染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

「チェロとカザルスとロスロトポーヴィチ」

2015年10月31日 | 店主の一日
昨日の日経新聞(地域によって違うのかもしれません)「体験学」のコーナーでチェロ教室に通い始めた時のエピソードが載っていました。
チェロの弾き方、調律の面倒さを語った後、曰く。
それで教室の先生は向上心を刺激しようと私の好きなバッハの無伴奏チェロ組曲の譜面を置き、「最初だけちょっとやってみましょうか」と促す。
中略
それでも「バッハを弾いている時の俺」に酔いたくなる。
後略でカザルスとロストロポーヴィチの軽めの比較。
僕はチェロを弾くことはできませんが、市井のチェリストの体験談は楽しく。
チェロを習いたいと思うのですが、なかなか思い切れません。
やはり「無伴奏チェロ組曲」に陶酔してみたいのです。


二年ほど前に都内の料理屋さんで催されたチェロとお茶の会を楽しむ会に参加したとこがあります。
演奏してくださった女性のチェリストに聞くと、男性でチェロを始めたいと思った人のほぼ100%が「無伴奏チェロ組曲」にに憧れ、目指すのだそうです。


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鈍色の空

2015年10月30日 | 店主の一日
一雨ごとに冬が近づいてくる気がします。
天気予報では「11月上旬の寒さ」と言っていましたが、もう、今日は30日なので、「そんなに大して変わらんだろう」とたかをくくっていたのですが、寒いです。
鈍色の空がすぐそこにあるようです。
かつては他所の地方からお嫁に来た人が鬱になる季節とも言われたそうです。


僕が京都から十日町に戻ったのもこのくらいの季節でした。
竹岡さんから「京都の冬は寒ぅいでぇ〜〜、凍てるでぇ〜〜、底冷えするでぇ〜〜」と脅かされながら過ごしましたが、
降った雪が積もることもないので、実際は大して寒さを感じませんでした。
あはは。
京都から十日町に来た時の11月の気温差は大きく、随分と堪えました。

休日の晴れ間が忙しい時期になりました。


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十日町の豊かさ。

2015年10月29日 | 店主の一日
十日町は豊かだ。
豊かな人は少なくなったが間違いなく、豊かな人は存在する。
「豊か」の指標は勿論、金銭ではない。「気持ちのおおらかさ」です。
そしてその豊かさに触れるのは十日町に住んでいないとそれなりに難しい。

今日は鈴木さんのとこに行ってきました。
昔から真綿作りやら、何からずいぶんとお世話になりました。
今は、それらの事はなく畑仕事が生活の主です。
春になれば種を植え、秋になれば収穫をし、冬になれば餅をつく。
ご高齢であるせいもあるけれど、多分、自給自足+物々交換で十分に満たされた生活ができる人です。
いただいたミカンときはだやで採れた柿と持って行くと相変わらずで歓迎をしてくれた。
一人だと、上がってお茶を小一時間付き合う事になるのだが、今日は妹さんとそのご一家らしい人がいて、玄関で挨拶だけ済ませました。

「わざわざ、来てもらっれ申し訳なかった。花はあるか?ネギはあるか?」と帰りにいつも玄関に並ぶ、作物を分けてくださる。
今、採ってきたばかりだとネギを一掴み。これもたくさんあるからとアスパラ菜を新聞紙に包んでよこす。

「その花も持って行け」と言う。
玄関先に百合の花が何十本もバケツに入っている。
どれほどの物を持ってきたわけでもないので、辞すると、
「そんなにあっても飾る所に困るくらいだから、持って行け」と言う
  〜まあそれもそうだ。いかに家が広くても、カサブランカを飾る場所なんかそんなにたくさんは無い。

「たくさんもらったから持って行け」と言う。
  〜どんな人がこの時期にこんなにたくさんのカサブランカを持ってくるのか全く想像もつかない。

ありがたく五本掴んで分けてもらった。
もう、ネギだか百合だかわからない。


鈴木さんの家に行くととても豊かに気持ちで帰ってこれる。
つかまると時間もかかるが、僕はこの家に行くのが好きだ。
こういう家もずいぶん、減ってきた気がする。
気の大きい、他所にこだわらない、受け入れる度量の大きな人。
十日町の豊かさの真髄はこの辺にあると思うのです。

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生島ヒロシのダイエット

2015年10月28日 | 店主の一日
女性は昔からダイエットが好きですが、最近は男性にもその魔の手が伸びようとしています。
今日、生島ヒロシ氏がダイエットをするなんちゃらラップのCMをしてました。
こんなに痩せるって結構大変だろうなあと思いながら、自分の腹を眺めました。

どうでもいいのですが、痩せるのはともかく、肌の色まで変わってしまうのが笑えます。



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山代温泉

2015年10月24日 | 店主の一日
今日は町内青年部の忘年会旅行、
たまにはこんなのもまたよし。
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失われたもの〜中越地震

2015年10月23日 | 店主の一日
今日は中絵地震の起きた日です。
11年前の今日の夕方のことです。
僕はその日は東京に出張に出かけていました。
風邪をひいて具合が悪く、ぐったりしていた時に地震に遭いました。
そう、東京だってそこそこ揺れたのです。 てっきり東京が揺れたのだと思っていました。

加工をしてくださっていたおばあちゃんが亡くなりました。
新潟県でも十日町でもきはだやでもたくさんのものが失われました。
11年と云う日が経った今、ただ悼み、懐かしむばかりです。

不思議と地震直後の写真ってないものですね。
そこまで気がまわらなかったのと、その様子を撮ることが不謹慎であると感じたのもあるかもしれません。
報道カメラマンには向きそうもありません。



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綿が咲く。

2015年10月05日 | 店主の一日
「綿」は秋の季語で、「綿の花」は夏の季語です。
まあ花が咲いて、種が取れるのだから順当とも思います。
春に植えた綿の種から「綿」が取れました。
4年ほど前に豊橋にガラ紡の勉強に行った際にいただいてきたものです。
和綿の種類と聞きました。
昨年、初めて種を植えてみたところ、程なく花が咲いて綿が採れました。
花が咲いた後に固い実ができます。
その実がはじけると写真のような綿が出てきます。
種はさらにこの綿の中にあります。


今年はその種を使った二代目。
木に真っ白な綿がなのも実に不思議な感じです。
コメント (2)
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ケータイが鳴る。

2015年10月05日 | 店主の一日
実はケータイが鳴るのが大嫌いです。
特にケータイ時代になってからどこにいても何をしていても電話がかかってきます。
で、そんなに急ぐのかと思ってもそうでもなく、ただ発信側が「取り敢えず、伝えとけ」みたいなものも随分あります。
そんな内容を相手に電話がなったりすると切ってから舌打ちをしたりw
電話がかかってくる段階では内容がわからないので、毎回、ドキドキしながら電話に出ます。

それなりに大切な内容の電話もあるかと思い、昔の黒電話の様な音が大音量で鳴ります。


嫌がりながら電話に出るのを見る人が「そんな音にしているから電話が鳴るのが嫌なのだ。もっと好きな音楽とかにしたらいい」と諭してくれるのですが、
電話が鳴るたびに自分の趣味が丸見えみたなのも余計に嫌で、未だに「ジリジリ」とケータイがなります。
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