きものを愛する意味を教えてくれる、266点の「作品展」
鹿児島市宇宿町で、「遠山和裁着付け教室」を昭和54年から続けていらっしゃる遠山ツネ子先生。
「きつけ塾いちき」の衣裳方認定者、第一号でもあります。
それ以来、12年のお付き合いです。
この度遠山先生は、40年間の和裁士の歴史の中で、リフォーム続けてきた、きもの・帯・などを取り揃え、「着物リフォーム作品展」として、みなさまにごらん頂いています。。
最終日は10月31日ですが、多くのきもの好きが作品展にお越しになっています。
リフォームの作品数は、266点。
そのなかには、145枚のきものの生地(端切れ)をつなぎ合わせたきものなど、滅多に観ることの出来ない、作品群です。
遠山先生の作品展は、大盛況です。
南日本新聞に掲載された、取材記事/10月28日 朝刊
遠山先生の「作品展」は、南日本新聞でも取り上げられ、話題になりました。
ご一読くださいませ。
会場には、リフォームされた素敵な帯の数々が…
帯のリフォームも、概念を変えるほど素晴らしいものです。
こんなに小さな端切れまで使っているなんて…!
その昔、北国では、大豆3粒包める端切れは残して使いました。
しかし遠山先生の端切れは、1粒も包めないものが多くありました。
車のキーと見比べて頂ければその小さな端切れの大きさが分かるはずです。
最近まで(昭和の前半まで)、端切れは貴重なものとして大切にされていました。
仏教の世界でも、「お布施」という言葉が残っているのは象徴的です。
物を大切に使ってきた日本人の心の文化に思いを寄せる機会にしたいものです。
お二人が、衣裳方初級の認定試験も
10月25日(木)、「日本舞踊の着付け、浅草西会館講座」が行われました。
この日は、着付け教室の先生、三浦さんと湯澤さんの、衣裳方初級の認定試験の日。
試験内容は、<筆記試験>、<はしょり着付けに両角の後見結び>、<裾引きに柳結び>の三つの課題でした。
いつもは明るいお二人も、今日は少し緊張気味。
結果は一週間以内にご本人に文書で通知されます。お楽しみに…
お二人の芸妓さんは…
向島の千花さんの今日のおけいこは、<半巾帯の片花結び>と、<裁付袴の着付け>でした。
片花結びの長さのバランス。裁付袴の処理について学びました。
木更津の若葉さんは、最近…裾引き専門でお勉強中です。
今日も鮨引きの着付けに、柳を巻いていました。
「つの出し」と「つの出しの変化」学ぶ着付け師さん
最近、入学された大生さんは、冠婚葬祭の着付けなどで活躍されている着付け師さん。
今日の課題は、<つの出し結び>と<つの出しの変化結び>でした。
日本舞踊でよく結ばれる、帯結びの定番。
帯の表情が豊かに出来る帯結びです。
今日の浅草講座には、所用で出席できなかった 方もいらっしゃいました。
11月の講座予定(浅草と福岡)は、下記の通りです。
11月の、浅草と福岡の日程表(↓)