きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

「花嫁着付け」の認定試験が間近か

2013-11-30 22:30:01 | 花嫁の着付け
羽二重…メイク…着付け…カツラ…総仕上げです。

自分の着付け、振袖、衣裳方(舞踊の着付け)などの着付けを学んできた さんは、最後の仕上げとして一昨年から「花嫁の着付け」を学んでこられました。

今日はモデルさんを相手に、認定試験前の最後の仕上げの講習。

講習は、羽二重で髪をまとめて、花嫁の水化粧を施し、掛下・打掛の着付けをして、カツラをのせ…かんざしを挿すまでの工程をていねいに行いました。

しばらくすると「認定試験」が待ち構えています。Yさん 、がんばってください。







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朱扇会…いっぱいの観客で立ち見

2013-11-26 18:02:15 | 日本舞踊
五時間半…次々に演目を披露
11月23日(土)、「朱扇会/おさらい会」は、花柳幹太会主のもと、延岡総合文化センターで行なわれ、会場は立ち見で超満席。
この「舞踊の会」の演目数は44曲。(私たち衣裳方のプログラムを下記に載せてみました。)
51名の踊り手の皆さんが、五時間半にわたって、日頃のおけいこの成果を披露しました。
お弟子さんの中には、宮崎や熊本県から参加された方も多く、なかには大阪から駆けつけて踊りを披露される方もいらっしゃいました。

花柳達磨先生の「流星」で…会の幕締め

「会」では、長唄、清元、大和楽などの古典舞踊や小曲など44曲が披露されました。
花柳 幹太 会主の長唄・「雪・月」のあと、幕締めは花柳達真先生。
達真氏は、大学生の時から花柳流のお家元(四代目、花柳壽輔)でお勉強し、今では日本の若手舞踊会のひとりとして、舞踊や振り付けで活躍する毎日…。
今回の踊りは、初めて舞踊を観る方でもわかりやすい「流星」。
日本舞踊会でも評価されるほどの踊りを観ようと、会場は超満員。
楽しくわかりやすい踊りの流れにドッと笑いをさそう場面もあり、さすがに「上手い」。大向うもかかり、大成功のうちに幕となりました。
「今日は『流星』を観れただけでも値打ちがあったわ!」とは、知りあいの、踊り大好き女性の声でした。

「きつけ塾 いちき」は今回、リハーサル・本番合わせて100名近くの着付けをさせて頂きましたが、多くの出会いをさせて頂けました。
スタッフ一同、会主の「花柳幹太先生」に心から感謝しています。ありがとうございました。





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11月の福岡特別講座…26日から開催

2013-11-25 15:31:56 | 舞踊と振袖の着付け
早良区の「ももち文化センター」で二日間!
毎月開催されている「舞踊と振袖の着付け特別講座」が今月も行なわれます。
生徒さんも多くなり、楽しい雰囲気の中で学んでいらっしゃいます。
内容は下記のとおりです。



見学者大歓迎
この講座に興味のある方は、上記のお問合せのお電話でどうぞ。
なおホームページの「福岡特別講座」でも内容を掲載しています。



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花柳流/朱扇会が「舞踊の会」

2013-11-21 01:52:50 | 舞踊の着付け
約50名が「延岡総合文化センター」で45演目を…
花柳流・朱扇会(会主…花柳幹太先生)は、11月23日(土)午前11時半から、「延岡総合文化センター」で「舞踊の会(おさらい会)」を開催致します。
当日は、古典・小曲など合わせて45演目を51名の方がお披露目することになっています。

花柳達真氏が二曲を…
日本舞踊界を担う若手舞踊家の一人、花柳達真氏(写真)が帰省して二曲を披露します。
東京芸術大学時代に五代目、花柳芳次郎…(現・四代目家元、花柳壽輔)に師事。
以来、花柳壽輔先生の指導を受け、現代の若手舞踊家の一人として、多方面で活躍中。

平成11年 花柳流師範修得 /平成13年 新春舞踊大会奨励賞 /平成17年、19年には大会賞を受賞 /平成20年 文部科学大臣奨励賞
活躍のようすは、東京藝術大学邦楽科卒 日本舞踊家集団 藝○座 でご覧いただけます。また、ブログはタイムライン/花柳達真 でもご覧ください。

「きつけ塾いちき」も着付けでお手伝い
この会の着付けは「きつけ塾いちき」が承っています。
リハーサルと本番合わせて100名近くの方に心を込めて着付けさせて頂きます。

入場料は1000円です。興味のある方は、ぜひお越し頂いてごらん頂きたいと思います。



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黒留袖のお母さまに「ふくら雀」が…

2013-11-20 13:03:29 | 生徒さんの声
なぜこんなことに…

仲間の講師のお話です。
ある日、生徒さんから電話があり、「先生、昨日結婚式に行ったらご両家のお母さまが、黒の留袖にふくら雀が結んでいらしたのですが、正しいんでしょうか?」と質問があったといいます。
もう一人の生徒さんは、「結婚式会場の仲人さんが、黒留袖にお太鼓系の変化結びをされていました。いいのかしら?」…

