十日町の桜

ふと気付ば、すっかりブログをさぼっております。
連休の初日、皆さんはいかがお過ごしでしょう？
先週末は東京に行っていて、十日町を留守にしていたのですが、帰ってきたらいきなり桜が満開になってました。
雪が多く、四月に入っても寒い日があったのですが、二十日頃から突然暖かくなりました。
梅も辛夷も桜もしだれ桜もチューリップも水仙もヒヤシンスもツツジさえも一緒に咲いています。

写真は毎年、僕が楽しみにしている木。全然知らない人の家です。すいません。
しだれ桜、辛夷、桜の順に並んで植えられています。かなり大きな木です。
三本一緒に咲いていました。
青い空に辛夷の白がきれいです。
十日町の春は実にステキです。

ロベール・ドアノー生誕100年～「市役所前のキス」

グーグルのタイトルがロゴが時々変わるのをご存知と思いますが、さっき検索しようとしたらそこのあったのはロベール・ドアノーの写真達でした。今日はドアノーの生誕100周年なのだそうです。

僕が初めてドアノーの写真を知ったのは有名な「市役所前のキス」です。
この写真は偶然のものではなくモデルを使って撮影されたものだそうですが、この写真のもつロマンチックさには頭がくらくらしそうです。
男性の肩越しに見える通行人の女性や女性の左側にいる帽子を被った男性が表す日常は画面の中央でキスをする二人を際立たせます。
そうか、100年も前のひとだったのですね。

店主、一生ものを買う。

この前、コートを買い替えました。19年振りの事です。
僕は大学を出た後、コートに強いアパレルメーカーに入社しました。
まだ、バブルっぽい臭いのする頃で、当時の人気企業は商社でした。多くの会社は自社を「商社」と位置づけてイメージアップを図っていました。きもの問屋が繊維商社、アパレルメーカーはアパレル商社と名乗り、サラ金は金融商社と名乗っていました。一つ、一つモノ作りをしていく事よりも、コンテナで輸入をしたりブランドや会社を買収する事の方が流行っていたのかもしれません。そんな中で僕の入社したS社は「うちは、かつてはコートメーカーで今は総合メーカーになりました。ものづくりが大切です。社是にも真善美の商品作りをすると唱っています。」という会社でした。
会社を辞する時にコートを買って19年着ました。なんで19年間も買い替えなかったかと云うと、定番のデザインであまり困らなかったのと、
今までボタン一つ取れたこともほつれがでた事もなかったからです。

ただ、流石に袖口と衿山がくたびれて穴が空いてきたので、諦める事にしました。
「一生もの」なんて言葉で云われる事もあるコートですが、繊維製品はなんだかんだ云っても消耗品です。でも買い替える時に同じメーカーの同じ様なコートをもう一度着たいと思って買い替えるなら、それはやっぱり一生ものと云うにふさわしいかもしれません。

千鳥ヶ淵 夜桜

先週は東京に出張でした。桜も咲き始めです。
夜は千鳥ヶ淵に桜を見にいきました。
全国に様々な桜の名所がありますが、僕は千鳥が渕の桜が一番好きです。
この辺りは宴会禁止なので、大騒ぎをしている人がないので、それなりに静かなのも魅力です。
お堀や石垣が美しいのもいいですね。

昨年も春に千鳥が渕にきました。昨年は大震災の直後でもあり、公園にいる人もまばら。ライトアップもぼんぼりもなく、
真っ暗な中を桜を見ながらぶらぶらと歩きました。
フェアモントホテルの跡地に建ったマンションのロビーの明りが周辺にある唯一の灯りに思えるほどでした。
この先日本がどうなってしまうのかと思うようでした。
多分、あんな静で美しく、閉塞感に満ちた千鳥ヶ淵の桜を見る事はもうないでしょう。

今年はいつもと同じ千鳥ヶ淵でした。まだ、三部咲きくらいで、前日が大風だったので桜見のお客様は少なかったですが、いつもと同じ千鳥ヶ淵でした。

でも、ふと思うのです。昨年の千鳥ヶ淵をもたらしたものが払拭された結果、いつもの千鳥ヶ淵に戻ったのであればよいのですが、なにも変わらないまま、灯りと人だけが戻ってきたのであれば、昨年の千鳥ヶ淵は一体なんだったのだろうと。

それでも、春に咲き誇る桜は美しいのです。

「着てこそ きもの」

このブログから転送するのが主になってしまっているTwitterのアカウントですが、「着てこそ　きもの@kitekoso_kimono」さんからフォローをいただきました。ありがとうございました。

「きものって云っても、やっぱり着ないといかんよなぁ」と思いながら作ったのが「絹唐棧」であったり「絲しや」でした。啓示のような響き。

花粉症に対応する

今年はなんだか花粉症が軽いようです。
昨年は随分、酷かった気がします。二月の中頃から具合が悪く、四月は夜になるとぐったりしていましたし、不必要に人にあたっていた気がします。すいません。本気で札幌に引っ越そうかと思っていました。あはは

