「帯専科」初めての帯結び
振袖専科の資格を得た前田さん。
今日から「帯専科」のお稽古が始まりました。
初挑戦した帯結びは、「弥生」(写真)です。
今から全体のバランスや、ヒダの取り方を学んで、一流の帯結びの技術を手にしていくつもりです。
手が帯になじんでいくほどに、形が洗練されていきますので、楽しみながらやり続ける事が大切です。
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九州・山口各県から認定者が参加
「全日本きもの文化研究協会」は、11月8日(水)午前11時から、「第37回講師資格認定証授与式」を開催します。
認定式典のあと、認定者へのお祝いの席・「きものフェスティバル」で、皆様に楽しんで頂くことになっています。
この会場には、南国・沖永良部島、鹿児島、宮崎、熊本、佐賀、福岡、山口などの各地から認定者が参加します。
会場は「ガーデンテラス宮崎」で…
オリンピック会場の設計で有名な、隈研吾さんが設計した「ガーデンテラス宮崎」が、認定式典の会場です。
日常は結婚式場として運営されている趣のある会場で、雰囲気も楽しんでいただきます。
楽しんでいただける催しが…
当日は、日本舞踊「義経」が幕開きです。
踊ってくれるのは大衆演劇・「劇団いろは座」で活躍している、大空翔さんの二人のお嬢さん。
可愛いチビッ子舞踊を披露してくれることになっています。
生徒さんや講師、OB生による「きものショー➠きものの歳時記」も、楽しんで頂ける企画です。
日頃の着付けの成果をご覧いただきます。
日本一の津軽三味線をお聞き頂きます。
津軽三味線、「石井流家元・石井秀弦先生」に、出演を依頼したら、快くお受けいただきました。
青森県五所川原市金木町で行なわれる「津軽三味線全日本大会」で、二年連続優勝。仁太坊賞受賞。
秋篠宮さまの前で演奏。
在仏日本大使公邸(パリ)で、世界の要人を前に、書家の紫舟さん(美の壺の書でも有名ですね)とのコラボレーション。
熊本県山鹿市の八千代座で「市川海老蔵」主演の舞台に参加。
など、国内外にわたる活躍をされている「日本一の津軽三味線」をお聴き頂きます。
時代風俗衣裳の着付けショーは「白拍子」
毎年恒例の、時代風俗衣裳の着付ショーの今回は、「白拍子」。
歌舞伎や日本舞踊で演じられ、頼朝の前で、弟・義経の愛妾「静御前」が、太刀を佩びた「白拍子姿」で舞う姿はあまりにも有名です。
今回はその静御前の「白拍子」を、本衣裳の着付けを披露したあと、モデルの方に踊って頂きます。
下の絵は、上村松園と、葛飾北斎の「白拍子」です。
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宮崎市民文化ホールで各流派が日本舞踊を披露
10月29日(日)、午前10じから、宮崎市民文化ホールで、毎年恒例の「第7回彩の会(いろどりのかい)」が開催されます。
「きつけ塾いちき」も、花柳新千代社中、花柳幹都社中、藤間奎道社中、坂東寛皇社中の皆さまの着付けのお手伝いをさせて頂くことになっています。
当日の入場料金は、全席1,000円。
お問合せは、彩の会事務局 0985-27-5005
今日(28日)はリハーサル。
当日の舞台裏が円滑に進むように、衣裳の拵えを準備したいと思います。
宮崎市民文化ホール
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お母さん大好き…ぴったり離れないキララちゃん
「きつけ塾いちき」で、「自装の着付け」をお稽古している佐藤さん。
カリキュラムも三回目になりました。
同行する監視役は、可愛い8ヶ月のお嬢さんです
当然のことですが、お母さん大好き。
しがみついて離れないキララちゃんに、教室も出来なかったのではないか?。
ご安心ください!抱きついているキララちゃんも一緒に帯を巻いて半巾のお稽古をすませましたよ。
泣いていたのに…こんなに笑顔!
帰る時間になって、「バイバイ」と手を振ると、いきなり満面笑顔になって手を振る今日の主人公。
大人たちが、ちびっ子の手のひらで遊ばれた二時間でした。
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舞台の床を掃いてる裾先
仕事柄、舞踊の会を観に行くときが多いのですが、、踊り手さんの裾先が気になります。
普通の着付けの拵えで舞台に立つと、必ずといっていいほど、裾が床を掃いているからです。
そうなると、踊りを観るどころではありません。目が床を掃く裾先に釘付け。
日本舞踊は、まっすぐに立って踊る所作は少なく、腰を落とした動きが多いのです。
腰を落とした時に、床と裾が平行になるとなんともいい形になります。
踊り手さんに中腰になってもらって、裾を床と平行にして腰紐で裾を固定して立ってもらってください。
少なくとも15cmくらいは裾先を上げないと掃くことになるわけです。
まあ、なんてひどい着付け!
