまで下がってきて
顔の大部分に広がってしまっておりました。
翌日病院に駆け込んだのはもちろんでありました。
ブヨって、こわいですね。下山の最中には、よく、顔のまわりにどこからともなく現れて、うっとうしいかぎりです。
平群のメダカ家の山でのアクシデントです。
1.目が雪焼け
同じ上高地で、五月にとくごう峠に登った時、サング ラスを かけなかったために、途中から雪がピンク色 に見えるようになり、下山した時には、目が開けれな いほど痛かったことがあります。
2.日焼け
まだ、若かった頃、八方尾根から唐松岳に登った 時、半袖で登ったためにひどい日焼けをしてしまい、 手がズキズキ。下山して、白馬村の皮膚科にお世 話になったことがあります。
3.高山病
白馬の雪渓を登りきったあたりで具合が悪くなり、と にもかくにも高度を下げなくっちゃあということで、馬 尻の小屋まで引き返し、翌日、雨の中で雪渓を登り 直したことがあります。
以後、サングラスは必ず持参、半袖は絶対に着ない、急激に高度をあげない を、鉄則にしています。
想定されることでありながら、我が身に起こってみれば、全く思いがけないことで、病院にまでお世話になるとはね。
もう異常気象が普通になってしまった昨今ですが、この夏乗り切るのに、まだ何事かは起こるのかもしれません。お互い気を付けましょう。