時代風俗衣裳のきものショー/琉球衣裳の着付けに決定!
「全日本きもの文化研究協会(以後・協会)」は、平成最後の「認定式」を11月7日(水)に開催します
1980年(昭和55年)、宮崎市内に「きもの学院」を開設して以来、今年は39年目を迎えました。
認定式も回を重ねて、38回目です。
毎年、認定式典の後にパーティー(「秋のきものフェスティバル」)を開きます。
お食事を頂きながら、きものショーや着付けショーをご覧頂くわけです。
とくに、「協会の伝承技術」である、「宮廷衣裳…十二単と束帯」や「歌舞伎衣裳や日本舞踊の着付け」、「和装花嫁」など、他では見られない着付けショーは好評。
今年の時代風俗衣裳の着付けショーは、「琉球衣裳の着付け」に決まりました。
当日は、他にも、「花嫁の着付けショー」など、楽しいプログラムを準備してお待ち致しております。
認定式の内容については、このブログでもお知らせしてまいりたいと思っています。
広島から石井先生のもとで修行して…一般女性の部優勝
名古屋で行われた「全日本津軽三味線競技会」で、石井流(都城市)の石角さんが、「一般女性の部」で優勝しました。
彼女は8才から津軽三味線を始め、高校卒業後、広島から石井先生のもとに…。
全国4回目の挑戦で、見事に優勝。
石井流の発表会で、「きつけ塾いちき」が着付けをさせて頂いたことがありますが、そのときご両親も広島から駆けつけて来られていました。
石角さんのこの度の成果は、ご家族の支援あってこその賜物だと感じました。
5才のときから石井先生に師事…高校生以下の部で3位
また、同じ大会の「高校生以下の部」では、5才のときから石井先生に師事してきた、久留さんが三位に入賞。
彼女は、鹿児島の男子中学生と「デュオの部」でも準優勝しています。
芸事に限らず、物事の成長は、好きで楽しみながら、やり続けていくことだと、深く学ばせて頂きました。
これまでにも多くの優勝者を輩出しているご一門
石井秀弦先生(家元)は、津軽の全国大会で2年連続優勝され、最高の栄誉、仁太坊賞を受けられています。
近年では、フランスの日本大使館に招かれ、書家の紫舟氏と津軽と書のコラボレーションをされました。
また、全国の200名以上のお弟子さんの中には、全国大会優勝者を多数輩出されています。
明後日、小林市で「演奏会」
9月1日(土)の夜には、宮崎県小林市で、津軽三味線のライブを行なわれることになっており、伺います。
出演者は、石井先生のほか、全国大会で優勝されたお弟子さんたちです。
今から楽しみです。《津軽三味線のライブ》
上は読売新聞の記事、下は優勝した石角さん(左)と、三位の久留さん(右)。(ともに読売新聞の切抜きから)
石井秀弦家元が受賞された「仁太坊賞」について
解説が載っていましたので、、掲載します。
なお、《先生の青森の全国金木大会での受賞は、第8回大会と第9回大会》の時です。
[仁太坊について]
職業 津軽三味線奏者
本名 秋元 仁太郎(アキモト ニタロウ)
生年月日 安政4年
出生地 陸奥国(青森県 金木)
経歴
女盲の三味線弾きの子として生まれ、8歳のとき天然痘で失明し、11歳で両親を失う。この頃、はぐれ瞽女と出会い、その後をついて回って瞽女の芸を覚えたという。廃藩置県の明治4年には14歳でいっぱしの三味線弾きになっており、以後“坊様”と呼ばれる門付け芸人として生計を立てた。芸の面では旧習を打ち破って太棹による力強い叩き奏法を編み出し、さらに1人で8人分の芸を演ずる八人芸を創作した。今日、三味線における現代音楽として成立している津軽三味線の系譜をたどれば、仁太坊に行き着くとされる。
没年月日 昭和3年 1月2日 (1928年)
2ケ月で、8ヶ所の舞踊着付けのご依頼…
2018年秋の「舞踊の会」は、各地で盛んに行われるようです。
「きつけ塾いちき」の衣裳方にも、着付けのご依頼があり、お受けしています。
10月と11月…紅葉の時季の「舞踊の会」のご依頼だけでも8ヶ所に及びます。
各流派の社中のご依頼に応えるために最善を尽くして参りたいと思います。
当然の事ですが、「日本舞踊の発表会」は、日曜日や祭日に行われます。
前日のリハーサルと合わせると、ひとつの舞踊の会で2日を使うことになります。
本年の場合、一度に三ヶ所の「舞踊の会」の着付けを承っている日もあります。
有難いことだと思いますが、このあたりが責任をもてる最大値。
のべ86名の「舞踊の会」も…衣裳方の仲間が駆けつけて…
いつもお世話になっている流派の、今回の「舞踊の会」は、述べ86名の方に着せ付けをさせて頂きます。
リハーサルでも本番同様に行われますから、二日間で172名の着付けをすることになります。
宮崎のスタッフだけではこなせない場合には、福岡の講座の衣裳方も、岡山・福岡・熊本から駈けつけてくれます。
本衣裳の「舞踊の会」も…
お受けしたなかには、東京の松竹衣裳や、京都の衣裳屋さんの衣裳…(本衣裳)…を着せる本格的な「舞踊の会」もあります。
舞台裏の着付けの経験を積まないと、なかなか難しいものがありますので、熟練の衣裳方が必要です。
さいわい、4~5名は25年~30年以上の経験を積んだものがいるためにお役に立てると思っています。
お一人さまからでも、ご依頼をお受けします…が、「きつけ塾いちき」のキャッチフレーズです。
私たちのキャッチフレーズは、「お一人さまからでも、ご依頼をお受けします」。
お一人さまでも、ご依頼をお受けして、舞台裏に伺います。
どの会派であれ、「主宰される会主の想い」を理解し、着付けを通して、日本舞踊界と日本の文化の発展のために、取り組んでまいります。
各流派の皆さまには、今後ともごひいきをいただき、ご指導を頂きますようにお願い申し上げます。
9月5日から三日間…「ももち文化センター」と「KMMビル」で六講座。
毎月行われている、福岡市早良区の「ももち文化センター」と、北九州市小倉北区の「KMMビル」の特別講座が今月も開催されます。
今月の日程と、今年の開催予定は下記の通りです。
受講生の皆さまは、お気をつけてお越しください。
ご見学も自由に出来ます。
当日の見学は自由です。カメラやビデオの持ち込みも自由です。
お問合せは、090-4489-9745 いちき までお電話くださいませ。
訂正とお詫び…福岡講座の12月の日程について
これまでの記事の中で、12月の日程が間違っていました。
正しくは、12月5日~7日までの三日間でした。(下記表のピンクの部分。)
お詫びして、訂正いたします。
申し訳ございません。
課題は「自装」と「正装の帯結び」
鹿児島の「きつけ塾いちき」で学んでいる井上さん。
今日は、「自装の着付けコース」の2級認定試験です。
いつもは試験前の復習の時間をとるのですが、今日はご本人がいきなり復習なしの試験を希望。
課題は、①自装に二重太鼓。②ボディに正装の帯結び(ふくら雀か文庫)のふたつです。
緊張の中で、午前10時に試験開始。
一切、質問ができない静寂の中で、認定試験が進んでいきます。
試験前に自宅で猛練習をされたようで、その成果が発揮されて試験官も感心しきり…。
これまでとはワンランクアップされた着付けでした。
これで、京都でも安心して散策できるかも…
試験の合否は、一週間以内の文書でご本人に通知されます。
11月7日は一年に一回の認定式…お楽しみに。