平地の鳥さんも変わり映えしませんので、今日はちょっと早起きして
金剛山までお出かけ。
水越峠から歩くと、聞きなれない鳥さんの鳴き声が色々としてきます。
「まだまだわからない鳥さん、たくさんいるよね。」
「まだまだ私も初心者ですねぇ。」
と、あらためて思ったりするのであります。
ウグイスだって、ちょっと高い山へ来ると、澄んだ高い鳴き声になって、
何だか平地とは響きが違ってきます。ともあれ、春のお山であります。
ところが、不運なことに、山岳会の催しもののようで、
すごい人数のマラソン登山者の群れにぶつかってしまいました。
狭い山道を次から次へと走って登ってきて追い越して行きます。
鳥の鳴き声のもと、静かに歩いていきたい中高年登山者には
いささかはた迷惑なことであります。(鳥さんも逃げてしまいますし。)
あたかも学校の廊下で生徒を叱るように、
「走るな!」と思わず口に出しそうでありましたが、
まあ、天下の公道ですから、そう言う権利もなさそうでありますな。
しかし、山歩きでさえ、大イベントに仕立てて、ゲームにしてしまうのは
なんだかねぇ、どうも、いただけない話だと思うのですが。
このマラソン登山者の群れは、おかげさまで、
カケスさんの出没するブナ林のところまでは押しかけてくることも
ありませんでした。やれやれですね。
そして、そのカケスさん、今回もよく現われてくれました。
(2羽のカケスさんが入れ替わり立ち替わり。こちらは好運、ね。)
そして、跳躍です!
かくして昼食をとり、気を良くしての午後の下山。
ところが山道へ戻ると、いまだにマラソン登山者の群れが
延々と続いているのでありました。すれ違うのが大変でありました。
もうこうなると、ご苦労様、と声をかけるしかありませんでしたね。