先日、きものサローネ設営日に早く終わったので、母校の大学祭に行ってみました。
大学祭に行くのは二十年ぶりくらいか。。
何が驚いたって言ったら完全禁酒になっていました。キャンパス内で酒の販売がないのはもちろんの事、持ち込みも飲酒をして入ることも禁止されていました。 どうも昨今の大学はどこもそのようです。
入り口ではいかにも今風の大学生的な人たちがパンフレットを売っています。
屋台が並び、皆おのおのに焼きそばやお菓子を食べたりしています。
校舎の中ではゼミやサークルの展示があったり、音楽系のサークルが方々でライブをしたりしています。
僕らの時代は学祭といえば完全なカオスでした。
前日になると、流し、トイレ等水道や水を流す場所には全て吐瀉物受けのザルが置かれ、昼間は講演会やら著名人がきて賑やかにしていますが、夕方になると更に人が集まってきて方々で酒盛りが始まり、他愛もない出し物に大騒ぎしました。
酔っ払いの集まりなので、あんななんでもないことが楽しいともいえます。
それでも21時を回ると鳴り物が禁止になり、騒いでいると応援団始め体育会諸氏が睨みを聞かせます。
泥酔者は大教室の壇上にマグロ状態に並べられたまま朝を迎えます。
今、思うとよく事故が起きなかったものです。(もしかしたら起きていたのかもしれないけれど)
それでも今思えば実に楽しく、なんだか今の学生さんたちはそう言ったヤクザな状況を通らないのは少し気の毒にも思えます。
でもよく考えたら、コロナもあって大学祭を経験しているのは極一部の学生さんしかいないのですね。
そう思うとコロナの時間というのは多くのものを奪っていったことに気づきます。
どこの大学でも同じような状況ですが、また徐々にそう言った自由な活動が増えていくとよいです。