昔のことになりますが、ある美容師の先生が、私どもが着付けた裾先を見て、「まあ、なんてひどい着付けでしょう」というが早いか、裾を思いっきり引き下げられた思い出があります。
裾の上げ方ひとつとっても、普段の着付けと日本舞踊の着付けは基本的に異なります。
日本舞踊の着付けを頼まれたら、裾はしっかり上げましょう。
裾を上げても、引きずられて、きものの両脇の裾が上がらないように着せてください。
この作業は慣れないとなかなか難しいものです。
ぜひ工夫をしてみてください。
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洗ってアイロンをして
ご自分の腰紐は大切にしたいものです。
まず腰紐を買い求めたら、紐の端に大きくお名前を書くことをお勧めします。
手で力を入れて締める腰紐は、以外に汚れるものです。
毎回とはいいませんが、洗って使いたいものです。
乾いたらしっかりアイロンをかけて下の写真のような星形にたたんでおきます。
もちろん他の方法でも、シワにならない保管が必要です。
私の知り合いで、使った腰紐までクリーニングして、いつも新品同様にされている方がいらっしゃいます。
きれいな腰紐は使いやすく、着付けている者も清々しくなりますね。
しかし、そこまでしなくても、汚れをなくしたきれいな腰紐は使いやすいものです。
星形にたたんでおきたい腰紐の保管
使った後の腰紐は、シワになっていて次回使いにくいものです。
私は星形にたたんでおきます。星形にたたんでおくと、シワがとれます。
洗わずに、丸めておくだけを繰り返しますと、汚れた棒状の丸紐になってしまい、使いにくくなります。
着付け師にとっては大切な相棒ですから、腰紐は大切に取り扱いたいものです。
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岡山市で、コツコツと日本のきもの文化を継承するために、着付けを教えている教室があります。
毎日ひっきりなしに、生徒さんが通ってくる教室。
「西美代子きつけ教室」がそれです。
彼女の年齢は94才。
50才から本格的に着付けのお勉強を始められ、大きな学院の教室長まで勤められました。
ご自分で着付けの文化を伝えようと教室を開校されたのは10数年前。
85歳で「将来のために…」と、日本舞踊の着付けを!
博多駅の近くで「日本舞踊の着付け講座」を開催していた私どもの所へお越し頂いたのは10年前。
当時、西学院長のお年は85才だったと記憶しています。
「なぜいま日本舞踊の着付けを習おうと思われたのですか?」と私がお尋ねしました。
西学院長が応えます…「将来のためにね。」
今思うと、なんと不躾な質問だったのかと、赤面の想いです。
いまでは、衣裳方の技術者も生まれて。
あれから10年。
昨年は西教室も、記念すべき10回目の認定式を迎えました。
なんと素晴らしいことかと、感動するばかりです。
教室からは、自装・他装・振袖・礼装・帯専科などの卒業生を輩出し、日本舞踊の着付け技術者(衣裳方)も多数生み出しています。
ところで、なぜ途切れることなく生徒さんが、西先生のところに来られるのでしょうか
楽しいのはもちろんですが、たぶん着付けを通して人生を学べるからだと思うのです。
江戸時代から8代続く大庄屋の娘でありながら、…などと西先生の人生を通して、生きることとの意味を学べるからだと思うのです。
お近くの方で、西先生の下で学びたい方は、ご一報くださいませ。(090-1929-8649 いちき)
今年も、来月の11月27日(月)は、第11回目の認定式です。
認定式の詳細は、「西教室の認定式」として、このブログでお知らせいたします。
西美代子きつけ教室
楽しい生徒さんとの一年間の交歓
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着せ付けの技術を深く学びたい
きものが好きな前村さんは、これまでも着付けを学んでこられました。
「きつけ塾いちき」には、振袖の着せ付けを、もっと深く学びたいと来られています。
お二人のお嬢さんがいらして、興味もあるみたい。
「お教室に親子で来たら楽しいよ。」と言っておきました。
お教室で、着付けを見ているだけで覚えてしまうお子さんもいらっしゃいます。
遊びに来るだけで、お母さまよりも早く上達するかもね。
今日は、衿付けと補整のお勉強でした。
プロの技術を一日も早く身につけて、着付けの現場を経験しましょう。
「いくら一生懸命学んでいる人でも、好きで学んでいる人にはかなわない。いくら好きで学んでいる人でも、楽しみながら学ぶ人にはかなわない。」と、孔子は言っています。
楽しみながら学びましょう。覚えなければという義務感が出てきたら要注意!。
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祝儀舞「鶴亀」など12演目を披露➠会場から拍手、喝采
藤間紀代佳(ふじまきよか)社中は、10月21日(土)午前10時半から、舞踊の会・「秋舞会」を開催しました。
会場は、会主、藤間紀代佳先生のご自宅。
割烹料亭をされていたお屋敷の、舞台のある二階大広間。
会場には、紀代佳先生のファンが、開場を待ちきれずに、二階にお見えになっていました。
舞台では、祝儀舞「鶴亀」から幕が開き、古典小曲など12演目・延べ18人の方が熱演しました。
下の写真は、会場のアンコールに応えて踊る、会主の小曲「俵星玄蕃」。
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腰紐の締める位置は職業によって…
腰紐を締める位置を間違うと、モデルさんが痛がったり、苦しくなったりします。
胸元を締める場合でもそれは同じことです。
ミゾオチを避けたり、さまざまな工夫が必要です。
ふくよかな方と、スリムな方とでも、締める位置でその結果はちがってきます。
特にスリムな方の場合、脇の補整が大切です。
一般の着付けの腰紐の位置は、腰骨の指二本分上の位置で締めますが、花街の芸者の腰紐などは、腰骨の上でしっかり締めます。
柳腰をつくる上で欠かせない位置です。
着付けの現場では、日本舞踊の、芸者の役を演じる踊り手に着せる場合の腰紐は、一般の着付けと同じ位置で締めますが、本物の芸者さんに着せる場合は腰骨で締めます。
職業によって、腰紐の位置は微妙に違ってくる訳ですし、その時に締める帯結びとも、密接な関係があります。
きものの着付けに欠かせない命綱…腰紐。
私たちも、この課題について、さらにお勉強を重ねてまいりたいと思います。
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