染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

お身拭い

2011年12月31日 | 店主の一日
今年も残り僅かになりました。
このブログを読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

今日は一日、掃除に追われていました。まだ、年賀状書いてません。

普段はあまり掃除なんてしないのですが、しだすと徹底的にしてしまう質なので、とにかく大変です。
きはだやでもそんな感じなので、掃除をしだすと奈々子姐さんなんかはドキドキしているのではないでしょうか?

今日は晦日の掃除の中にあるメニューの「お身拭い」もしました。
別段、そんなにありがたいものでもありませんが、自宅の玄関にいる、「たぬ~きさん」をタワシでこすって一年の垢を落としてあげます。
写真は、水をかける前に雪の中に転がされる「たぬ~きさん」。

それでも背中を擦っていると、なんだか背中が百済観音みたいに見えるから不思議です。
「たぬ~きさん」が化けてみたのかもしれません。あはは。
おぢいちさんの愛のあるコメントお待ちしております。


今年は災害の多い年でした。たくさんのものが失われました。その事を思うと今でもひどく悲しい気持ちになります。
あと30分ほど後に来る新たな年が全ての方にとって穏やかで実り多い年でありますように。

これから諏訪様にお参りに行きます。
どうぞ、よいおとしを。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴木さんの事。

2011年12月31日 | 店主の一日
今日は鈴木さんのところに年末の挨拶にいきました。
10年位前のきはだやをご存知の方ならもしからしたら、知っているかもしれません。
僕も何度か鈴木さんに糸取りの実演をしてもらって一緒に催事に出た事があります。もう80歳くらいでしょうか?

僕の知る限りでは随分減ってしまった「昔の十日町のおばあちゃん」って感じの人です。
春は山菜採り、夏から秋は農業、冬は農業で採れたものの加工。いつも働いています。そして暖かい。
ある時は漬け物を作り、ある時は餅をつき、ある時はこんにゃくを作り、何でもできます。自給自足なんじゃないかと思う程です。まあ、ご子息夫妻と高校生になるお孫さんがいらっしゃるので、そんな事はないのですが。あはは。
本当に暖かな人柄で、鈴木さんの人柄に引かれて年に二三回十日町にお越しになるきはだやのお客様もいる程です。

今日はご家族は留守で、一人で白菜を漬けていました。僕が行くといつも持て成してくださいます。
今日も「あがらっしゃい、あがらっしゃい」と言いますが、暮れも迫っているので遠慮しました。
するとひどく残念そうな顔をしてあれや、これやと持たせてくださいます。
さっきの白菜漬けや、水にもどしたゼンマイ。~きっと、鈴木さんがお正月のごちそう用に戻したのではないかと思うのですが。。  あまり、その辺に頓着しないのも鈴木さんです。

三年程前に病気をされてから「忘れっぽくなって、言葉が出なくなった。」とぼやきながら漬け物樽の石をどかしたりしながらあれやこれやと袋に積めてくださいます。
挨拶に持って来た手荷物よりもずっと多いお土産をいただき恐縮するばかりです。
そんな僕に構いもしないで「ああ、そうそう」と玄関を出て軒先の雪を掘りだしました。そこからは袋に入ったお餅が出てきました。
「冷蔵庫に入れておくとダメんなるども、雪の中だけば春まで大丈夫なんだ。不思議だね。」と言いながら、真っ白なお餅を持たせてくれます。

鈴木さんの様を見ていると、僕が子供の頃の十日町の生活を思いだします。リンゴの木箱を雪の中に保存したり、凍る様な寒さの水屋にある漬け物樽から石をどけて、ぬか漬けを取り出す事。芽がでたじゃがいも。身欠き鰊。

帰ろうと車に乗り込んで、年末の挨拶をすると、「寄ってくれたのが何よりのごっつお」とにこにこ笑います。
実に元気なのですが、少し痩せられた様で、体重は僕の半分程。
小屋根の雪を降ろしたので、背丈程もある雪の脇でにこにこと、そして慎ましやかに笑いながら手を振る鈴木さんがいる景色は、なんだか涙が出そうになるくらい美しい情景でした。

文章で伝えるのは難しいですね。でも、鈴木さんの笑い顔を見たら書かずにいられませんでした。
まだ、年賀状も書いてないや。やれやれ。
写真に撮りたいけど、鈴木さんって写真、嫌いなんですよね。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師走の景色

2011年12月30日 | 店主の一日
お正月の買い出しが好きです。この盛り上がり感はやはり師走ならではです。
用事もないのに、さっき閉店間際のスーパーに行ってきました。野菜からカップ麺からお菓子までなんでも売れている感じです。勝手にテンションを上げて帰ってきました。
何故か、新潟では大晦日にお寿司を食べる習慣を持つ家が多いのだそうで、スーパーでもお寿司もお刺身もよく売れています。

