桜とスカイツリーと花街➠向島
場所は墨田区向島。
近くには東京スカイツリーがそびえ、観光客も増え続けている墨田区。
その昔、徳川吉宗公が、現在の墨田区の向島と、北区の飛鳥山に桜を植えさせ、江戸の庶民に花見の場所を提供したと伝えられます。
隅田川沿いの堤は、いま桜の名所として東京の皆さんの目を楽しませています。
そんな中に長い歴史を持つ向島の花街があります。
京都の花街に次いで芸者衆の多い所でもあります。
向島について知りたい方は、「芸者の粋と意地…向島 花柳界に舞う女たちの生き様」(著者・出馬康成 氏)(下の写真)も参考になります。
6月には、向島の芸者衆三名の方と、関東芸者の出の衣裳の着付けのお勉強会を致しましたが、来月も伺うことになりました。
素敵な皆さんで、着付けを真剣に学んでいらっしゃいます。
私達もご期待に応えられるようにご一緒にお稽古してまいりたいと思います。
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ジュニアたちが、華やかな舞踊の競演
国際文化交流会TENが主催する、「ジュニア日本舞踊コンクール九州大会」は、6月25日(日)午後1時から、鹿児島市民文化ホールで行なわれました。
予選を勝ち抜いた12名のジュニアが、桧舞台で華やかな競演を披露。
いずれも素晴らしい踊りで、大向こうをうならせる内容でした。
九州の各地から参加したジュニア達の他にも、シンガポールで日本舞踊を学んでいる女性も本選に勝ち残り、「手習子」を披露していました。
結果発表は、次回にお知らせ致します。
この舞台のスタッフは、大道具・照明・音響「舞研」。衣裳「小林衣裳店」。衣裳着付け「きつけ塾いちき」。床山「八木源かつら」。顔師「那須裕生」。
ビデオ「中央ビデオ」。写真「キクチスタジオ」。印刷「ユニカラー」。司会「山野真理」の皆さんでした。
舞台裏の着付けの様子をご覧いただきましょう。
床山さんのかつらがのっていませんので、形はいずれも未完成です。あしからず
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泣かない忍耐と、こぼれる笑顔が私の身上です。
ぼくは、10ヶ月の男の子です、。
お母さんはきものの着付けをお勉強中。
そのたびに抱っこされて、母親の応援団として、着付け教室に通っています。
教室の先生から、「泣かない子」ということで可愛がってもらっていますが、これでも我慢しているわけで、大人たちには、わかってもらっていないようです。
まあ、いい子で通そうかと思っています。(「本当にいい子なんですよ」…先生の声)
いよいよ今日は着付けの認定試験らしくて、いつもとは違う空気を感じています。
無事に試験も終わったらしく、きものをたたんであげたり、床掃除をしたりと忙しい一日でした。
そうそう、先日「這い這い競争」で準決勝まですすんだんだけど、他のお母さんの持っているおもちゃや黄色い声援に気を取られて休憩してしまい、決勝まで残れませんでした。
何事も集中しないといけませんね。
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九州各地から12名のジュニアが競演
6月25日(日)、鹿児島市民文化ホールで、「第14回ジュニア日本舞踊コンクール九州大会」が行なわれます。
主催は、国際文化交流会TEN(烏野 ユリ子 代表)。
4月1日の予選を勝ち抜いてきた12名のジュニアの本選です。
前回のジュニアの皆さんの踊りは、動画でも配信されています。(記事の下の「ジュニア九州大会」のバナーをクリックしてごらんください。)
花柳基先生も特別出演
この大会には花柳流から、花柳基先生も特別に出演して頂くことになっています。
基先生の素晴らしい「七福神」もぜひご覧いただきたいと思います。
私ども「きつけ塾いちき」も、ジュニアの皆さんの着付けをさせて頂くことになっています。
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「目からウロコ」…来月もおけいこを!
先日、東京の芸者さんから、「裾引きの着付けをお勉強したい」とご連絡を頂いて、伺ってまいりました。
着付けをされる方はいらっしゃったのですが、ご自分たちも学びたいとのことで、「出の衣裳」の着付けをお稽古。
ベテランの芸者さんや、これから芸者修業をされる方までお集まりいただき、3時間にわたってご指導をさせて頂きました。
参加されたのは本当に素敵な芸者さんばかり。
とくに裾引きの「裾の入れ方」について、「なるほどね、目からウロコ…」などと言っていただけました。
一方、私たちも、芸者さんの腰紐の位置など、日本舞踊と異なる部分の確認が出来てお勉強になりました。
「これからも、東京にお出での時に、教えて頂きたい…」とのこと。
「お互いにお勉強していきましょう」と、来月のお約束をいたしました。
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昨年から、来年の成人式目指して「帯専科」も
鶴田さんは、昨年から「振袖専科」を専攻して、猛勉強されています。
習うきっかけは、「自分の娘の成人式には、私が振袖を着せてあげたい」との想いからでした。
「きつけ塾いちき」の通い始めてから、来年の成人式目指した着付けのおけいこが始まりました。
今年の成人式には、着付けのスタッフとして初めて着付けの舞台に参加し、お勉強されました。
現在は、お勉強の幅も広がり、「帯専科」を学んでいらっしゃいます。
今日も、「きつけ塾いちき」の鹿児島のおけいこ場で、技術を磨いていらっしゃいました。
お母さまが、娘のために振袖の着付けを学ぶなんて、素敵だとは思いません?
お母さまに、「アッパレ」です!
最高の着付け技術を皆さまの手に!
創立37年の私どもの教室は、これまでに京都で「十二単」を、東京で「歌舞伎衣裳の日本舞踊の着付け」と「花嫁の着付け」を学び、以後今日までその普及に努めてまいりました。
十二単は、日本文化の象徴として、国内外でその着付けと歴史の紹介を続けています。
日本舞踊の着付けは、九州や中国地方で技術者の養成を行ない、各流派の舞踊会の着付けを承り、舞台裏のお仕事を続けています。
また、「花嫁衣裳の着付け」や「振袖着付け」などは、美容師やブライダルなどの着付け師の皆さまや着付けに関心のある方に、プロの技術を提供しています。
今日も鹿児島では、美容師さん向けの「プロコース」が行なわれますし、「来春の成人式に向けた振袖着付けの特訓」も開催されることになっています。
「日本文化を支え続けてきた『きもの』の、最高の着付け技術」を皆さまに提供する事を使命と考え、あらゆる所に出向き、多方面の先達に教えて頂きながら、学び続けてまいりたいと思います。
学ぶことも、教えることも、ともに最高の学習の場なのですから。