染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

スバルビル 新宿の目

2024年02月29日 | 店主の一日
しばらく何も書いていなかったので、何か書かなきゃと迫られて。
この前、久しぶりに新宿西口に行きました。西口の待ち合わせの名所といえばスバルビルの新宿の目
以前にスバルビルが解体されるので、新宿の目も解体されるような話をきいていたのですが、まだあってよかったです。
素通りをしただけなのですが、こうした馴染んだ場所が失われてていくのは寂しいのです。

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カミングアウト

2024年02月26日 | 店主の一日
こっそりしておこうかと思ったのですが、この写真を撮りにきてくれたY君のFacebookにあがっているし、もちろんキャレル三月号を読んだ人からもお褒めやら冷やかしもいただいたので、もう隠す必要もないです。

「あの人は今」ではないけれど、編集部の皆さんが以前の誌面を振り返って今また当時を思い出してくださったと言うのは過分な幸せ。

もう間も無く20年になろうとする中越地震の時に取材いただいた記事も一緒に載っています。

しかし、、若いですね。
20年前って。
キャレル編集部の皆さんありがとうございました。

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映画「長江」とコルカタの街

2024年02月25日 | 店主の一日
歌手のさだまさしが今から40年以上前に撮った映画で「長江」というものがあります。
「長江の源流が見たい」といったコピーの元、長江を源流に向かって遡っていくドキュメンタリー映画。
35ミリフィルムを200時間以上に渡って撮影し、今となっては当時の中国の生活を映した貴重な映像をと思います。

呑気な農村の生活や長江の恵みを受ける生活が克明に映されています。
今、見ると信じられないような景色です。
あの広い中国なので今でも似たようなところもあると思うのですが、たぶんすっかり様変わりしているでしょう。

コルカタの街で見たものは美しいサリー、路上で売られるチャイ、井戸から水を汲む人たち、スラムのような地域、路上に干された洗濯物。他方、泊まったホテルの近くにはシャレたカフェもありました。そこにいるのはサリーを着たご婦人方ではなく、東京と変わらぬ格好の若者たち、通学の女の子は学生服。
様々なものが混在していました。
もちろんコルカタも都市化していっています。恐らく5年、10年でもっと都市化は進むでしょう。
20年前、この街はどうだったのであろう。あるいは10年後のこの街はどうなっているのでしょうか。

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インドからのハガキ その3

2024年02月23日 | 店主の一日
その2からの続き。

一抹の不安を抱えながら郵便局を後にしました。
「まあ、仕方ないここはインドだ。郵便が届かないならそれも仕方ない」
8日にデリーで投函したハガキは無事に20日に届きました。
12日間。最近は国内でも金曜に出した封書が翌週の木曜に届いたなんてこともありますから、納得できる状態ではないでしょうか。
届いたハガキがこちら。

宛先と内容が加工してあってすいません。
貼ってある切手は15ルピー。払ったのは20ルピーなので郵便局員が5ルピーをネコババしたみたいです。(もしかしたら、彼は郵便局員ですらないのかもしれません。あはは。)
あるいは20ルピーでも15ルピーでも切手が新たに貼ってあればなんでもオッケーだとしたらもっと面白いです。
昔、「インディアン、うそつかない」ってCMだか何かのフレーズがありましたね。
「全然、ダメじゃん。嘘ばっかだ」と思ったのですがよく考えたらあのフレーズの「インディアン」は「アメリカンインディアン」でしたね。
裏側がこんな感じ。
工房にあったブロックから選んで僕が捺して作りました。
染料で捺すと乾かないので中に糊を混ぜてドライヤーで乾かすと出来上がりです。


いや、それだからと言ってインドの印象が悪くなったと云うほどでもないのです。
Great India!
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三月は石田先生のとこにいきます。

