降灰を避けて走る、おけいこ場への道
新燃岳の噴火が注目されている中で、高原町や周辺の被害も出てきています。
鹿児島と宮崎のおけいこ場を往復している私どもは、毎回その日の新燃岳の情報が欠かせません。
「今日の新燃岳の様子はどうか?」、「風向きはどちらの方向?」と気にしながら車の走行を決めます。
しかし、新燃岳の麓の町は、降灰を避けることも出来ないわけですから、本当に大変だと思います。
鹿児島・宮崎間の高速道路を除く走行路は4種類。
今日も慎重に選んで走ります。
今日、午後4時26分の新燃岳(監視カメラより)↓
爆発したときの新燃岳↓
3月26日午後4時ごろ(桜満開の甲突川沿い、「維新ふるさと館」前から桜島を撮影)↓
鹿児島に着くと桜島が黒煙を…
宮崎から鹿児島市内に着くと、今年NHKの「西郷どん」で見る機会の多い「桜島」が黒煙を上げています。
爆発した後なので、くっきりとはしませんが、画面がぼやけているのは、灰がこちらにも向かっているようです。
聞くと、人口当たりの目医者さんは鹿児島がナンバーワンだとか。
目がざらついた感じになってきました。髪も洗わないと…
生徒さんの家族もいて
報道を見ると、今日の新燃岳は、噴煙が高さ3000mに達したとか。
火口から900mのところでは、直径50cmの噴石が飛んでいるそうです。
霧島から見下ろす高原町の麓には、これまでお世話になった生徒さんたちが多くおられます。
農業をされている方や美容師さんなどの生活を考えると、これ以上被害が出ないよう、火山の沈静化を祈るばかりです。
昨夜は、降灰の中を鹿児島から宮崎へ
現在は、福岡に来ていますが、昨日の夕方は、鹿児島の教室が終わり、宮崎へ移動中でした。
桜島を望む錦江湾を廻っていたら、前方が霞んでいました。
いつもなら、「桜島の灰かな」…と思うのですが、流れる方向と、灰の形が違うのです。
霧島から流れてくる雲形の灰の塊は、桜島の上空に達しようとしています。
いつもなら、錦江湾から姶良町を経て、霧島神宮の正面を右折して山中を高原町に抜けて野尻から宮崎へと向かうところでした。
この道は、霧島の真下を通る道。新燃岳はすぐそこです。
白く巻き上がる降灰…鹿児島の姶良町
錦江湾を過ぎて姶良町に入ると、周りの景色が一変。
走る車で灰が舞い上がり、先方がくすんで、見通しが悪くなり始めました。
新燃岳の火山灰なら、高原経由の道路は絶望的です。
すぐに進路を変え、鹿児島空港前にから、西方面へ。
国道を北上して、横川、湧水…県境を越えて、えびの、小林、宮崎へ。
宮崎に着いたのは、午後11時。
緊張の4時間でした。
噴火が一日でも早く沈静化しますように。
午前8時…晴天でも、雲海で視界ゼロ
爆発が懸念されている、霧島連山の新燃岳。
今日午前8時の画像です。
朝の太陽の光が降り注ぐ下には、雲海が覆い様子がまったく見えません。
カメラ1の画像では、雲海の中から、噴煙が出ているみたいです。
下記の「新燃岳ライブ画像」でもクリックしてご覧ください。
どうぞ大きな爆発が起こりませんように。
【最新火山映像】 大浪池から見た霧島山(カメラ2画像より)
【最新火山映像】 大浪池から見た霧島山(カメラ1画像より)