これは、鹿児島の仲間のブログ「小粋におごじょ」…「留袖に?」 という記事に掲載されていたお話です。

昨今、きものに対する誤った知識が氾濫する傾向があります。
ことに、結婚式などの厳粛な場所では、格式ある着付けに努めたいものだと考えますが、技術と知識の両輪が身についていないと、こんな信じられない誤りが出てくるのです。

「なぜ黒留袖には比翼の衿がついているのか」、「なぜ二重太鼓を結ぶのか」などをお勉強していたら、こんなことにはならないのかもしれませんね。



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第33回認定式とフェスティバル開催

2013-11-10 13:50:15 | 認定式
認定者…11月7日に晴れの舞台
全日本きもの文化研究協会の主催する、「第33回認定証授与式/きものフェスティバル」が11月7日午前11時半から、「ガーデンテラス宮崎」で行なわれ、会場にお越しになった皆さんは、厳粛な「認定式」と楽しい「きものフェスティバル」を過ごして頂きました。

市来審査委員長のあいさつ
協会の市来審査委員長は、認定式典の認定者へのお祝いと最近のきもの事情を述べたあと、「この一年、きもの着付けを学ぶ皆さんの要望にお応えして、着せ付け部門の新設と細分化、自装のカリキュラムの充実をはかりました。現在では、宮崎・鹿児島・福岡などの教室で多くの方が学んで頂くようになっています。
自装・他装を問わず、いろんな入口からきものの世界に飛び込んで頂き、一生末永くきものとのお付き合いをして頂ければと願っています。」とごあいさつ。認定証の授与式の最後に、認定者代表の本嶋美咲さんから謝辞をいただきました。


「振袖着付けショー」…舞台と観客席の前で披露しました。
来年の成人式では、200名以上の着付けをお受けすることになっていて、「振袖の着せ付け専門コース」でお勉強している皆さんも、本番まで残されたおけいこの期間は約2ヶ月になりました。
振袖の着付けショーは、そんな皆さんの実践の場でもあります。
五組の着付け師の皆さんは、短時間できれいに着せ付けが出来てホッとされていましたが、これを機会にもっと技術に磨きをかけて頂けることでしょう。


舞踊の舞台裏を表舞台に…衣裳方の着付けをご紹介
協会の加盟校は、日本舞踊の着付けを学び、日本舞踊・各流派の舞台裏の着付けに伺っています。
現在では、東京から芸者の着付けを学びに来て頂いたり、大きな日本舞踊の発表会の着付けも承っています。
そんな舞台裏のようすをごらん頂こうと、「ワークショップ/日本舞踊の舞台裏」を再現してごらん頂きました。
舞台では、プロに顔師さんのご協力もいただいて、お祝儀舞いの「後見」、「関西芸者・つの出し結び」、会場のお客さまに舞台にあがって頂き「下町娘」の三人をお着せしました。ほとんどの方が舞台裏を観たことがないため、興味深くごらん頂きました。


琉球國祭り太鼓の皆さんに来て頂きました。
数年前にもお越し頂いた「琉球國祭り太鼓」の皆さんの底抜けの明るさと、身体に響く太鼓のバチさばきに、会場の皆さんも立ち上って踊り出し、会場を盛り上げて頂きました。
「琉球國祭り太鼓」は全国に支部があるため、宮崎支部の皆さんだけでなく長崎など県外からもお越し頂きました。
本当にありがとうございました。


平安時代をしのんで頂きました。…「壺装束着付けショー」
催しの幕〆は、協会のお家芸のひとつ、時代風俗衣裳の着付けショーです。
平安時代から鎌倉時代の上流階級の女性の衣裳・「壺装束」の着付けを二人の講師が行ないました。
近所へのお出掛けの形と、神社や寺社へのお参りの旅姿の形を再現。
時代風俗衣裳研究家でもある市来審査委員長が、興味深い時代考証と着付けの解説を行ないました。

会場では、最後に抽選会が行われ、皆さんに喜んで頂き幕となりました。

来年の認定式も決まりました。
「気が早く、鬼が笑う」かもしれませんが、来年の認定式ときものフェスティバルは、同じ会場で11月6日に行なわれます。

二人の仲間のブログでも…
きものフェスティバルのようすは、二人の仲間のブログでもごらん頂けます。
山下先生のホームページのブログ、さくら道場物語
福元先生のホームページのブログ、小粋におごじょ



