品川御殿山にある原美術館が2020年で閉館するという。
実業家の自宅を美術館にしたもので、美術館というにはこじんまりした空間に現代美術の企画展が行われています。
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/
最も印象深かったのはソフィ カルの「最初の時/最後の時」
最初の時は初めて海を見た人の様子や表情をとらえたもの。
最後の時は失明した人を取材し、失明した原因や、失明する前、最後に見たものを聞いていくもの。
そもそも僕には海の存在を理解しない人が初めて海を認識する状態を全くイメージすることができませんでした。
そして、そんな人がいることも。〜もちろん、いるのですが。
視覚は極めて情報の多い感覚です。それを突然、もしくは徐々に失ってしまった人たちが、見えていたときの気持ちも含めて語った内容は
尖ったものが痛みもなく刺さっていくような感覚でした。
実に面白い企画でした。閉館までの間にも企画展があるようなので、また足を運べればと思います。
一方で決してユニバーサルデザインやバリアフリーを軽視するつもりはないのですが、昨今の建物への規制が原因で、優れたデザインの建築が取り壊されたり原型と全く異なる改修が行われていくのは残念でなりません。
実業家の自宅を美術館にしたもので、美術館というにはこじんまりした空間に現代美術の企画展が行われています。
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/
最も印象深かったのはソフィ カルの「最初の時/最後の時」
最初の時は初めて海を見た人の様子や表情をとらえたもの。
最後の時は失明した人を取材し、失明した原因や、失明する前、最後に見たものを聞いていくもの。
そもそも僕には海の存在を理解しない人が初めて海を認識する状態を全くイメージすることができませんでした。
そして、そんな人がいることも。〜もちろん、いるのですが。
視覚は極めて情報の多い感覚です。それを突然、もしくは徐々に失ってしまった人たちが、見えていたときの気持ちも含めて語った内容は
尖ったものが痛みもなく刺さっていくような感覚でした。
実に面白い企画でした。閉館までの間にも企画展があるようなので、また足を運べればと思います。
一方で決してユニバーサルデザインやバリアフリーを軽視するつもりはないのですが、昨今の建物への規制が原因で、優れたデザインの建築が取り壊されたり原型と全く異なる改修が行われていくのは残念でなりません。