美容室に仲間と二人で…翌日は、東京の会場に応援で伺います。
2019年の新成人の着付けに向けて、今年一年お稽古を繰り返してきました。
今年、仲間と二人で、美容室の振袖と留袖の着付けもさせていただきました。
経験を積み上げることで、プロの着付け師としてのスキルをつけていくことが大切でしょう。
来春の1月13日。
鹿児島の新成人に着付け。…場所は美容室。
人生の中で一回しかない新成人の装いを、心をこめて着付けなければなりません。
ところで、成人式の着付けが終わった当日、鹿児島空港から、夕方の便で東京に向かいます。
翌日に予定されている、東京の成人式の着付けの応援に伺うためです。
二日連続…へとへとになるかもしれませんが、これも大切な経験かもしれませんね。
おけいこをする肥後さんと、完成した帯結び。
坂東寛二郎、寛十胤親子の会…赤川次郎氏評➠画期的な舞踊の会
12月21日(金)、国立劇場で、日本舞踊の親子の会があった。
そのプログラムの巻頭の辞で、作家の赤川次郎氏は、「この舞踊の会は、舞踊の会の中でもまことに画期的なものである。」と述べて、
「親子の会というだけでなく、寛十胤さんがリーダーシップを取って、創作舞踊を創り上げたことのすばらしさだ。」と評した。
また、「大勢の子供たちに呼びかけて、日本舞踊の愉しさ、面白さを伝えようと出演してもらった情熱に打たれる。」としたうえで、
「父親から受け継いだバトンを、さらに将来渡すべき世代を見据えてつなごうとする姿勢は高く評価されるべきだろう。」
そして、「今、寛二郎さんほど幸せな舞踊家はいない。」と結んでいる。
当日のプログラムには、友禅作家の鈴木三千絵さんなども、お祝いのことばを寄せられていました。
寛二郎(かんじろう)先生、寛十胤(かんとみ)先生、「第十回寛和会」おめでとうございます。
ベテランから新人まで、相モデルで技術の向上めざして
鹿児島の「きつけ塾いちき」では、年末の時期に忙しくなります。
宮崎もそうですが、年明けの成人式(1月13日〔日〕)の新成人の振袖着付けの特訓の日程が目白押しです。
着付け歴、ン…十年のベテランから、今年初めて着付け現場を経験する新人まで、相モデルをしながら技術を高めています。
特訓は、着付け師がすべての力を注いで、新成人のために、行う特訓の場なのです。
足りない着付け師…需要に追いつかず、東京にも技術者を派遣
全国的に観てみると、着せ付けの出来る方(着付け師)が圧倒的に少なく、現在の需要に応えられていないのが実情です。
1月13日(日)の、鹿児島と宮崎の成人式の着付けを済ますと、その日のうちに11名の着付け師が東京に向かいます。
翌日行われる、東京の成人式の着せ付けに行くためです。
お読みいただいている方で、2020年の成人式の振袖を着付けられるようにお勉強してみませんか。
舞妓のダラリ、芸妓の重箱、関東の柳、後見結びなどを実技指導
東京浅草で行われる、「日本舞踊の着付け、浅草西会館講座」が、12月20日(木)午前10時からと、午後1時からの二回行われます。
特に今回は、京都花街の舞妓と芸妓の着付け、関東芸妓の着付け、などを中心に講座が進んでまいります。
舞妓の着付けはご存知「ダラリの帯結び」。
京都の芸妓は、衿替えのときの「重箱結び」。
関東芸妓は、「柳結び。」
舞踊の会などの祝儀舞いでよく結ばれる「後見結び」のうち、花柳流の後見結び。
一日楽しく、時代考証の解説を学びながら、技術を学んでまいります。
見学者大歓迎…お問い合わせを。
当日の見学は無料です。
楽しい講座をぜひご覧くださいませ。
お問合せは、090-4489-9745 いちき まで。