染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

冬が来る前に

2016年11月30日 | 店主の一日
「冬が来る前に」

昔そんな歌がありましたですね。
先日、出張に出たときに東京で初雪に遭い。かなりびっくり。
十日町は峠は降りましたが、市内はまだです。

それでも明日から12月。いつ雪が降っても文句の言えない時期になりました。
今朝は金井さんと一緒に裏の駐車場の消雪ホースを出しました。
長さもまちまちだし、買い足し、買い足しで種類も3種類あるし、長さもまちまちなので、「去年こうした」ということより「今年の方針」で作業します。

こんな作業をしながらも今年も雪が少ないのを願うばかりです。


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植物染織研究会 二日目

2016年11月26日 | 店主の一日
今日は植物染織研究会の研修の二日目。
秩父の新啓織物さんへ。
実は新啓織物さんとは旧知です。
もう十年以上前になりますが、十日町地域地場産業振興センター関わりで、秩父に行って以来。
その当時の話はブログで書いた事がありますが、実に愉快で前近代的な体験でした。
(笑)

新啓さん、コレクターの木村和恵さんには元気ずけていただきました。
ありがとうございます。

工房に行くのは初めての事。

銘仙を大きく飛躍させた「仮織織機」は十日町にはないもので、「絲しや」を作る当時、解し織の文献を読んだ際に、サッパリわからなかった代物。
今思うと、「こうしたら出来る筈」と言う発想を実らせるために織機を発明するのは大変な事。
この織機が起こした革命を改めて感じるのです。


新啓さんは親子夫婦四人でモノ創りをされています。ほぼ全ての工程を四人でなさっています。
かなり甘撚りの生糸を密に込めた銘仙は、ならではの薄く柔らかな風合いと光沢。
なるほどです。
糸の使い方なんかを聞くと、「よくそんなに細い糸で作業をするものだ」と感心してしまいます。
半木織機だからできるのかもと。

柄もオリジナルから復刻まで。

左は須坂のクラシック美術館のコレクションを復刻したものなので、ご覧になった事があるかたもあるかと。
新柄は奥様が描いたりするそう。

色味も落ち着いてよいですね。
「絲しや」もそうでしたが、色を変えてみるのはやはり必須になるのかも知れません。

日本橋三越さんで販売会もあるようですので、気にされてみるとよいかもと。

新啓さんに木村和恵さんの様子を伺ったらお元気との事。これも大きな収穫。
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植物染織研究会

2016年11月26日 | 店主の一日
昨日と今日は植物染織研究会の秋の研修会。
昨年の春は新潟で小千谷界隈をご案内しました。
今回は熊谷、秩父。
昨日は王紗絞りの工房を拝見。
研究して開発した絞りの加工方法を十日町の業者に真似をされて困った事があったとか云々。
いいも悪いも十日町です。
宿泊は長瀞の旅館に。
夜の食事と二次会で語られる染織の歴史や時として下世話な業界の話も実に面白く。
宿に着いた時は真っ暗でしたが、朝起きたら実に気色がよく。

今日は秩父銘仙の工房を見学。

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東京 初雪

2016年11月24日 | 店主の一日
今日から東京です。
しかも初雪。
昨日は十日町から上越へ抜ける儀明、六日町へ抜ける八箇峠もちらと雪が降りましたが、積もる事はなく。十日町より早い東京の初雪はどうも調子が狂います。

「雪国の人は慣れているから雪道でも転ばない」と言われるのですが、それは間違いです。
革靴みたいに裏がツルツルのモノを履けばちゃんと滑るし、転びます。

駅を降りたら歩道も雪でびっくりです。
「安心してください。履いてますよ。」

こんな天気なのでなんだか皆さん、足早ですがこんな時こそゆっくり歩くです。
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雑木林

2016年11月22日 | 店主の一日
以前にも書いたことがある。

雑木林と杉林では全く感触が違う。
雑木林は落葉樹で杉林は常緑樹だ。

常緑樹は年々、枝が伸び葉が光を遮るので地面の滋味は乏しく、そこで伸びる草木も減ってくる。
子供の頃、山で山菜やあけびの実を取ったりしたのだか、杉林ではめっきり取れない。
人が歩いだ跡は踏みしめられて道になる。
山の木を伐ってもなかなかお金にならず、山の手入れをしてみようがないためらしい。

他方、雑木林は秋になると葉が落ち、日光がしっかり届く。落ち葉は堆積して腐葉土になる。
歩くと柔らかくてキモチがいい。
そんな足から伝わる感触を理屈でわかったのは、恥ずかしならが東京、京都と一回りして十日町に戻ってきてからだ。

家から車で20分ほどのところに「好きな雑木林」がある。
十日町だと松之山の美人林がよく知られているけれど、そんな立派なものではない。
国道からちょっと入った道路の脇に200坪に満たないほどのの雑木林。
すぐ横には土砂置き場や会社もある。
その場所だけ残ったのか、その場所を作ったのかさえもわかわない中途半端な大きさの雑木林。
秋で葉の落ちた林は日光が届いてキモチいい。


その先には以前、親戚の家があった。
父親の叔母。とても穏やかなな人で、子供の頃行くといつもサイダーやスイカをご馳走してくれた。
僕の祖母(叔母の姉だが)は働き者のキビシイ人で、なかなかサイダーやアイスクリームは出てこなかった。