この前、ネットを見ていたら花粉症はマスクをしてはいけないと書いてありました。
その記事の言うところにには、「某し大学の先生の話だと花粉症は目や鼻の粘膜に花粉が付く事によって起きる反応だが、目や鼻の粘膜は大変過敏にできている。口の粘膜は目や鼻に比べると強いので、まず花粉を口から取り込む事によって花粉に対する抵抗力をつける事ができる。実際、治験用の薬などは舌を使って行うものも多いし、目や鼻に比べ口の方が様々なものに接する機械が多いので口から花粉を取り込んで徐々に改善していけばよい云々」

なんとなく筋が通っていそうで「ふうぅん」とか思ってしまいました。

でもしばらく前にあかちゃんのうつぶせ寝が流行った時に、「動物の中でお腹を上にして寝るのは人間だけです。動物はみんなお腹のような大切なものは隠して眠ります。」みたいな話があって、うつぶせ寝が流行った頃があったようです。その後乳幼児の突然死との因果を指摘されて、すっかりうつぶせ寝は減ったようです。主張の側から見ると納得できそうなのですが、広い見地や実地からするとナンセンスな事がたくさんあります。

マスクをしない事で花粉症が緩和できるかどうかはわかりませんが、昨今はウェブがあったりテレビのチャンネルが増えたりして、報道に必要な「ニュースの量」が増えてきました。世の中に未知の分野は減りつつあるのですが、視聴者が驚くべきニュースだけは必要とされるようになっています。そんな中で、検証のが少なくサプライソースごと引用されているニュースが多い様に思えます。情報が多いのはありがたいのですが、その情報の真偽を受け手が確認しないとならないのも容易でない気がします。

ところで、眼鏡が曇るのがいやで、あまりマスクをしていません。これは関係がありやなしや。

店主の行方。

このブログをどのくらいの人がご覧になっているのでしょう？
ご覧いただいている方もきはだやんのお客様と或は全くそうでないかたと。

時々、十日町で会う人なんかに僕の行動予定に妙に通じた方がいたりして、驚いたりします。
或は僕が忘れてしまっている事まで覚えていたり。
「すわ、ストーカーか！」とか思ったりしますが、何の事はない、このブログをみてくださっているだけでした。
あはは。

池袋東武 新潟展

今週は久エ門くんが池袋東武の新潟展に行っています。
県内各所の食品も出店していてなかなかの混雑です。
こういった催事には百貨店さんの折込み広告が入りますが、こんかいは折込みの他に店内ポスター、
吊り広告にも掲載されています。
amiちゃんや居内君と作った「銘仙プロジェクト」の中から再復刻です。
東武百貨店さんも今年は50周年と記念の年です。
賑わいいっぱいの新潟展に是非、おでかけください。

きはだやにもどうぞ、お寄りください。ニコニコの久エ門くんがお待ちしています。
また、個人的おススメは竹林味噌さんの漬け物。ご飯がすすむくんです。＾＾

季節はずれの雪

今朝、起きたらすっかり雪景色でした。10センチちょっと積もっていました。昼間も断続的に雪が降っていましたし、
夕方からもまた降りが強くなっています。
季節外れの雪って感じですが、実際はそんな事は無く、まだ四月なんだから雪も降るよねって感じです。

僕が中学校三年生の時なのでもう、30年近く前の事ですが、ちょうどこの頃、修学旅行があって、京都、奈良に行きました。朝、中学校を出てバスで日本海側の柏崎に出てそこから特急に乗ってその日は宇治の平等院に行く予定だったと思いますが、朝起きたら50センチも雪が積もっていて柏崎に行く国道は積雪と事故で渋滞。
急遽、まだ新幹線の出来ていない上越線で東京を回って京都に行きました。
予定がすっかり狂って、宇治は中止。僕はそれ以降も中々宇治に行く機会には恵まれていません。

それ以来、この頃には思わぬ雪が降るのを半分覚悟していて、「降ってもまあ、こんなもの。まだ四月だし」と思う様になりました。

写真は愛車「きりん一号」に積もった雪。

四月馬鹿

昨日は4/1「四月馬鹿」でしたね。
最近は、ネットでもテレビでも「嘘」だか、「法螺」が大きく周到になってきて驚きます。そんな組織ぐるみで企画をしなくてもなあと云う感じです。
その「嘘」が話題になることで広告になるのでしょうが、そこまでしなくてもと思うのです。そんな事しているとオオカミ少年みたいになったり、モラルに欠けるとか怒られる事になりそうな気もします。
僕は嘘はあまりいわない様にしていますが、いつもテキトーでいい加減な事を言ってばかりいるので、この日は真摯に過ごす様にしています。
無事に 4/2になりました。
新年度が日曜日や月曜で始まるのは気持ちいいですね。
天気もよくてご機嫌な日でした。
あ、でも花粉症はいかんですね。
四日、五日は東京なので、十日町よりもぶんぶん花粉が舞っていそうで心配です。