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日本舞踊の舞台裏を/きものフェスティバルで…

2013-11-05 01:12:10 | 認定式
日本舞踊の舞台裏…衣裳方の仕事をそのままに…

日本舞踊の発表会で必要な舞台裏の仕事はたくさんあります。

大道具、小道具、照明、音響は勿論ですが、踊るご本人の拵え(こしらえ)は、お化粧(顔師)、かつら師、衣裳方が担当します。

「きつけ塾いちき」はこの舞台裏で「衣裳方」といわれる専門着付けを長年承っています。
市来学院長が、「歌舞伎衣裳」まで着付ける、全国でも珍しい「衣裳方集団」を生み出しましたのは20年前。

昨年は嬉野温泉の芸者衆の舞踊着付けをはじめ、多くの流派の会主の皆さまにお世話になりました。
そして今年は、各流派の参加で毎年行われている「舞踊の会」の着付けをはじめ、お世話になっているお師匠さんからの紹介で新たなご縁もできました。ありがたいことです。

今回の「きものフェステイバル」では、日頃私たちが仕事をしている「日本舞踊の舞台裏」を舞台上でご覧頂く事になりました。舞台裏のようすを覗いてみるのも楽しいですよ。

今回この取り組みには、「日扇堂(宮崎市)」のプロ顔師、那須社長にご協力を頂いて、舞台上でお化粧して頂きます。お楽しみに…

舞台裏で舞踊の着付けをしている「きつけ塾いちき」の衣裳方。




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認定式当日のフェスティバル/振袖着付けショー

2013-11-05 00:09:30 | 認定式
ベテランも初心者も取り組む姿勢は一級品

来年の成人式に向けて、宮崎・鹿児島・福岡の「振袖着せ付け部門」の生徒さんは、いま仕上げの段階…。

とくに「振袖着付けショー」に参加する10名の生徒さんは、着付けと帯結びに緊張されていると思います。

ところで、着付けショーを行なう皆さんの入学のきっかけもさまざまです。

ある着付けのベテランは、「今の着付けでいいのか不安で、もう一回基本から勉強したい。」と入学。

また、「上の娘の成人式の時、振袖の着付けが余りにもひどかったので、下の娘から、母親の私が着付けをしてあげたい。」というお母さま。

「あるところで着付けの仕事をしているが、きつけ塾いちきで勉強しなおしたい。」と一念発起されて、腕に磨きをかけていらっしゃる方も。

「着付けは全然できません。振袖の着付けを身に付けて、収入を得られる技術を身に付けたい。」という初心者の生徒さんももちろん多くいらっしゃいます。

しかし、ベテランも初心者も取り組む姿勢は一級品。

そんな皆さんの「振袖着付けショー」がとても楽しみです。


教室で、振袖の着付けに取り組む風景(写真上)



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認定式が近づきました。

2013-11-04 00:19:40 | 時代風俗衣裳
数多くの楽しいショーを準備致しました。
「全日本きもの文化研究協会」の「第33回認定証授与式」並びに「きものフェスティバル」が、二日後に迫り、スタッフは準備に大わらわです。

厳粛な授与式典のあと、各認定証を授与された皆さんをお祝いするための楽しい「きものフェスティバル」。

今年の主な内容は、
振袖の着付けショー…皆さまの目の前で、振袖の着付けと帯結びをご覧いただきます。
日本舞踊の舞台裏…プロの顔師にもご協力頂いて、お化粧…着付け…かつら…舞台裏の臨場感を楽しんで頂きます。
琉球國祭り太鼓…琉球國祭り太鼓十数名の皆さんにお越し頂き、南国の迫力のある太鼓の演舞がご覧頂けます。
時代風俗衣裳/「壺装束」の着付けショー…平安から鎌倉にかけての上流階級のみやびな世界を堪能して頂く事になりました。

壺装束の衣裳合わせも…
「時代風俗衣裳…壺装束の着付け」を担当するのは、「きつけ塾いちき・鹿児島」の皆さん。
京都からの衣裳も届き、11月3日には衣裳合わせを致しました。
紗の「カツギ」を付けた形や、「市女笠」をかぶった旅装束(「むしの垂衣」)の形をおさらいして、本番に備えていました。
衣裳合わせの内容は、当日着付けを担当する「きつけ塾福元…小粋におごじょ」のブログでもご覧いただけます。

下の写真は、「市女笠」をかぶった旅装束(「むしの垂衣」)の衣裳合わせのようすです。


大好きな、芥川龍之介の「羅生門」の中に、「ある日の暮方のことである。…中略…羅生門が朱雀大路にある以上は、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二・三人はありそうなものである。それが、この男のほかに誰もいない。」 というくだりがあります。戦乱や天災でさびれた平安京。
そんななかでも、市女笠をかぶり、願いを叶えるために、寺社に旅ゆく雅な女性がいたのかもしれません。
そんなことを思いながら着付けをご覧いただくのも一興です。




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