我が家は昔からの十日町に倣い、年取り魚の鮭がメインです。
日中はいろいろと買い物に出ました。今日は雪が降らなかったのでなにかと具合はよかったですが、絵的には雪の白があるときれいです。
いつも行く八百屋さんはお花から蛸まで正月関連ならなんでもあります。
十日町の旧市内にはスーパーに押されて魚屋さんが殆どないので、その場で蛸の足を切って計り売りするのもこの店ならではです。百合根のわらびにクワイ。実にいい感じです。普段、食べないものが店頭に並ぶのって楽しいです。
大根やごぼうは十日町のお雑煮に欠かせません。
明日は大晦日。
一日、せわしない日になりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

納会

2011年12月29日 | 店主の一日
今日できはだや一年の仕事納めです。
今年も各地の会場でたくさんのお客様とお会いする事ができました。
ありがとうございました。お礼申し上げます。
新年は春日部ロビンソンを皮切りに池袋東武、沖縄三越と続きます。
また、多くのお客様とお会いできるのを楽しみにしております。
新年の出荷を終えて、きはだやの掃除をしました。
恒例の神棚の掃除も終わり、しめ縄を替えました。藁の香りが清々しいです。
お札の奈々子姐さんにいただいてきてもらいました。
来年もいい事がありますように。

去年の元日にだるまの目を入れました。
無事に一年が終えたことに感謝してだるまに目を入れました。


明日は奈々子姐さんが出ていてくれます。

今年一年に感謝したいと思います。ありがとうございます。
ブログは明日もあさっても続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスが終わると

2011年12月28日 | 店主の一日
クリスマスが終わるとあっと言う間に正月です。
正月を向かえる準備という奴もひどく忙しく、明日の仕事納めと、残り二日の年末準備は慌ただしく過ぎていきます。
それでも、なんだか正月はいいものです。別段、テレビを楽しむわけでもなく、人が集まるわけでもないのですが、なんとなく「年が改まる」日々がここちよいのかも知れません。
それになんと言うかクリスマスに溢れるものはケーキにしてもジュースにしてもなんとなく人為的な色が溢れて見えるのですが、お正月に用意するものはシャケやいくらの紅や松の緑、ごぼうにニンジン、大根と華やかでるのですが、その色の集まりはとても心地いい気がします。
うちの近くに一軒の八百屋さんがあります。この時期になると店頭に普段は売っていない、お正月のめでたものが並びます。くわいや百合根、袋に入った黒豆。軒から落ちた雪が冠る様子もまた美しく思えます。
そんな店頭を見るだけでテンションが上がります。

明日はまず、きはだやの大掃除です。
あの大きな神棚を下ろす作業が待っています。そうそう、お札も預かってこないとね。
お正月様はすぐ、そこまで来ています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早くも大雪の気配

2011年12月26日 | 店主の一日
この連休は随分、雪が積もりました。
だいたい1mくらいの感じ。早速、屋根に上がっている家もあります。
夕方、加工屋さんに行ったら「いや、めぇったね。年前(としまえ)にこっけぇ降ると、ぃやんなるの。まぁ、秋にへくさむしを集めたら染料バケツにいっぺぇになった。今年は大雪だぜ」と言います。
12月中にこんなに降るのは実に久しぶりの事です。
今日も朝から駐車場の除雪に追われる始末でした。

と言ってみても、僕は一昨日の午後にちょっと雪かまいをして、なんだか腰を傷めてしまった感じ。
年末のこの時期に腰痛はどうもいけません。
年賀状も中途半端ですが、かなり戦意喪失中。。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜礼拝

2011年12月25日 | 店主の一日
今日は25日の日曜日なので、近くの教会で日曜礼拝がありました。
外で、雪かきをしていると礼拝に行く人がずいぶんいました。
僕はその教会がある所の幼稚園に通ったので、クリスマスの劇はイエス様の生まれる時のお話でした。
なんと、奈々子姐さんは僕の大先輩だったりします。あはは。
どういう経緯かわかりませんが、小学校の頃は日曜日に教会に礼拝に行っていたので、なんとなく、クリスマスの話は覚えています。雪も多いので静かな夜です。
雪の降る静かな夜はいいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妖怪人間ベム

2011年12月24日 | 店主の一日

いゃあ。妖怪人間ベム、最終回でしたねぇ。相変わらず、ただ、終わりましたね。

なんか、すっきりしないと云うか、救いが乏しいというか。久しぶりに時間を気にして見た番組でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三人の賢者は東の空に輝く星を目指す。

2011年12月24日 | 店主の一日

昨晩は高田で忘年みたいのがありまして、高田に泊まりました。起きたら結構な雪が積もっていて、十日町ではかなりの積雪がある事を感じます。ラジオもすっかりクリスマスで、ジョンレノンや山下達郎がかかったりしています。 

クリスマスになると三人の賢者が東の空の星を目指す様子をいつも思います。すっかりガラパゴス的に独自の進歩を遂げる日本のクリスマスですが、世界中のあらゆる人に暖かで、穏やかな日常が訪れるといいなあと思うのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスが11月の初めくらいにならないかと思うこと。

2011年12月23日 | 店主の一日

今年もあと一週間程ですねぇ。年末を一週間後に控えたクリスマスと云うのはどうにも慌ただしくてかないません。今週末は雪も多いとか言われてますしね。

時々ですが、クリスマスが11月の初め頃に移動しないかなぁと思ったりするのです。

あはは

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする