染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

五輪中継

2008年08月15日 | 店主の一日
オリンピックも盛り上がってきました。
柔道100キロ級で鈴木選手が敗れたのは実に残念です。

実のところ、事前のコマーシャルを見るだけでお腹いっぱいになってしまい、開会式も見ずにいましたが、北島選手が100メートル平泳ぎで優勝した辺りから一気に盛り上がってきました。
室伏選手も決勝に進みました。
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十日町フェア

2008年08月09日 | 店主の一日
有楽町交通会館で開催中の「十日町フェア」に来ております。
十日町の染めもの、織物のほとんどがご覧になれます。
今日も中々の混雑です。

ご案内をお持ちでない方もきはだや宛てにお出かけになってみてください。

写真は控室でお昼のお弁当をたべる事務局の佐野さん。
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中野 クラシック

2008年08月08日 | 店主の一日
昔、中野にクラシックという喫茶店がありました。
かなりの名物店だったのでご存知の方もいらっしゃるかも知れません。

きれいとは全く言えない店内と、ほとんど真っ暗な電気。破れた椅子。
ワンカップの空き瓶に温い水をいれて運び、マヨネーズか何かのキャップにコーヒーミルクを入れてくる半分嫌がらせみたいな感もありました。
ジュースを頼むとオレンジコンクをかなり薄めに割ってくるバブル時代に有り得ない店でした。

それでも当日コーヒー120円なのとかなりの無干渉さや独特の雰囲気もあっていつもそれなりに混雑していました。
クラシックの名の通り、店内ではクラシックのリクエストができ、竹の針のレコードプレーヤーでレコードをかけてくれました。

入口に黒板があり、いつも何曲かのリクエストがありました。

僕はバロックに興味をもっていた頃で、唸るようなマーラーを聞きながら、自分のリクエストしたバロックの小品がかかるのを暗闇でぼんやり待っていました。

多分、それなりに古いレコーディングのパイヤールが演奏するパッヘルベルのカノンがあり、柔らかく伸びやかで実にいい音でした。

当時、都内にあった音響を自慢するクラシック喫茶程の設備などなかったはずですが、とても心地いい場所でした。

カノンを聞くといつも思いだします。

今日から都内に出張です。
暑そうだなあ。
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キリギリス

2008年08月07日 | 店主の一日
夏には音楽に明け暮れるキリギリス。暑いさなかに越冬用の食料をためる蟻。
よくご存知のイソップ童話です。

夏になると草むらで「ギィ~ッ」と鳴く声がします。
夏草のむせる様な香りと晴れた空が似合う鳴き声で、お腹に通る緑の線もきれいです。あの鳴き声が心地よくて捕まえたいと思うのですが、草むらを叩いて脅かしても、キリギリスはじっと潜んでいて慌てて飛び出すなんて事はありません。
捕まえるのが難しいバッタです。
でも、イソップ童話の挿絵(尤もそれはイソップ兄弟が描いたものでもないのでしょうが)を眺めているともっと軽やかな音で鳴きそうです。
夏の空に鳴るキリギリスの声は堂々としていてのびやかです。
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枝豆の夏。

2008年08月05日 | 店主の一日
夏も盛りで枝豆が美味です。
何でも枝豆の作付けは新潟県が全国一なんだそうです。
しかし、農業出荷額では全国三位。つまり、生産の中でもかなりの量が自家消費にまわっているそうです。
県内では黒埼茶豆を筆頭に沢山の優良品種があり店頭に並びます。
作家の新井満氏も新潟の枝豆を高く評価していました。
たんぼの畦で栽培したりされていた枝豆ですが、夏はビールに合わせて人気ものです。

こっちでふんだんに枝豆を食べていると東京に出た時に食べる枝豆はどうももの足りなくていけません。

僕的には「遠田さんちの枝豆」がなかなか美味かと思い、指定買いしています。
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「ややこ」の事

2008年08月04日 | 店主の一日
お陰さまで「ややこ」が売れています。
通販等をお待ちのお客様には大変にご迷惑をおかけいたしております。
「ややこ」はきはだやで通常に作っているものでは最も息の長い商品です。
初めて作る時には、縫製を研究するために、近所に住んでいる看護婦長さんに意見を聞きながら作り、何度も試作を重ねました。その作り方は現在も変わらず、上質のガーゼを染めた後、一枚一枚丁寧に縫製しています。
手のかかった商品である事からお祝いに遣って下さる方には著名な方も多く、中には自分が生まれた時にお祝いでいただき、その方にお子さんが産まれるので生まれくる子どものためにと親子二代でお使いいただいたお客様もいらしゃいました。

「ややこ」も一時、全く売れない時期があり、生産中止を検討した事もありましたが、昨年、渡辺満里奈さんのブログで公開された事を期に少しづつですが注文が増えてきました。
しかし染織行程も含めて大量生産に向かず、他にも様々な問題を何とか乗り越えて作っております。製造原価も販売価格に限りなく近づいております。(こまった)
製作がいつ迄続けられるかはわかりませんが、何卒ご愛顧ください。
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「愛」とは何ぞ?

2008年08月03日 | 店主の一日
英語の「LOVE」を日本語の「愛」に訳したのは確か福沢諭吉先生だとききました。
六日町を車で走ると「愛」の幟旗が目につきます。
来年の大河ドラマ「天地人」にあやかったものです。
越後の武将 直江兼次が兜に「愛」の字を飾った云々は大河ドラマの予告などでご承知の通りです。
時代も職業も違いますから「愛」の意味するところも随分違うのだと思います。

先般、流通、小売の仕事をしていらっしゃる社長さんと会話中に「愛の字の書いた兜はもちろんですが、Tシャツだの帽子は何だか照れ臭いですねぇ。それに愛のロゴってのも随分、大業ですねぇ。」と話しが及びました。
すると社長さんは「いいんですよ。そんなの愛だろうが、憎だろうが。大河ドラマを期待したお客さんが来て、お金を使って行ってくれるんだから。あんまり余計な事を考えないで愛だ。愛だ。と叫べばよいのです。観光に来た人はそれに喜んでお金を使ってくれるのです。」

ふ~む。なるほど。どうも僕は結果からみればどうでもいいような事を『あ~でもない、こ~でもない」と考えてばかりいるのかもしれません。柔軟性に欠けた自分の考え方にちょっと恥じたりしながら、「天地人」でも読んでみる事にしました。

そうは言っても、ジョン・レノンぢゃないんだから、そうそう「愛」とも言えません。(笑)
でも、「いとしや」は漢字で書いたら「愛し」です。う~む。「愛だ!」
「いとしや」は確かにきはだやなりの「愛」なのです。
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