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チリコンカン・サンドイッチ/アメリカ人になりたかった。

2022年05月25日 | 田舎生活の衣食住
 チリコンカン・サンドイッチ(トマト、大豆、パプリカ、豚挽き肉、ニンニク、レタス)
 卯の花の卵焼き(卯の花“オカラ、絹ごし豆腐、ニンジン、ヒジキ、シメジ”、卵)
 コールスロー・サラダ(キャベツ)







 写真が暗かった。なんだか、美味しそうじゃないなあ。料理のカメラマンが一番難しいって、ブログやっていて痛感。
 と、これは置いておいて、「チリコンカン」は正解。大正解。またまたレタスが多過ぎたものの、レタスとの相性も良く、しっかりと「チリコンカン」の味はした。

 「チリコンカン」って、「アメリカン・チリ」と、呼ばれていたりもするらしいのだが、何十回もアメリカを訪っていたが、食べた記憶が全く無い。「デリカ」も利用しており、そこにはありそうな物だが、それでも思い出せないな。
 第一、アメリカで何を食べていたのかも、あやふやなのだが(笑)。
 乏しい記憶の中で覚えているのは、和食屋でランチにテイクアウト用に売り出していた、「カリフォルニア・ロール」。ニューヨークなのに「カリフォルニア・ロール」。これを購入して、セントラルパークでボケーッとしながら食べたっけなあ。
 あと思い出深いのは、屋台で売っていた「プレッツェル」。ニューヨーカーを気取って、歩き喰いなんかしたのだが、岩塩まぶしで、塩辛い、もはやパンの塩漬け。ニューヨーカーって本当にこれを美味いと感じているのか? 不思議だと、思いながらも、あまりの塩辛さに、食べ切ることができなかった。
 以後、ニューヨーカーを気取る時は、もっぱら「ホットドック」に限ったものだ。
 ほかには、サンフランシスコでの「クラムチャウダー」。アサリの塩抜きが大雑把なものだから、ジャリジャリした。そして、以前にも書いたが、ニューオリンズでの「ポーボーイ」。これしか覚えていない。レストランに行った記憶はあっても、そこで何を食べたかは全く思い出せないのだ。
 当時は、アメリカ人になりたい。ってなくらいのアメリカ贔屓だったので、きっと食べることよりも、アメリカに居る自分に酔っていたのかも知れないなあ。
 そして、そんな自分は、コンプレックスからきていると悟った時、アメリカの景色が色褪せていった。そこまで到達するのに約10年。30数回訪った後のことであった。