染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

ミュシャを見る

2013年07月30日 | 店主の一日

先週の日曜日に新潟で「ミュシャ展」を見ました。
華やかな装飾や、独特な配色の絵で今日でも大変に人気の高い画家です。

今年の春に東京の森美術館で開催されていたのですが、大変な混雑でとてもゆっくり見るなんて状況でなかったので新潟に来るのをまってました。
最近は新潟や長岡にも新しい美術館もできて、都内で人気の美術展などでも東京に比べるとかなりゆっくり見る事ができます。
これは田舎の特筆に値する部分ではないでしょうか。
先日も長岡の近代美術館で開催されていた「ルーベンス展」を見て来たのですが、混んでるとは言ってもゆっくり鑑賞する事ができる程度でした。

今回も日曜なのでそれなりの混雑を覚悟していったのですが、人の頭越しにみる事もないくらいでした。
ポスターなどではよく見るのですが、今回は油絵を含めて、ミュシャの生涯に沿った内容の大型展でした。
「ミュシャ」なのでてっきりフランス人だと思っていたのですが、現在のチェコの人でした。
数々の展示の中でミュシャが自分の娘を描いた絵があります。まっすぐ自分の方を見ている様な瞳に圧倒されます。
商業的な成功を収めた後は、政治的に不安定な状況にあったチェコに戻り、自らのスラヴ民族やチェコを強く意識した絵を発表したようです。
そういった部分は今までは全く知る由もありませんでしたが、後年のものはパリで描いた刺し絵や広告ポスターとは大きく異なる様に感じです。
「民族的」「国民的」な画家であったようです。
あの装飾のデザインを帯やきもののモチーフにしたらすてきだろうなあと思うのです。
更紗の柄もなんとなく似た感じのところがありますので、うまくこなせれば楽しそう。
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ヤンバル農園のトマト

2013年07月27日 | 店主の一日
今日は朝から少し、畑をかまいました。
実のところ、昨年の今頃がひどく忙しくて、全然、畑いじりをしませんでした。
春に一度、耕したきりで、肥料もやらず、耕しもせず、ただ種と苗を植えて、取る分だけとりました。
そうしたら今年は一向にダメですね。どうにも生りが悪いです。
豆類なんかさっぱりです。
それでも例年通りにいいのはトマトや茄子などナスの仲間はまずまずです。
畑の土にあうのか毎年、柔らかで甘い茄子やみずみずしいトマトはよく育ちます。

一汗かいて休むと、畑のトマトが真っ赤で美味しそうです。

個人的には大玉のトマトが好きなのですが、何かと世話が面倒そうなので今年もミニトマトと中玉。
二つ、三つとちぎって食べるとタマラナイ充実感があります。
のどが渇いて、水道のホースからジャバジャバ水を出して飲むと渇きも収まります。

夏になると熱中症になる方が増え、水分やミネラルを摂取するようになんてテレビや新聞で忠告されます。
ミネラルを含んだ麦茶がいいとか、吸収の早いスポーツ飲料がいいとか。。
でも、こんな風に美味しそうに見えたトマトを食べて、水をじゃぶじゃぶ飲んでいれば、あまりそんな心配は要らない気がします。
僕が子供の頃はやっぱりそんなだった気がします。

スイカを食べてとうまめを食べて、水をガブガブ。
実にご機嫌です。
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中澤君は大分トキハへ。

2013年07月26日 | 店主の一日
中澤君は大分にいます。
今月は中澤君は方々へ行っているので、中澤君追っかけの方は「もしかしたら中澤君は二人いるのではないか?」と思われる方もいるかもしれません。
だいぢょうぶです。一人しかいません。

って言うか「中澤君追っかけ」ってなんでしょう。
あはは。

大分は僕も行った事があるのですが、なんだかいいとこです。
別府温泉のような大観光地があるためでしょうか。

でもラーメン情報が少ないようで少しがっかりしています。
久しぶりの大分トキハさんでの催事です。
お近くのお客様、どうぞお出かけください、
小千谷ちぢみなどの夏物も豊富です。
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十日町の味~オガワヤ

2013年07月26日 | 店主の一日
実のところ、あまり外食をしません。
勿論、出張中は外食になるのですが、十日町にいる間はほぼ100%自宅で食べます。
そうは云っても、様々な事情もあって今日はお昼を外で食べました。

好んで行くのはアーケードを歩いたところにある「オガワヤ」さん。
お昼を外で食べるとなると先ず、ここです。

僕が子供の頃からあるお店で、小学生の頃には中華料理が中心でした。
二階には中華料理が「回る」テーブルなんかもあり、まさに「ごちそう」の象徴でした。
その後二回の改装を経て、現在は誰がいつ行っても何でも美味しく食べられるお店になりました。
毎年、きはだやでは加工先の方と一月に新年会をしますが、会場はきまってここです。
 
行く度にメニューを眺めて悩みに悩んで、毎回同じ物をオーダーするのが常です。
外食が少ない割には、それなりの数、オガワヤさんに行くのですが、食べたメニューは極めて限られています。
お店の奥さんには「きはだやさんはいつも@@@@」と思われているほどでございます。
あはは。

今日はメニューを見たら夏の限定メニューがありまして、「限定」に弱い店主ですからちょっとオーダーいたしました。
正しい名前は忘れました~すいません~多分「トマト冷やし中華」みたいな感じ。

いや、これなかなか美味しいですよ。
トマトのさっぱりした酸味が涼を誘います。
上に載っかっているのは蒸し鶏ですね。スープの色は赤いですが辛くはありません。なんて言っても麺がキンキンに冷たくて美味です。
冷やし中華も様々ですが、こんな変わり種も実にいいです。
自宅では作れないですしね。

観光で十日町にお越しの方は先ず、おそばなのですが、機会がありましたら、是非、こういった十日町の味にも是非、どうぞ。

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「虹の向こうは晴れなのかしら」

2013年07月15日 | 店主の一日
「虹の向こうははれなのかしら」と聞いてすぐに解る人がいるんじゃないかと思います。
天地真理さんのヒット曲「虹をわたって」です。
これが解った人は昭和45年以前生まれな事はほぼ確定かとおもい。。
あはは

昨日、夕方通りから空を眺めたら虹が出ていました。

一日、あまりぱっとしない天気でしたが、夕方に見た虹でとても幸せな気持ちになりました。
虹というにはいいですね。
厳然と存在しているようで儚くもあり。
その透明感はとても美しいものです。

Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby
映画 オズの魔法使いの中でジュディ・ガーランドは歌います。
虹の美しさは何か希望や未来を含んでいるのかもしれません。


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初玉ひで

2013年07月12日 | 店主の一日
仕事で時々、人形町界隈に行きます。
人形町から小伝馬町にかけては「堀留」の交差点を中心に繊維関係の問屋さんの多い町です。
東の堀留、西の室町というように京都の室町通りに対比されるきもの問屋街です。
甘酒横丁の交差点のところに人形町きっての名店「玉ひで」があります。

いつもお昼頃になるとお店の前には長い行列ができます。
軍鶏なべで知られる料亭ですが、夜のお食事は随分と金額がはります。
お昼に列ができるのは有名な親子丼です。
たまたま通ったらいつもよりも列が短い感じがしたので(店の前に二三人しか列んでいない)思い切って列んでみる事にしました。
お店の人からほどなく店内に案内されましたが、お店の中にも長い列が!!!!
まあ、涼しいからいいのですが。
広い玄関で靴を脱いで上がると、なるほど風格を感じる建物です。
しばらく列んでいると、なんだか羽振りのよさそうな格好をした人がそれなりにきれいな女性を二人連れて二階に上がっていきました。
二階はコース料理の予約専用で予約があれば待たなくてもいいようです。
平日の昼間に女の子を二人も連れて予約でうまいものを食べれるのは羨ましい限りで、癪にさわりました。

二組前に列んでいる近くの会社員らしき方が先日の何某料理人が批判した「飲食店のインターネットでの評価」の話をしていました。
まあ、親子丼を1500円ですから、その手の話題が出ても不思議ではありません。
僕の前に列んでいた人は「大盛り」を頼んだのですが、お店の人に「ご飯と玉子の量を十分に計算して作っておりますので、大盛りはご遠慮ください」と断られていました。
番台みたいなところで親子丼の食券を買って、座敷に案内されました。
列ができるくらい混んでいるので相席です。
しばらくするとお茶と、スープを運んできてくれました、
鶏のスープでとても美味しい。いい感じで、親子丼を期待してしまいます。

親子丼が運ばれてきました。


立派は器に圧倒されてしまいます。
逸る気を抑えられず蓋を取るとこんな感じ。


とろりとした卵の黄身が美しく。
「むむ、これが玉ひでの親子丼」と目で感動してしまいました。

今までもよく通る場所ではあったのですが、長い行列を見るととても待つ気になれずでした。
あこがれの玉ひで親子丼の黄色は程よく神々しいようです。

食べると「とろん」としていて実に美味です。
レバの食感もしっかりしていて美味しいですね。鮮やかな黄色にヤラレテしまいました。

近くをお通りの方は是非、一度どうぞ。
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夏が来た!~十日町の夏

2013年07月09日 | 店主の一日
関東甲信は梅雨明けをしたようですが、「越」はまだのようです。
多分、北陸もまだです。北陸、新潟、東北の梅雨明けはいつの間にか梅雨前線がはっきりしなくなって、
いつとは無しに梅雨明けをするのが、毎年のパターンです。
今日もひどく蒸し暑い日で、もう少しこの湿度につきあう必要がありそうです。
昨日は、ホタルを見にいきました。
時間が十分になかったので、近間の沢。
数年前までは随分たくさんのホタルを見る事ができましたが、一昨年の豪雨で生育環境が変わってしまい、随分減った感じがします。
今までは道路の近くまで飛んで来ていたのですが、山の茂みの中でぼんやり光るのが見てとれました。
少ないなりのも美しい光ですが、もう少しロケハンをして、うなるほどたくさんいる場所を捜さなくてはなりません。
僕はホタル見に行くのが好きですが、あのむせ返るような草や土の匂い、まとわりつく様な湿度も好きです。
湿度が好きなどど言っているとなんだか変なようですが、何か「全く加工されない自然」の中に存在しているのを感じます。

今日はきはだやでも蝉の声を聞く事ができました。
多分、今年初めての事です。蝉の声を聞くと向こうの方から急に夏が近づいて来た気がします。
僕は十日町の夏が大好きです。他の町と比べて特に誇るところがある様な夏ではないのですが、住宅に隣接した畑でトマトがなっている様子や、背丈ほどもあるタチアオイの花や、沢の奥へ進む何でもない道が好きです。
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