染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

たぬぅきぃさん洗いの儀

2021年12月31日 | 店主の一日
大晦日ですねぇ。
昨日からの大雪は大変でした。
あっという間に積雪が1メートルを超えました。朝から除雪をしていました。

「一夜飾り」は宜しくないと言いますので、昨日のうちに玄関の掃除をしてしめ飾りをしましたが、大晦日の一仕事は「たぬぅきぃさん洗いの儀」です。
玄関にあるたぬきの置物を洗います。
特に意味はないです。




祖父の家にあったものを持ってきました。
元々、よく見るたぬきのように笠を被っていましたが、僕が解る時点でも笠は割れて失われていました。
そんなたぬぅきぃさんを見て「スゴイ。きはだやさんとこのたぬきの置物は相が違う。かたちも違う」と調子のいい事を言って誉めた
方がおりますが、ただ割れただけです。
あはは。
中越地震の時には揺れで倒れて胴から真っ二つに割れたのですが、ボンドでつけて事なきを得ております。
一年の無事に感謝してたぬぅきぃさんを洗います。




今年もあと七時間ですね。
皆さま、よいお年をお迎えください。
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仕事納め

2021年12月29日 | 店主の一日
お客様、お取引先様、加工先様.一年間大変にお世話になりました。
きはだやは今日が仕事納めになります。
催事の方は年末31日、新年は2日からの池袋東武さんでの日本の職人展に出店しております。
お近くにお出かけの際はどうぞお立ち寄りください。
新年からもどうかお取持ちいただきますよう、お願い申し上げます。
来るべき年が皆様にとって明るく豊かな年であります様.お祈り申し上げます。

きはだや
店主





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きはだやの帯について。

2021年12月13日 | 店主の一日
先日、ラジオを聴いていたら落語をしていました。
柳家小三治師匠。
聴いていたのですが、小三治師匠よろしく枕しか覚えていません。
当時、小三治師匠は体を悪くして京都の病院にかかっていたそうです。
楽しみは古着屋で帯を探すこと。
「落語家の帯ってものは、細けりゃ細いほどいいんです。それで腹回りにクルクルと巻いてフンッと力を入れても締まったまま緩んでこないのがいい帯なんです」もちろんこの先、延々と面白い枕が続きます。
小三治の枕ってほんとに面白いですよね。

この「細けりゃ細いほどいい」っていうのがいかにも落語っぽい下りでよいです。
そして、なるほど「いい帯」の条件って、そうだよなと。
きはだやの帯もなかなかよいですよ。
締めると実に緩みが少ない。
日本のテキスタイルデザイナーのレジェンド宮坂博文先生から教えていただいた糸づかいです。
変わり色の緑も揃いました。
15日からは大阪阿倍野近鉄の職人展にも持っていきます。



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民藝の百年

2021年12月04日 | 店主の一日
竹橋の近代美術館で開催中の「民藝の百年」
今日は夜間開館。
柳宗悦が見出した美を時代、視点産地共に展示しています。
出張も含め全国各地に行くと様々な「民藝品」に出会います。
「民藝」というのもひどく対象が広いのでこうして、「柳の示した民藝」を体系的に見られるのはよいのですが、なにか産地のお土産屋さんを飛び出して展示されている品々は(勿論それは時代の波に洗われた逸品であるには違いないのですが)なんだか、妙にすました感じに見えます。
各地で見られる生き生きした民藝品のありようこそが「民藝」であるのかもしれません。







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