染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

「べらぼう」な違和感

2025年03月09日 | 店主の一日
NHKを見ていると大河ドラマ「べらぼう」の番宣に遭います。
江戸時代の浮世絵の版元、蔦谷重三郎がモデルなのですが、随所に吉原が登場しNHKもなかなか攻めたものだなと。

ちょうど一年程前に上野の藝大美術館で企画展「大吉原展」が開催されましたが「性的搾取が軽視されている」と悶着したことがあります。
大抵の物事のは二面性があって、見る方向によってその評価が全く変わってしまいます。
遊郭の陰の部分に蓋をして存在を消し去ってしまうというのは全く賛成しませんが、それを日向に出せるようにイメージを変えてしまうのには随分と違和感を感じます。
「大吉原展」はその辺りの提言もそこそこ難儀をしたようですが、堂々と日向を歩かせるものも数あります。
同じ新潟県の自治体でも行われているのでおそらく他の地域にもあるのだと思いますが、観光用に花魁(もしくは太夫)のように着飾らせて行列をするというもの。
「花魁(もしくは太夫)は一般の遊女と違って教養がなくてはならなくて云々、身請け(この言葉もなかなかだけど)をするにも金が全てではなくて云々」と相当に評価を上げます。と言うか、花魁と遊女の比較もすごい。
驚くのは観光花魁行列で「花魁」のなり手を募集すると、応募者があるということ。 オイオイ、オヤガナクゾ。
そこまで評価を高めてしまうとどうにも違和感を覚えざるを得ないのです。

そういえば、昨夏に金沢に行った時に気づいたのですが、昔は「東の廓」「西の廓」と言っていた場所ですが、今の記載では「東の茶屋」「西の茶屋」に変わっていました。
観光地として集客するのに「廓」では具合が悪いので「茶屋」になったのでしょう。




なかなか整った街並みなのでそこを見ながら嘗ての「性的搾取」を感じ取るべきとか、「遊里」での生活を想像しろとか面倒な事をいうつもりはないのですが、「廓」が繁華街くらいにイメージ替えしてしまうのもどうかと思います。気楽に「茶屋」とか言っていると繁華街にあるスターバックスくらいに見えてしまいそうでいけませんね。


「〇〇でありんす」とか子供が言い出したら、「子供に見せたくないテレビ番組」の上位にあがってきそうですね。あはは。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイヤ改正

2025年03月07日 | 店主の一日
そうですね。
三月はダイヤ改正の季節。
社内の吊り広告に時刻表の広告がありました。ます。
オイオイ、ドクターイエローは引退済みだろ。第一、元々時刻表に載ってないし。
あはは。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春色の

2025年03月06日 | 店主の一日
更紗の帯も春色に。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「竹橋」は「たけはし」

2025年03月04日 | 店主の一日
竹橋の近代美術館に行きました。
19世紀末からの美術、工芸が収蔵されています。そのうち工芸品は工芸館にあったのですが、金沢に国立工芸館ができてそちらに移ったものもあるでしょうか。
四階で目を引いたのはこちらの訪問着。刷り込みもあるのでしょうけれど、見た瞬間に森口華弘氏の蒔き糊を感じさせる美しさです。

毎回、強くきもちを揺さぶられるのは戦争絵画、藤田嗣治、小磯良平と当時の花形画家が描いた絵は鬼気迫るものがあります。


ちなみにお堀にかかるのは「竹橋」

「たけばし」なのですが、はしついているプレートは「たけはし」です。

洪水が出て橋が流されるといけないので、川が濁ることのないように濁音をを使わないのだそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さんよの夜

2025年03月03日 | 店主の一日
「さんよ」は十日町に春を呼びます。
多聞天のおまつりです。


近隣では浦佐の多聞天裸押し合いまつりが有名です。
十日町のは浦佐に比べると少し規模が小さいですかね。
しかしながら二月の大雪で今年は中止。ご祈祷と福引だけが行われるようになりました。
本当であれば本堂に向かって雪壁が作られるのですが、相当の排雪をしないとムリな感じです。

それでもさんよの夜となると気分が春めきます。
お寺の近くに「朝日屋」さんと言う和菓子屋さんがあって、さんよの日には桜餅を買っていたのですが、昨年にご主人が亡くなってしまい、お店を閉められた感じです。
かめやも朝日屋もなくなってしまいました。
季節を感じる和菓子屋が無くなっていくのは大変に残念なことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の履歴書 尾身茂氏

2025年03月02日 | 店主の一日
今月の日経新聞の「私の履歴書」はコロナ禍で感染防止の指揮を取った尾身茂氏。
この時期になっても到底言えない事もたくさんあるのでしょうが、幾分はその時の苦悶を垣間見る事ができるのかと。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブロックプリントの「アジ」

2025年03月01日 | 店主の一日
インドからブロックプリントが出来上がってきたのですが、実にいい感じです。
作業は言葉でいうだけならそれほど難しくなく、木に彫った柄に染料を付けて順番に生地に捺してていくのです。
全て手作業なので柄の濃い場所、薄い場所、染料が混じってくる場所があるのですが、これが型とは違う雰囲気をだします。

なかなか型染めではできないものです。
もしかしたら説明しないとそこには気づかないかもしれません。
でもこれが帯になって、少し離れて見たときに型染めとは圧倒的に違う雰囲気を生み出すのです。
地色を染めているのでもう少し出来上がりまでもう少しお待ちください。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春を呼ぶ「さんよ」

2025年03月01日 | 店主の一日
三月になりました。
今日の陽気は先週の寒波が嘘のようです。
町の中に「さんよ」のポスターが貼ってあります。_
これを見かけるようになると春を実感します。
でも今年はあまりの雪の多さに「押し合い祭」は中止で祈祷と福引だけのようです。
残念。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰路につく。

2025年02月27日 | 店主の一日
今日は午後から新潟市に出張。
懇親会を終えてこれから帰り道。
美味しかったのは猪の炊き込みご飯。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これから新潟へ。

2025年02月27日 | 店主の一日
これから新潟へ。

昼下がりの飯山線と言うのも風情があってなかなかよいものです。この感じはなかなかほくほく線にはないですね。
雪は既に止んでいるのですが途中で落雪があったらしく、行き違いの列車が遅れていてまだ発車しません。越後川口からの連絡大丈夫かいな??

一番線には除雪車。


昔のキ100+DE10に比べるとなんだか小さくて頼らないくらい。
まぁ雪も減っているからいいのか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする