染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

神楽坂 la Laguna

2015年09月30日 | 店主の一日
新潮社の倉庫だった場所に昨年秋にオープンした「la kagu」
一階にカフェを設けてある他、店内にオサレな服や雑貨が並びます。
ファッションなので、僕の様なおっさんには余りようがないのですが、真夏でもニット帽を被る人もいて、「暑くないのかなぁ?」という感じ。
メガネもまんまるのをかけてる人が多くて何となく面白いです。
設計は隈研吾氏。木製の階段というか
テラスみたいのが、開放感があります。
桐の木は昔から敷地に建っていたもの。
これを残したまま、今の建物を作るのも大変だっただろうかと。
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「はざ」~稲を干す

2015年09月29日 | 店主の一日
十日町は稲刈り真っ盛りです。
9月は雨が多かったので、昨年に比べて新米が出るのは少し遅めです。
でも、いよいよ明日から新米がでます。楽しみです。
写真はしばらく前に撮ったものですが、稲を干すための「はざ」

最近は工事足場用の単菅を使っているところもあり、全部木で、縄を使って固せてあるものはめっきり見かけなくなりました。
既に代用があるとは言え、これも立派な技術であり伝統です。

僕はずっとこの、木もしくは単菅のものしか見た事が無かったので、米はこうして干すのだと思っていましたが、地面に直接円陣を組む様にして立ててあるのを見た事があります。
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ムラサキシキブ

2015年09月20日 | 店主の一日
庭のムラサキシキブが実をつけました。
すっかり秋な気分です。
夏の間は存在感が少なく何の枝だったか忘れてしまうような植物ですが、小石川植物園にあったムラサキシキブはあまりに大きく、我が家の物と同種には思えませんでした。
紫式部と漢字にすると植物の様には思えず、ムラサキシキブにすると何の事だかさっぱりわかりません。
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大地の芸術祭〜もぐらTV

2015年09月19日 | 店主の一日
大地の芸術祭も終わって静かな十日町が戻ってきました。
会期中、なんとか時間を作ってまわってきました。
今回、嬉しかったのはKさんご一家をご案内したことでした。
Kさんは今から10年以上前にきはだやで開催した「きはだ染めの体験会」に参加していただきました。
その時、一緒にきはだの皮を向いたり、染物をしてくださったお嬢さんが当時小学校4年生。
現在では今年からお勤めだそうです。
今までも都内の会場には時々、足を運んでくださっていたのですが、お声をかけて今回、芸術祭を機会に十日町にお越しいただきました。
一泊二日の日程の中で全部を回るのは難しいのですが、その辺は店主の勝手なセレクトで。


その時も含めて店主が見た芸術祭をピックアップしてみようかと。
全体では380の作品がありましたが、僕がもっとも数多く訪れたのがここ〜無料だし。
もぐらTV
もぐらに扮した開発好明氏がキナーレ屋外の地下からUstreamで中継をするというもの。
なんだかよくわからない向きもありますが。じつに自由です。
「もぐらとはこんなに自由なのか!」と思ってしまいました。
TV中継中はダメですが、特に忙しくなければ会話にも応じてくださいます。
ぱたぱたと動く指?爪?がキュートです。
会話もテキトー感、満載です。(すいません)
そりゃ、もぐらの格好で地下の巣にいる人に観光客が興味本位でテキトーなことを聞くのですから、そのペースでいかないとおかしくなってしまいます。
正直、ここで是非テレビに出てみたいと思ったのですが、機会がなく残念です。

この開発氏、ベネチアビエンナーレにも出たことがあるクリエーターです。
この方の作品は「桐山の家」の家にあります。この「たなかはじめさん」も秀逸です。
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「ほっこり」と「もっこり」と「まっこり」の区別

2015年09月18日 | 店主の一日
新聞を見ていたら「やばい」を「とても素晴らしい」みたいな意味で使う人が随分増えたと書いてありました。
なるほど、確かによく聞きますね。文化庁の行う「国語に関する世論調査」によるのだそうです。
「うざい」と使う人はちょっと減ったとのこと。いいですね。どうも「うざい」に馴染めない一人です。
言葉は生きているってことでしょうか。
その事自体を否定をするわけではないのですが、最近どうも「ほっこり」が変です。
「ほっこり」という言葉を初めて聞いたのは、京都で勤め始めた時です。
小さな(すいません。マツオカの親父さん)悉皆屋に籍をおいたところ、事務の竹岡さんなんかが使っていました。
「はぁあ、なんや今日は市役所行ったらほっこりしたわぁ」みたいな感じです。
初めて聞く言葉でしたがどうも「疲れた」みたいなニュアンスです。
もうちょっと疲労度が上がると「しんどい」みたいになるようでした。
その使い分けは実に微妙でした。
ネットで調べると「ほどよい疲労感」とか「肉体的疲労よりも心的疲労」「気疲れ」みたいな書かれ方も見えます。
発する側からするとどちらかというとマイナスイメージの言葉かと思います。

ところが最近、見かける「ほっこり」はどうも違います。
すっかり「こころが温まる」とか「やすまる」みたいな雰囲気に変わってしまっています。
語感からそちらのイメージが定着してしまたようです。
ネットの台頭もあってか、後から出てきた言葉が完全に席巻した感じさえあります。
先日、京都で宿を探していたら「ほっこりする京の宿」みたいな事を書いてあって、「おいおい、そんな宿、全く泊まりたくないぞ」って感じでした。

かく言う十日町にも語感を使ってプラスのイメージで使っている団体があって、聞くたびにムムムと思ってしまいます。

言葉は時代や世相によって使われ方が変わっていくのもやむを得ないことかもしれません。
そのうち「ほっこり」と「もっこり」と「まっこり」の区別がつかなくなるかもしれません。


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伊東屋

2015年09月14日 | 店主の一日
伊東屋が新しくなってから初めてきました。
テレビなんかではちょいちょい見てたので、実際に行ってみるのをすっかり忘れてました。
毎年、今頃の季節に伊東屋で手帳を買うのを習慣にしていましたが、昨今は予定は全てiPhoneにしてしまったので、日付のないメモの手帳を買いました。
今までに比べると随分、すっきりした感じになりました。
同じ場所に建っているのですが、今までにの店って、随分狭い所になんでもかんでも詰め込んでいたんだなぁって感じです。
新しい伊東屋はずいぶんとゆったりしてショールームみたいです。
でも、なんだか個人的には今までの地方の文房具屋さんか巨大化したカオスのような伊東屋も捨てがたい気がします。
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大羊居・大彦 60年ぶりの兄弟展

2015年09月05日 | 店主の一日


開催中大羊居展の案内をいただき、ちょっと仕事を途中で抜けていってきました。
工房「大羊居」で作ったきものの展示です。
当然、きものを作って売っているので、今回展示されていたものはお身内の方ように作られたものが中心です。
その図案は自由で華やかです。
圧巻は鳳舞桐祝文様百趣です。一枚の図案を基に100種の加工方法を施したもの。会場にはそのうちの10余枚が展示をしてありましたが、いまは無き技法もあるそうです。
僕が最も気になったのがお子さんのためにつくった祝い着。
綸子の生地に素描で鶴亀が書いてあります。その筆運びは実に伸びやかです。
青山のスパイラルビルの裏、Gallery5610で開催注です。


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