今日はと～～よ～～くんと上越市であった藤巻幸夫氏の講演に行ってきました。
藤巻幸夫氏については様々なメディアに登場にしているので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
伊勢丹のバイヤーをされていた間、一階の解放区やBPQCを大成功に導いた方です。
ご自身が伊勢丹に入社された時のエピソードに始まり、伊勢丹時代や福助の社長さんをされていたときの話など、実に多彩でした。
とりわけ「ブランド構築」についての思い入れは強く、熱っぽい講演でした。
講演後に名刺を交換させていただく時間があったのでご挨拶にあがりました。
熱っぽい講演の割に、ひどく腰の低い方で～その様子は以前にテレビで見ていましたが、実際に見ると更に丁寧でびっくり。～「実家のきもの業をしてまして。。」なんて言うと、「あぁ、きものは大変ですねえ。でも、大丈夫ですよ。きっと方法はあります。」と仰られていました。
そう、きっとあるのです。
明日もまたがんばろう！
今日の十日町はいい天気です。霜の下りる寒さでしたが、天気がいいのはいいことです。
今日は久右ェ門君が都内で、
きくちいまさんの出版記念パーティーに出ます。
時折はきものを着るのですが、公の場で着るのは多分始めての事と思います。ちょっと緊張してるみたい。
出かける前にちょっと確認をしたりしています。僕と違って足が長かったり、お腹が出てなかったりなので、
帯の位置がしっかり高くて驚きます。
十日町から着て行くのではなく、持っていって現地で着るので畳んでいると、
奈々子姐さんが「袖んとこに皺があるがねぇ」なんて言いながらアイロンをかけたりしてしてくれています。
なんだか、気の効くお母さんみたいです。
あはは。
少し前の話になりますが、絵本作家の佐野洋子さんが亡くなりました。
別に故人を知っている訳ではありませんが、名前を知っている数少ない「絵本作家」です。「100万回生きたねこ」を読まれた方も多いのではないかと思います。
僕的には身に余る程の、あるいはとりあえず大きな数字の代名詞が「100万」なので、～100万円とか１００万メートルとか～勝手に親近感を憶えたりしました。
ただ、絵本作家と言うより、どちらかと云うと詩人、谷川俊太郎氏の奥さんとして知った様に思います。
詩が好きなんて言うとひどく照れくさくて口はばったい感じですが、谷川俊太郎って結構好きで～そうそう、「鉄腕アトム」の主題歌も谷川俊太郎氏の作詞です～手元に谷川俊太郎の詩集が何冊かあります。随分前に買った本ですが、「女に」は谷川氏の詩に佐野さんが挿絵をつけたものです。
ただ、WEBを見たりしても佐野さんは谷川氏の「元奥さん」としか記述がないので、いつからいつ迄が奥さんだったのかよく解りません。
この本を作った当時がどうだったのかわかりませんが、様々な言葉の並びから感じとれる混沌とした感情はとても情熱的で穏やかです。詩集の感想を書くというのもまた、なんだか難しい作業です。
熊倉さんが今日できはだやを退職します。既に三年前に定年を迎えましたが、今日までの三年間をきはだやで仕事をしていただきました。ご家族の健康状態が思わしくなく、しばらくの間は看護に専念な感じです。
みずしなさんと同じくきはだやの立ち上げの頃を知る人で、真綿製品の改良などを始め、多くのものが熊倉さんの目を通ってきました。織物にも詳しく、真綿の織物については特に深い愛情を持って扱っていた様に思います。十日町人らしい人で、お客様からの人気もよく、催事場でお客様からお弁当をごちそうになったなんて話も聞いたりしました。
まだまだ、残念で引き止めたいな感じではありますが、本人の意向もあって本日の退社となりました。
多くのお客様にとてもよくしていただきました。本人に代わりましてお礼申し上げます。
きはだや
店主
