先週の日曜日に新潟で「ミュシャ展」を見ました。
華やかな装飾や、独特な配色の絵で今日でも大変に人気の高い画家です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ef/051315321809a4c1e970aa4079319b75.jpg)
今年の春に東京の森美術館で開催されていたのですが、大変な混雑でとてもゆっくり見るなんて状況でなかったので新潟に来るのをまってました。
最近は新潟や長岡にも新しい美術館もできて、都内で人気の美術展などでも東京に比べるとかなりゆっくり見る事ができます。
これは田舎の特筆に値する部分ではないでしょうか。
先日も長岡の近代美術館で開催されていた「ルーベンス展」を見て来たのですが、混んでるとは言ってもゆっくり鑑賞する事ができる程度でした。
今回も日曜なのでそれなりの混雑を覚悟していったのですが、人の頭越しにみる事もないくらいでした。
ポスターなどではよく見るのですが、今回は油絵を含めて、ミュシャの生涯に沿った内容の大型展でした。
「ミュシャ」なのでてっきりフランス人だと思っていたのですが、現在のチェコの人でした。
数々の展示の中でミュシャが自分の娘を描いた絵があります。まっすぐ自分の方を見ている様な瞳に圧倒されます。
商業的な成功を収めた後は、政治的に不安定な状況にあったチェコに戻り、自らのスラヴ民族やチェコを強く意識した絵を発表したようです。
そういった部分は今までは全く知る由もありませんでしたが、後年のものはパリで描いた刺し絵や広告ポスターとは大きく異なる様に感じです。
「民族的」「国民的」な画家であったようです。
あの装飾のデザインを帯やきもののモチーフにしたらすてきだろうなあと思うのです。
更紗の柄もなんとなく似た感じのところがありますので、うまくこなせれば楽しそう。