2024年02月23日 | 店主の一日
ついに店主、YouTubeデビュー。
かなり緊張しております。

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インドからのハガキ その2

2024年02月21日 | 店主の一日
続き。

空港なら郵便局もあるだろうと思ってコルカタの空港で聞いたのですが、「残念ながら、このフロアにはないんだ。下にのフロアにはありそうだけど」と言われました。
空港なのだから重量オーバーになってしまった荷物や、なにかしら郵便で送る人とかが出国フロアにはいそうですけれどね。それにこの出国ロビーに入る時に軍人さんのいるかなりしっかりしたゲートを通ってきたので、今更にそこをもう一度出る気にはなりません。仕方ない。

コルカタからデリーで成田行きに乗り換え。
デリー空港でも時間があったので郵便局の有無を聞いてみたら、フロアの一番端にありました。
郵便局!!

ハガキを見せたところ、「エアメールならば一枚につきあと20ルピー必要だ」と言います。
「レシートをくれ」と要求したのですが、「そんなものはないんだよ。ここは郵便局だ。切手をここにここに貼って出すだけだよ。それに今ここには切手がないんだ」「僕を信用してくれよ。Brother!」とか言います。

日本ならそれでもいいのですがここはインドです。
切手代をちょろまかしてハガキは捨ててしまうなんて、当たり前のようなところ。
まあレシートと切手をもらって、切手を貼ってポストに入れてもハガキか届くかどうかなんてわからないのだけれど。
しばらく文句を言ったのだけれど、面倒になってお金を払ってハガキを渡しました。

ビジネスパートナーはハガキを僕に渡した時に言いました。
「悪いことは言わない。ハガキは成田で出しなさい。インドでエアメールを出したって届く保証はどこにもない」

そう云うこともあるのでしょう。

その3に続く




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インドからのハガキ

2024年02月21日 | 店主の一日
インドからは実家に宛ててハガキも書きました。
昨日、届いたそうです。
コルカタでハガキを入手したのはよいのですが、エアメールの料金もわからなければ、そもそも郵便局がどこにあるのかもわからないので、
「まあ、いいか。成田で出せば」くらいのつもりでいました。
ネットで見ると「国内も国外も同料金」のようなことを書いている人もいましたが、そんなことはなかろうと。

日本ほど方々にポストがあるわけではないのですが、街角でポストを見つけました。


日本のものに比べるとかなり小さいものです。消火栓と間違えるような大きさです。
13:20に集荷があるようです。
形状はまあ、日本に似ています。万国郵便条約で大方のことは決まっているのかもしれません。
なんだか、随分いい加減な感じでしたので、「こんなポスト僕でも開くんじゃないかな?」と思って
集荷口のノブを引いたら案の定、開きました。

中にゴミやなんかも入っていて、このポストに投函されたハガキがいつになったら届くのか怪しい感じです。

続く
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2024/02/17

2024年02月17日 | 店主の一日
バブル華やかなりし頃のAMEXカードのテレビCMだったと思う。

確か設定は海外に赴任しているビジネスマンが日本に来て友人と食事をすると言うもの。
「たまの日本だ、何を食べようか?」
そこには東京を代表する名店と看板料理が次々と謳われる。記憶も曖昧だし、随分昔のことなので調べてもわからなかった。
久兵衛、まつや、岡重、伊勢廣、尾花。
こんな感じだったのかも知れない。
そんな中で挙がってきた「伊勢廣の砂肝」
知られているのは京橋のお店だが、僕が贔屓にするのはそこから暖簾を分けた銀座あずま通りにあるお店。
一人ならカウンターに入れそうなのでちょっと奮発。
6時半頃から次々と予約のお客さんがきて直ぐに満席。お客さんの進み具合を見ながら丁寧に塩を振って焼いていく。
ここのカウンターに座ると厨房と客席には程よいバランスがあるよなと思う。
きましたよ。
絶妙の砂肝!
食べる僕はバブルの頃のエリートビジネスマンには遠く及ばないけれどね。





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See you India!

