西美代子きつけ教室が展示する、文化遺産級の「三枚襲」
今月(12月)5日(月)に行なわれる、「創立十周年記念・第10回認定証授与式」で、西学院長の家に伝わる「明治・大正期の三枚襲の婚礼衣裳」が展示されることになりました。
西学院長は、江戸時代から八代続いた大庄屋の娘さんで、現在93才。
ご自分の教室で、日本のきもの文化を伝えるお仕事を天職と考え、後進の指導にあたっておられます。
以前にも「三枚襲」の展示を行なったことはありましたが、大変好評だったため、十周年にあたって、再度展示して、婚礼の歴史の一端をご覧頂くことになりました。
認定式にお越し頂いた皆さまには、西先生が幼少のころから聞いていた、「三枚襲」の婚礼についての覚書(冊子)をお配りすることになりました。
お問合せは、西美代子きつけ教室 086-282-2378
道前美佐緒准教授(名古屋文化短期大学)の研究
「三枚襲」について調べておりましたら、名古屋文化短期大学の道前美佐緒(どうまえみさお)准教授が研究されていることを知り、「調査研究の資料にでもして頂ければ…」と、、「三枚襲」の婚礼についての覚書(冊子)等をお送りしました。
後日、道前先生からお礼のお電話を頂いて、お話もさせて頂きました。
道前准教授は、名古屋地域の歴史的な婚礼は勿論、国の内外のブライダル総論を専門とされています。
ご研究の文書のなかで、「婚礼衣裳『三襲』について」の調査研究の文書がありましたので、下記でご紹介いたします。
興味のある方は、下をクリックしてご覧ください。
婚礼衣裳『三襲』について (英文の画面の右側の枠をクリックしたら、和文の文書が出てまいります。)
岡山の鷲羽ハイランドホテルで、12月5日(月)に開催!
岡山市の「西美代子きつけ教室」は、来る12月5日に「第10回講師資格認定証授与式」を開催することになりました。
「西教室」は今年で開校10周年。
認定証授与式と合わせて、10周年を記念する「きものフェスティバル」が予定されています。
西先生に伝わる、貴重な「三枚襲ね(かさね)の婚礼衣裳」も展示
会場には、西学院長のご自宅に伝わる文化財級の衣裳が展示される予定です。
明治・大正期の「三枚襲の婚礼衣装」は、国内でも一部の階級が婚礼の時に装ったもの。
江戸時代から、8代にわたって続いた大庄屋(西先生)に伝わるものです。
宮崎でも日向の美々津港の大商人でもあった「矢野家」が、一時期「三枚重ねの一枚」を展示していました。
ていねいに保存されている西先生の「三枚襲」の家紋は「揚羽蝶」(下図)
お越し頂いた皆さんに楽しんで頂けるものと思われます。
時代風俗衣裳の着付けショーや鬼面太鼓など、多くのイベントも…
「きものフェスティバル」では、地元の「鬼面太鼓」や、「時代風俗衣裳の着付けショー」、「帯結びショー」などが予定されています。
「時代風俗衣裳」では、①裾引きの衣裳に元禄調の帯結びをしつらえ、紗を掛けた日本舞踊や歌舞伎で使われる着付け。
②江戸時代の町娘の着付け。 ③股旅物の着付け。以上三様の着付けショーもご覧いただきます。
また、日本文化の剣舞や民舞も披露されます。
お問合せは、西美代子きつけ教室 086-282-2378 まで。