染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

6月1日に考える。手ぬぐいのこと。

2020年06月01日 | 店主の一日
今日から6月です。月曜が一日ってなんだかよいです。
この手ぬぐいは2004年にきはだやで初めて作った手ぬぐいです。
中越地震の後のこと。
社屋の壁が崩れ、トイレは陥没し、工場はぐちゃぐちゃ。加工先の廃業の話も出てきたりした。
町中に「頑張ろう。十日町!!」の幟が方々で立って、「頑張ろうTシャツ」を着て。

もちろん、僕もきはだやも「頑張ろう!!」なのですが、なんとなく馴染めなくて作ったのがこの手ぬぐい。
「何を頑張るのか」「頑張るの先にあるものは何であるのか」
織物、染物に使う道具を様々にデザインして「これからも、またモノ作りを続けていく」という気持ちを込めて作りました。
それ以来、何度かの再版を重ねて今も、作り続けています。

そんなことを考えながら6月に入りました。
百貨店も開いて、また催事に出られるようになります。
また多くのお客様にお会いできるのが楽しみです。



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