きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

雨の五郎の「とんぼ」が完成

2019-06-30 12:17:17 | 衣裳方

ANAの機内でも、「桜丸」が登場
最近、全日空(ANA)の機内放送(機内でのマナーや救命胴衣の付け方などの安全ビデオ)の画面で、菅原伝授手習鑑の「桜丸」が登場して、手荷物の収納などを説明しています。
たとえば通路においた手荷物に引っかかった桜丸が、オットットと、「六方」を踏んでいる場面などがあって、けっこう楽しく出来上がっています。
桜丸の隅取りも見せてくれて、歌舞伎ファンにはたまらないものです。
そんな中で、後半の瞬間ですが、トンボを結んでいる場面もあって歌舞伎の舞台裏を見せてくれます。

私たちも、日本舞踊の「雨の五郎」を着せ付けるときは、お決まりの衣裳を「東からげ」に着せて、下の写真のトンボを背中で結ぶわけです。
日本舞踊の場合は作り帯のトンボで、胴巻きの部分と帯結びが分かれているものを使います。
本番のときには、東京の松竹衣裳や、京都の小林衣裳、上嶋衣裳などからお借りして着付けます。

しかし、手慣れていないと、けっこう大変なので、衣裳方の仲間の練習用に「トンボ」を作りました。
大きさは大人用で、畳の巾で大きさの程度はわかって頂けると思います。

雨の五郎の動画 ← クリックして下さい。



#日本舞踊着付け #舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け

          


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