きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

七重八重花は咲けども…

2015-03-28 18:47:34 | 春の花

黄金色の花びらも鮮やかに…山吹の実のひとつだに…
学院の新事務所のブロック塀から、山吹の花が咲き誇っていました。
「七重八重、花は咲けども山吹の、実のひとつだになきぞ悲しき」
落語「道灌(どうかん)」の中で知った歌です。

太田道灌が雨に降られて困り、ある民家に立ち寄って、「蓑(みの)を貸してくれないか…」と頼むと、その家の娘は、山吹の枝を一輪差し出します。
失礼な娘だ…と道灌は思ったに違いありません。



道灌は城に帰って、さっそくその話をします。
するとある部下が、「それは後拾遺和歌集の兼明親王の歌で、『七重八重、花は咲けども山吹の、実のひとつだになきぞ悲しき』と言うのです。
実のひとつ 蓑ひとつを掛け、蓑の一枚もないのだと言いたかったのでございましょう」と述べた。
だいたいこんな内容だったと思います。

写真は「一重の山吹」で実がなります。ですから道灌に出てくる山吹とは違います。
実のならないのは「八重の山吹」で、お話に出てくる山吹はこちらのようです。

春を待ちかねて弾ける花々
花びらの色は、黄色とオレンジの中間色。…黄金色とでも言いましょうか。
時代劇などで、小判の事を、「山吹色の…」と表現するのがわかるような気がします。
春を待ちかねた花々が一斉に弾けていくこの頃です。





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飫肥の「ひな祭り」…楽しい城下町の散策

2015-03-21 22:42:44 | 生活情報

美味しいお食事にも舌鼓

九州の小京都ともいわれる、日南市飫肥。
ここの飫肥城は、五万七千石で、領主は伊東氏。
今でも江戸時代の武家屋敷や寺町町人町の景観が残る、「重要伝統的建造物群保存地区」。

早春の時季は、3月3日のひな祭りに合わせて、日南市飫肥・恒例の「春のひな人形めぐり」の季節です。

3月20日(晴れ)…「きつけ塾いちき」の呼びかけに集まった女性たち。
宮崎から車三台で日南海岸を一時間…暖かくなった飫肥の街並みを、きものとお雛さま好きの仲間が散策しました。

お昼には、「服部亭」というお食事のお店で、桜の花びらの舞うお庭を観ながら、美味しい料理に舌鼓。
楽しい一日でした。


 服部亭





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4月の福岡/「舞踊と振袖の着付け特別講座」日程

2015-03-19 01:13:30 | 舞踊と振袖の着付け

4月8日から三日間…ももち・小倉講座開催
着付けの玉手箱…「きつけ塾いちき」の「舞踊と振袖の着付け特別講座」4月度の内容をお知らせ致します。
詳細は下記のポスターのとおりです。

最近は、熊本県から、「ももち文化センター」へお越し頂いている方や、山口県から「小倉のKMMビル」へ電車で来られています

「習い事は思い立ち、思い立ったが吉日」と申します。
関心をお持ちの方は、一度勇気を出しておけいこ場をごらんになって下さい。
充分に見学なさって、それからどうするかお考えください。お待ち申しあげています。





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新事務所でお稽古が本格化…

2015-03-17 01:36:55 | 着付け研修

花嫁、男袴、帯結びなどの専門分野をおけいこ。
新しい学院事務所で本格的なお稽古が始まりました。
先日(3月16日)は、美容室の経営者と美容師三名の方がお稽古に来られました。
花嫁の着付けを学んでいた先生の所に、「花嫁の着付け」のご依頼が増えて、スタッフを連れてもう一度復習にお見えになっています。

「お稽古が本当に楽しかった!」…(男性の美容師さんの感想)
一緒にお見えになった男性美容師も、「男の羽織袴」のお稽古を始められました。
男の着付けは女性とちがって、ポイントが違います。
しかし、なかなかセンスのある方で、最も大切な腰紐の締め方も難なくクリア。
お稽古が終わって、「楽しかったです。本当に楽しかった…」と感想を言われていました。
腕のいい男性着付け師への道が開けそうです。

隣りの部屋では、小林市からお越しになった若い美容師さんが、半巾帯の復習と、喪服のお稽古をされていました。この方も美容室経営者です。

月曜日は美容室もお休みで、お稽古される美容師さんの多い日です。
この日は四名の美容師が熱心にお勉強されていました。


 

 



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高鍋町、蚊口公民館で振袖ショー

2015-03-17 01:33:53 | 振袖着付け

着付けと花結びに盛んな拍手!
3月15日(日)、宮崎県の高鍋町・蚊口公民館で、「蚊口公民館利用者の集い」が行われました。

私どもも、日頃生徒さんの復習会でお世話になっていますので、毎年参加させて頂いていますが、今年は「振袖に花結び」を発表しました。
モデルは、地元の高校生のみなさんです。
ちょうど身長も同じくらいの仲良し三人組。

舞台で講師たちが帯を結んでいくと、会場からは大きな拍手と感嘆の声がもれました。

三人組のお嬢さんたちも、三年後の「成人式」の予行演習が出来て嬉しそう…!

