お客さまの要望に応えるために…
美容室を経営する岩下先生は、礼装の着付けで、「きつけ塾いちき」の特訓に参加されました。
着付けでも、帯結びでも、経験を積み重ねるごとに、新たな発見の連続です。
おけいこの間隔が空いてくると、手が落ちて(技術が落ちて)しまいます。
技術は、体に染み付くまで、続けることが大事です。
お客さまのために、高度の技術を提供することが着付け師の使命でもあります。
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着せ付けが早いのは
たとえば、「きつけ塾いちき」の場合、二人で着せますが、手馴れたチームで7分内外で着せます。
補整・長襦袢・きもの・帯結びと完成させていくわけですが、補整30秒、長襦袢1分という具合です。
早いチームほど、モデルの方と楽しそうに会話を交わしながら着せ付けます。
見ていると、ゆっくり着せているようにさえ見えます。
同じ手法で着せ付けているのに、なぜ30分以上かかるチームと、7分のチームの違いが出てくるのでしょうか?。
よく見ていると、早いチームは「同じところを二度と触っていない」のです。
つまり、裾や衿合わせなどを一回で決めているのです。
二度・三度と触るほど、着付けは崩れてきますから逆効果です。
その結果、時間の差が数倍違ってきます。
早い人は、形が美しい
着付けの現場を見ていると、何年のベテランでも、腰紐で体を揺すらせながら締めている人や、襦袢やきものを着付けるときに、モデルさんが左右に振り回されているのを見かけます。
まるで力で巻きつけている感じ。
しかし、着付けのうまい方は、モデルさんに刺激を与えません。
あらゆる動きが、次の動作に最短でつながる動きなのです。
つまり、着付けの手法が、極めて連続的で合理的なのです。
どの分野でも、合理的な職人の動きほど、美しいものはありません。
無駄のない合理的な手法は、時間を短縮をさせ、流れのスムーズな美しい着付けの形を生み出します。
そうなのです。合理的な着付けの職人は、着付ける姿もカッコいいのです。
7ヶ月の坊やと一緒に…着れるようになりたい。
今日の午前の教室は「自装」を学ぶ S さんの教室でした。
7ヶ月の坊やを連れて「自分できものを着れるようになりたい」と、おけいこ場に来られています。
学ぶ姿勢が真剣で、素敵な奥様です。
自装の S さんをモデルに黒留袖のおけいこ
昼からは、留袖の着せ付けを学んでいる I さんのおけいこです。
午前中のおけいこをすませた S さんのご好意で、着せ付けのモデルになっていただきました。
I さんもずいぶん上達をされたようですね。
ところで自装の S さんの坊やは、一度も泣かずにお母さまのおけいこが終わるのを待っていました。
7ヶ月の坊やに「アッパレ」。
プロの着付けで、お客さまのお役にたちたい。
竹下さんは、鹿児島県姶良市で美容室を経営している美容師さん。
着付けで、お客さまのお役に立ちたいと、今年の6月に入会されて、二ヶ月経過しました。
着付けの経験もあって、技術は順調に仕上がってきています。
今日の帯結びは、浴衣の着付けと、半巾帯の帯結び、「金魚」でした。
なるだけ早くお免除を取得して、今年11月に開催される、「第36回認定証授与式」への参加も楽しみにされているようです。
彼女の美容室の名前は「スローヘアー」です。クリックしてご覧ください。
お近くの方は、ぜひお立ち寄りになってくださいませ。
下は「SLOW HAIR」の写真です。(HPより抜粋)