染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

重野先生の版画

2022年10月31日 | 店主の一日
星と森の詩美術館で開催の「重野桂二追悼展」を見ました。
http://www.hoshi-uta-m.jp/


重野先生は星襄一先生に師事し、十日町の版画界の水準を引き上げた先駆者です。
雪の十日町を表現した版画は実に味わいがあります。
黒も黒一色ではなく、その色だしも極秘であったと聞きます。


そしてこの重野先生、全く版画の先生に見えないもの味わいがありました。
ちょうど、つげ義春が芸術院会員に見えないのに近いです。

副題に「雪国を愛して」とありますが、この多彩な作品表現はは郷土十日町への愛情から生まれたものなのでしょう。
また重野先生はきはだやの奈々子姐さんの版画の先生でもありました。
追悼の文章の中に奈々子姐さんの名前も見えました。

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久しぶりに取材を受けてた。

2022年10月31日 | 店主の一日
しばらく前のことなのですが、久しぶりに取材を受けました。
地元新潟日報の週末版。
企画は県内の「川」を巡ると言うもの。今回は十日町の「田川」についてのルポとその近くの会社なんだか作家なんだか、作り手なんだかそんな感じの特集。
ちょうどインドに加工を出していた帯のサンプルができて来たときのこと。
発刊当日の朝に近くの新聞屋さんが「載ってたよ」と持って来てくださいました。
いつ見ても記事なるというのは照れ臭いものですね。

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新聞は人格だ、

2022年10月24日 | 店主の一日
「新聞は人格だ」などとわかったような事を我が子達に言って父親ぶってきたのだが、誰も新聞を読む気配がありません。 

出張に出た時は駅やコンビニで新聞を買うのですが、乗った電車でふと周りを見ても誰も新聞を読んでいる人など誰もいない。
皆、スマホを見ている。もちろん、スマホでニュースを読む人も少なくないのでしょう。その方が早いし。
朝刊では「ジョンソン氏の出馬焦点」のままだったし。

以前(と言ってもそんな事を気にしたのはもう10年くらい前なのかもしれない)はそれなりに新聞やら文庫やらを読んでいる人をそれなりにみかけたのですが、見渡す限りは誰も新聞も本も読んでいる感じでないです。
まぁそんな時代なのです、って今更に気付きました。
そのうち新聞を畳む音がうるさいとかアナウンスで言われる時代が来るのかも知れません。
やれやれな感じです。





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「叙勲、褒賞の季節」

2022年10月23日 | 店主の一日
「叙勲、褒賞の季節ですね。三越にお任せください」って、これは日本橋三越にしか出来ない広告だな。。
と言うか、それで季節感を感じるのもスゴイ。





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ブリッジ新潟の催し始まる。

2022年10月21日 | 店主の一日
昨日から日本橋ブリッジ新潟での催事が始まりました。
会期は10月24日までになります。
平日は久エ門くんがお待ちしております。
土日はきはだや店主も会場におります。是非是非、お待ちしております。

日本橋にいがた館として借りていた頃に比べると、随分と会場が狭くなった感がありますが、年間のきはだやの催しの中では一番の人気催事です。
今回はブロックプリントをしたショールが登場です。
配色もデザインもきはだやのオリジナルです。

きはだやオリジナルの紬も各種揃います。



向かいに三越の赤い看板が見えるのもよいです。
ここでの催事ってテンションあがりますよね。
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飯山線に乗る。

2022年10月20日 | 店主の一日
久しぶりに飯山線に乗ります。
前回、いつ乗ったかさえ覚えていません。周囲は通学の高校生ばかり。
非電化なのでディーゼルで走ります。

車内のシートの配置もすっかり変わってしまって一列+二列の並び。

もはめ殺しになっていて開きません。


かつての20形の頃は窓の下辺にロックがあって、それを摘んで引き上げるタイプ。
今はカーテンですが、当時はロールブラインドでしたね。窓際の台の下には瓶の王冠をこじ開ける金具が付いていたり。
環境云々もいい加減だったので、車内はもっと油臭かったですけどね。
電車との差が少なくなってきました。
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何にもない日

2022年10月20日 | 店主の一日
何にもない日と書きましたが、今日はとても忙しいのです。
 って、こんなことをしている場合か!!

ある会社の社長さんが仰っていました。
「毎日、ブログを書くことにしているんです」と

そんなにいつもネタがありますね。と聞いたら、「何か必ずあるものですよ」と

まあ確かにそうですね。
僕も日々何かしらネタがあったり、どこかに出掛けたりしているので、何かしらネタがあるのですが、「何かある時」はその「何か」に一所懸命になっていてブログを書く気にならないのですよね。

写真までは撮るのですけどね。
何か内容を伝えようと文章を書くのが億劫だとつい、そこから先に進みません。

三日も経つと新鮮味がなくなってしまって結局、ブログに上げないでしまっています。
それはそれで惜しいことです。

まあもう少しマメにアップしようかなとは思っています。

いかにも何もなさそうな日のきはだやの裏庭のケヤキの木



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新作のイメージ

2022年10月18日 | 店主の一日
きはだやでは新しいラインナップを製作中。
まだこれから一行程あるのですが、大体のイメージが見えてきました。
催事に持って行けるようになるにはまだひと月ほどを要しますが、楽しみです。


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きはだや創業の日

2022年10月12日 | 店主の一日
きはだやは今日が登記の日になります。
いわゆる「誕生日」です。49年目になりました。
古いお客様がご存知かもしれませんが、昔はサイト上でセールとかしていましたですね。〜懐かし。
これからの一年は50周年に向けての年になります。
この一年も丁寧なものづくりを続けていきたいと思います。
どうぞご期待ください。

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山脇百合子さんの訃報

2022年10月07日 | 店主の一日
挿絵画家の山脇百合子さんの訃報がありました。
もちろん、個人的には全く存じあげません。

僕と絵本というと全く妙な組合せのようですが、山脇百合子さん挿絵と実姉の中川李枝子さん文の絵本たちが実に好きでした。
僕が子供の頃、この方たちの業界での位置付けがどのようなものであったのかわかりませんが、家には何冊かこの方たちの絵本がありました。
きっと「ぐりとぐら」でご存知の方も多いのではないかと思いますが、僕が持っていたのは「たんたのたんけん」
今でも好きな本でもあります。

いかにも元気な子供の日常のようでよいです。
たんたが探検に行くときに買った大きなイチゴ味の飴にずいぶんこがれました。
あはは。

もう一つは「けんたうさぎ」
これを知ったのはしばらく後だったと思いますが、これも実に明るくてよいです。


うちの子供達が小さかった時に、「たんたのたんけん」のようにわくわくするような絵本を探しましたが、
なんだか、そのようなものは結局みつからなかった気がします。
それはもう僕が絵本を見る目をなくしてしまったからなのでしょう。
あるいはすっかり世の中が変わってしまって、子供に読ませたい本の雰囲気が変わってしまったのかもしれません。

何にしても山脇百合子さんの本は様々思いで深いものです。



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