 

 



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福井県にお引越しのご挨拶に

2015-03-13 12:57:55 | 春の花

宮崎・福岡、こんどは福井へ
さる3月11日(水)、ももち文化センターの「舞踊と振袖の着付け特別講座」の教室に、 さんがお越しになりました。
ご本人は、以前宮崎の学院で着付けをお勉強され、講師の仕事をされていました
その後、ご主人のお仕事で福岡に転勤されましたが、お付き合いが続き、私どもと福岡でお会いする機会もありました。
しかし、この3月いっぱいで、今度は福井県に転勤とのこと。
そこで、転勤のご挨拶にお見えになったわけです。
「さびしくなるね」、「遠くなりますね」、「雪が多いから大変だけどガンバッテ…」など、お話が尽きません。
 H さん、ご主人と二人三脚で仲良くお幸せに…
私たちも、福井には必ず遊びに行きますから…

 

 



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ももち文化センターのお稽古

2015-03-13 12:55:55 | 舞踊と振袖の着付け

多くの講習生が真剣に…
3月11日(水)~13日(金)、早良区のももち文化センターと、小倉北区のKMMビルで「舞踊と振袖の専門講座」が行われました。
3月11日(水)~12日(木)のももち文化センター講座の現場では、4人の講師がお教えしていますが、講習生と着付け技術の多様さから、大忙しの2日間です。
舞踊着付け部門だけでも、「後見」あり「つの出し」あり、半巾の「片流し」や「一文字」などと、講習生ごとの課題は違います。
もちろん振袖着付け部門でも、着付けレベルの違いで、お教えする内容が細かく違ってきます。
ですから大忙しなのです。

小倉新幹線口のKMMビルでは、3月13日(金)の午前中に見学された方がご入学。
ご本人は、振袖の着付けをされている方で、舞踊着付けをお勉強されることになりました。
新たなステージで、舞踊着付けの技術を手に入れてお役立てくださいませ。




 



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新しい事務所に春が来て…

2015-03-04 22:24:07 | 春の花

静かな中庭に…鳥たちのさえずり
今月の10日から本格的に始動する学院の事務所。
引っ越しに大わらわです。
これまで35年間は、ひっきりなしに通過する騒音の中の事務所でした。
しかし、新しい事務所は本当に静かで、とても気に入っています。

中庭には、「日向夏」と「梅」、それと「甘柿」の木が植えられて、趣きのあるところ。
今朝は、美味しくなった日向夏をヒヨドリがついばんでいました。
ヒヨドリが飛び立つと、その同じ日向夏をメジロのツガイがついばみます。
そのメジロを追い払うヒヨドリ…(下写真)


『着付けの玉手箱』を学ぶ館に…

このお稽古場は…
「十二単」・「歌舞伎と日本舞踊着付け」・「時代風俗衣裳」・「花嫁衣裳」・「振袖着付け」・「日常に着付け」など、あらゆる衣裳着付けを学ぶ場にしていきたいと思います。

平和台公園に上がる、道の一角を曲がると、全く静かな空間になります。
住所は、宮崎市下北方町横小路エリアです。

ここしばらくは、引っ越しで雑然としていますが、10日くらいからは大丈夫です。

きものに触ったことのない方から、プロでお仕事をされていらっしゃる方まで、ご一緒に着付けをお勉強なさいませんか。
いろんな着付け教室の先生方や美容師、着付け師で活躍中のみなさんも学んでいらっしゃいます。

今からきものを楽しんで着てみたいと思われる方は、ぜひお電話を下さいませ。楽しい教室がここにあります。
(お電話をされるまで2年くらいかかる方が多いのですが、。時間がもったいないので、勇気を出して今すぐお電話を…)

宮崎のほかにも、鹿児島市中央町、福岡市早良区、北九州市小倉北区でも教室開催中。

連絡先は、0985-29-8144 です。

 



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「綾雛行列」で十二単と直衣を着付け

2015-03-04 22:14:53 | 十二単

雛山の行列に…「きれい!」
宮崎県綾町の「綾町商工会」主催の、「綾の雛山まつり」は今年で15回目。
15周年を記念して行われたイベントが、3月1日(日)の「綾雛行列」です。

「宮崎きもの学院」の衣裳方は、「綾雛行列」の十二単と直衣(のうし)の着付けを承りました。
当日は、11時過ぎから南麓公民館で観光客の皆さまに着付けをご覧頂きながら、雅の世界を楽しんで頂きました。
午後1時半からは、十二単のお雛さまと直衣姿の男性を先頭に、100名を超えるかわいい子供たちの稚児行列や、有名な「響座」の岩切座長が和太鼓で、素晴らしいパフォーマンスを披露して、いっぱいの観光客の拍手を受けていました。


 



 



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「綾の雛山まつり」…3月1日に、ひな壇の行列

2015-03-01 06:12:40 | 十二単

十二単と直衣(のうし)の着付けも披露…南麓公民館で
宮崎県綾町の「雛山まつり」。
毎年大盛況ですが、今年はちょうど15回目。

そこで綾町商工会の婦人会では、「お稚児行列」を企画して、雅の世界を楽しんで頂くことになりました。
当日は、十二単と直衣の二人を先頭に、100名のお稚児さんが、「ひな山まつり」の街を練り歩くことになっています。

当日が雨の場合でも、綾町の南麓公民館で、平安時代の十二単と直衣の着付けをご覧頂けます。
下の写真は、左から「裳を付けた十二単」「直衣」「行列の場合の十二単」です。

興味のある方は、「綾の雛山」の商工会までお電話を。

  

 



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