中越地震の前までは叔母の子供夫婦(父親の従兄弟夫婦)も一緒にいた。
叔父がとても好きで、十日町に戻ってから、休みの日には用もないのに毎週その家に遊びに行った。
歓待される理由もないのに、いつも歓迎してくれた。
穏やかな豊かさに満たされた家だった。
その雑木林は親戚宅に行く途中で見つけた。
親戚一家は叔父の娘夫婦のいる横浜に転居した。
転居予定の日は中越地震の翌日だった。
地震の日の夜、叔父は車で十日町に来て、母親と家内と三人の子供を被害が少なかったその町の避難所へ連れて行った。
僕と親父は東京に出張で留守だった。
地震の翌日叔父達は予定通りに横浜に行き、空いた所に僕たち一家は地震がおさまるまでの一ヶ月そこで過ごした。
十日町市内よりもずっと被害が少なく、水もお湯も電気も全て使えた。近くの旅館で風呂を借りることができた。
一歳に満たない三男も僕も家内も両親も地震の翌日から暖かな布団で足を伸ばして眠れた。
地震から10年の間に親父の叔母は施設に入り〜痴呆はあるが100歳を越えてまだ元気だ。昔のように穏やかに笑う〜、叔父は亡くなり、
家を解体した。

それ以来、雑木林を通ることはすっかり減った。
「好きな雑木林」であったけれど、そこは叔父の家とセットだったのだ。

久しぶりに通ったその道も雑木林も変わることはなく〜ほんの何年かだ。変わるわけなんかない〜不義理をしていた僕を迎え入れてくれた。
誰のものか知らない小さな雑木林は林の摂理と僕のノスタルジアを深く吸い込んでいる。
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無題

2016年11月22日 | 店主の一日
普段、起きる時間よりもほんの僅かに早く地震で目が覚めました。
自分のいる場所で地震があっても「他の場所がもっと強く揺れているのか」と」気になってしまいます。



朝は大概、ラジオを聴いているのですが、「緊急地震速報です」「急いで逃げてください」「海に近づかないでください」「津波は大きくなって何度も来る可能性があります」と連呼、連呼でした。
民放のテレビは見ていないのですが、NHKも結構とタイトな感じでした。

他方、原発の冷却用ポンプも停止をしていたようですが、こちらは
「東京電力では原因を調べていますが、現在が28度なので危険と言われる温度になるには約一週間の時間があります」と比較的のんびりした感じ。

もちろん不明確な情報で慌てさせても仕方がないのでしょうから、ある意味正しい対応なのでしょうけれど、「津波が来るかもしれない」のと「原発の冷却ポンプが止まる」のとのアナウンサーさんのテンションの違いにちょっと驚いてしまいます。

まあ、きちんと対応して公開をしてくれればいいのですけど。
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マイナンバーって、、

2016年11月21日 | 店主の一日
昨日は蒸気機関車のプチ追っかけを堪能いたしました。
書きたいことはたくさんあるのですが。
最近、文章を書かないのでちっともまとまらなくていかんですね。


さて年末になると、年末調整であれを出せとかこれを送れとか、結構と面倒です。
今年からはマイナンバーの提出を求められて、「通知カード」を送ってきた封筒を先週、初めて開きました。
別に何を隠しているわけではないですが、自分の情報が統一の番号によって全て捕捉されるというのはなんだかとても気分が悪いです。
郵便局などで不在の郵便などを受け取る羽目になった時などに「免許証のコピーをとっていいか」と聞かれますが、これも大概お断りしています。
顔が写っているので、郵便局員さんが確認すればそれで済む問題かと。
「一応」みたいな理由で個人を特定できる情報を回収されるのも全く好みません。

政府を信用していないとかいうとアナーキストみたいですが、政治家の裏金とかはそもそも、表に出ていないので端から関係ないし、
白紙の領収書も書式さえ整えばオッケーだし、他人名義で買ったパーティーチケットもマイナンバー的には全く問題なしです。

マイナンバーの案内には「便利いろいろ」とか「番号は@@@以外に使用しません」とか書いてあるのですが、
住民票の発行程度が便利になったってどうってこともありません。
「目的以外に使用しません」なんて全く嘘くさくて、タレントや政治家の個人情報を覗き見した公務員がバレて「ちょっとだけ」怒られているのも報じられています。
以前に聞いたことがあるのですが、「公務員は法律を守らなくてはならない。流用は法律で禁じられているから、流用されることはない」と言われ、
「????」でございました。
「運転者は道路交通法を守らないとならない。道交法には制限速度がある。だから、道路を走る車の制限速度は守られている」みたいな話です。
あはは。

「一人に一つ」なんて言ってみても、年金なんか既にぐちゃぐちゃなのが明白で、この上、どうしようっていうのでしょう。

なんとなく、「気持ちの悪い世の中」になったなあと。
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すき焼き

2016年11月20日 | 店主の一日
この世で一番美味しいものは多分、すき焼きだと思う。
今日はすき焼き。
ビールはサッポロ赤星。
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SLプチ追っかけ。

2016年11月20日 | 店主の一日
プチ追っかけ後は野沢で温泉にでも入ろうかと。
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SL大歓迎

2016年11月20日 | 店主の一日
沿線はとにかく鉄道愛好者の車でいっぱい。
沿線にはカメラマンも沢山のですが、地元の人も総出で大歓迎な感じがいいです。
少なくとも議員の選挙演説よりも人は多そう。
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