2024年02月08日 | 店主の一日
あっという間に帰国となりました。
荷物はコルカタで預けたものがそのまま成田に。
出国の手続きも無事に済みました。
インドのセキュリティチェックは厳しく、コルカタへの乗り換えはかなり手間をとられました。
今回はその轍を踏まないように荷物を作ったので何の問題もなく通過できました。
23時の飛行機まで待ち時間があります。
この空港の待ち時間が好きです。
アジア各国への飛行機はこのターミナルからでるのでしょう。
昔の様なパタパタ回る表示版が懐かしいですが、各国に行く飛行機の案内は旅情を掻き立てられます。

今回は手仕事の現場を見て回りました。ビジネスパートナーに直接会って型を新たに作ったり、配色のオーダーをしました。
こうなればあとはリモートでも可能かも知れません。
そうするとなかなか次にインドに来る機会がなくて残念です。
でも、また来てみたいですね。
飛行機の出発まであと二時間。
行き交う人を見ているだけで楽しくてなりません。




日本時間の明日の朝には成田に着きます。
インドで見てきた手仕事の美しさをお客様につたえないとなりません。本当の仕事はこれからです。
See you Great India!

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Goodbye Kolkata

2024年02月08日 | 店主の一日
すコルカタ空港までは昨日のドライバー氏が運転をして送ってくれた。
昨日の礼を言うとご機嫌だった。
車を出すと直ぐに日本の首相は何と言う名前かと聞かれた。
「岸田だ」と答えると「そうかインドはモディだ。モディはいい。ベンガルの州知事はマムター・バナルジーと言うんだ。」
モディはわかったけれど、ベンガル州知事の名前は難しい。そもそも知らないし。
それでも彼が何度も言うので僕も繰り返したら喜んでくれた。
「マムター・バナルジーもいい」
どうやら彼は与党贔屓の様だ。
それからまた彼はガイドをしてくれた。
「ほら、トラムが走っている」「あれはショッピングモールだ。」「向かうのは病院」
それからスマホをWi-Fiで車に繋いでインドの音楽を流した。これが流行っているんだよと。歌いながら。彼らはローリングストーンズやクイーンはあまり聞かないらしい。
インディアンポップス!

それから電話をかけてベンガル語でゴニョゴニョ言っているとスピーカーから女の子の声がした。
彼の娘だと言う。

昨日、ホテルで降ろしてもらってから彼に日本から持ってきたチョコレートをあげた。
彼のフィーをビジネスパートナーが支払っているのにそこだけ僕が彼に差し上げる事には迷ったのだけれど、スーツケースの奥から出てきたのをビジネスパートナーに進呈する機会を逸してしまったのだ。
それに彼には「君のお嬢さんや坊ちゃんにあげて欲しい」と言ったのだ。ビジネスパートナーが大目に見てくれるのを願う。
彼はなんと言ってお嬢さんにあげたのだろう。
お嬢さんは日本のチョコレートをとても喜んだようだ。
とても難しい発音で名前を教えてくれた。
My name is!
彼女に「たくさん勉強して、日本にもおいでなさい」と言ったら少し当惑した風だった。
昨日、ドライバー氏に「他の都市に行ったことはある?例えばデリーとか、ムンバイとか、バンガロールとか」
彼は「ない」と言った。インドは階層社会だ。それが彼らの生活なのかも知れない。
でも僕は彼女がたくさん勉強したらよいと思う。日本に来るかどうか別にして。

空港で彼に「エクセレントドライバー」と言ったらとても喜んだ。

スーツケースも預けた。そのまま成田まで行くはずだ。出国の手続きも無事に済んだ。
チェックインの時に窓側のシートをリクエストしたら運よく空いていた。
天気はいい。デリーまでインドの沃野を見ながら行けるはずだ。
心揺さぶられる街でした。
Goodbye Kolkata!







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