染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

山の笛~十日町のおまつり

2013年08月28日 | 店主の一日
無事に今年もおまつりが終わりました。
始めは何と無く気乗りがらしなくて、???な感じでしたが、いざお神輿様を担ぐと矢張り楽しく。
ご機嫌の奈々子姐さんにも方々で遭遇。あの熱意を少しでいいので仕事に振り向けていただけると嬉しく。。
お神輿様は無事に社に戻って、今年のおまつりは終わりました。

すかっかり静かになった街で提灯の灯りがまばらになっているのが妙に寂しく、虫の声も冴えて聞こえます。
こうして静かにしているとまだ、どこか耳の奥で山の笛が聞こえてくるよう。
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2013年08月26日 | 店主の一日
俄はお神輿様が出ている間はお休み。
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万灯は屋台のある通りに突入

2013年08月25日 | 店主の一日
いやぁ、おまつりだ。
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十日町小唄が聞こえる~まつりの始り

2013年08月25日 | 店主の一日
さあささ、おまつりです。
夕方近くなって十日町小唄が聞こえてきます。
今日は19時から国道を使って大民謡流しがあります。
俄の太鼓の音も聞こえてきました。

子供の頃、宿題が終わらずにじりじりしながら25日を過ごしたのを思いだします。


ここのところなんだか気ぜわしくて、おまつりにわくわくする間もなくおまつり当日になってしまいます。
今日まで全く準備をしていないので、慌てて半纏を出したり、地下足袋を用意したりしています。
会社にもススキを飾ってなんとか準備完了です。

おまつりには枝豆も必要といつもの八百屋さんに行くと、今日は既に売り切れ!!
軒先にはご馳走用の棒鱈が水の中にいます。
本棒鱈は結構高いのですが、おまつり時期にはそれなりの需要があるそう。
こちらの八百屋さんではこうして流水で乾燥した鱈を戻してくれます。

十日町ならではの景色です。
普段は野菜が並ぶ軒先にもおまつりに飾る花が並びます。

ススキに女郎花が並んでいるのは秋のおまつりらしくていですね。

おお、そろそろ行かないと。
今日は織物組合の明石万灯に参加。


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松代駅にて~大地の芸術祭

2013年08月22日 | 店主の一日
今朝はちょっと用事があって松代に行きました。
先方に伺うのに時間があったので松代駅の前で一休み。

この草間彌生さんの作品が置かれている駅前の景色も随分、見慣れてきました。
見慣れてきてきた風景を眺め、これがなかった当時の景色を想像し、ふと「なんでこれがここにあるんだろう?」と思ってしまいました。



このイベントによってたくさんのお客様がこの町にきてくださるのはとても喜ばしい事です。
勿論、なにも無い山や野っ原にわざわざ観光客が来るはずもないので、そこに刺激的な構築物を方々に置いて大々的に宣伝を行う。作家も世界的で超一流。それを見にクールでソフィスケイトされた観光客がたくさん来る。松代や十日町の知名度も上がる。興行的にも成功する。
とてもハッピーな話ではあるのですが、見慣れたが故にか「なんでこれがここにあるんだろう?」と云う感情は綿を飲み込んだ様に(勿論そんな事をした事はないけど)鳩尾の辺りにひっかかるのでした。
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160歳の人

2013年08月21日 | 店主の一日
天皇陛下がアルゼンチンからプレゼントされたポニーが死んだのだそうです。
横浜市の「子供の国」で大切に飼われていたそうで、陛下も訪れるたびに気にかけておられたそうです。

このポニー1970年にアルゼンチンから贈られた二頭のうちの一頭で、推定40歳。
人間ならば160歳に相当するそう。
でも160歳の人って見た事がないので、微妙すぎてよくわからなかったです。



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夏の終わりの雨

2013年08月20日 | 店主の一日
昨晩から十日町はしっかりした雨が降りました。
雨の音で目が覚めるほどでしたが、さして被害が出る事もなくです。
暫く雨が降らなかったので、乾いた畑には程よい雨だった気もします。
それでも、盛んに鳴いていた蝉の声がピタリと止まったりl、戸を開けると湿った冷風が入ってくると、なんだか夏も終わりに近づいている感じがいたします。

好天はいつまでも続く事はなく、また渇きも続く事はないのでしょう。

タイトルは「夏の終わりの雨」にしました。初めは「激しい雨」とか思ったのですが、
別にボブディランの歌詞ほど激しい訳でもないので、もう少し解りやすく。

あはは。
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鹿児島~お見舞い。

2013年08月19日 | 店主の一日
「十日町の人ってすごいですよね。3mも雪が積もるなんてあり得ない。とてもそんな所に住む事はできません。」
  よく言われる事です。
まあ、確かに大変です。できれば冬なんか来なければいいと思います。

でも僕が十日町よりももっとすごいと感じているのが鹿児島です。
なんて言ったって、灰が降ります。
解けないモノが降ってくるって、ものすごい事だと思います。
雪国の人は辛抱強いとよく言われますが、薩摩人の強さはそこから来るのかも知れません。
多分、強さも越後人以上。。

初めの「・・・」は僕が鹿児島山形屋さんで言われた言葉です。
あはは
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つゆのあとさき

2013年08月02日 | 店主の一日
今年の東京は随分、早く梅雨が空けましたが新潟県はまだです。
8月にもなったし、そろそろ梅雨明けかと思ったりもしますが、まだ少し雨っぽいです。まあ、過ごしやすくていいのですが。
先日、この季節にはちょうどいいかと思い、永井荷風の「つゆのあとさき」を読んでみました。
とても凝ったタイトルの様に感じました。
既にお読みの方もいらっしゃると思いますが、まあ割と俗っぽい本です。
今様にいえばと東京での華やかな生活にあこがれて地方から出てきた女の子が華やかで稼ぎもいいからキャバクラに勤めて云々。みたいな風でしょうか。
それでも落ち着いた表現や人物の対比などは最近の小説とひと味違った味わいがあります。
また神楽坂から四谷に至る辺りは馴染みの深い場所でもあり、文中に知った地名が出てくるとそこを歩く文士風の人や夜遊びの芸者や女給など、人々の様子を想像したりします。勿論、路面電車もありませんので、小説の様子とは随分違いますが楽しいものです。
タイトルと今の季節に合わせて読んでみたのですが、内容がどう「つゆのあとさき」なのか釈然としません。まあ、小説の最後の方は七月初め頃なのですが。。。。


最後の解説部分を読むと、当初は「夏の草」であり十月に雑誌に発表された時に「つゆのあとさき」になったようです。
梅雨の頃に執筆したのでその名になったようです。「なんだい、タイトルと内容は関連がないのか」ちょっと肩すかしを食らった感じです。

昨日、昼から上越に車で行きました。途中の山道で一時間あたり100mmを越える激しい雨に見舞われました。遠くの晴れ間を見ながら豪雨の中を運転していると、遠くの光や大粒の雨の音が「つゆのあとさき」の読後感にぴたりと来るような気がしました。
長く継がれる本と言うのは多くの人の様々な感情に訴えかけるのかも知れません。
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