「80歳で若々しい感性の人間もいれば、その半分の年で人生を捨てている奴もいる、どんなに若くたって素晴らしい人間もいるし、年ばっかり重ねてずる賢いだけってやつもいる。日本人は、どうしてこう年齢とか、銘柄にこだわるかね」本当にそう思います。
本の中で池波正太郎は「ああ一日も早く死にたい、死んでしまいたい。などと暇さえあれば口に出す爺様や婆様が道を歩いていて、向うから暴れ馬が飛んできたりすると、お助けえと大声を張り上げ逃げたりする。人間だからである。」老人介護の現状を知って、尚更その考え方をもっともだと思う様になりました。
少し違いますが、不思議な縁で、その方の家族を知っているので親しくなりました。脱臼で何度か救急車で運ばれて、その痛さに、いつ死んでもいいと言ってました。
ある日、食事を「いつ死んでもいいと自分で死ぬと言っていたのに完食、オカシイね!」と明るく言っていた事を思い出します。韓流大好きで翻訳無しでビデオを見ている大変大きな腕で血圧を測るのが難く、太って凄く足がむくんでいました。以前大阪に来ている曾孫に会ったことがありますが、2歳でも、その方にそっくり、よく似て大きく愛想抜群の子でした。そのひ孫が東京から次に会うのを楽しみに最後と決めていました。そのひ孫と会ってから先日、亡くなりました。合掌
そうかと思うと、体温が常に37度を超えていましたが、本人には平熱が高い方もおられるから心配しないようにして下さいと言っていました。それ以外はお婆さんというよりオバサンと言った方が合っているようなおとなしい方でした。「最近足がむくんで来るのです」と相談を受けて、足を動かしていますか等と聞いたりしていました。休みの明けの日、名簿の名前が消してあるので、スタッフに聞くと亡くなったと言うのでした。どう考えても分からない程、簡単に亡くなられました。合掌
部屋にいるとコケて危ないから、食堂で皆が見やすい所にいる方がいます。車椅子でスタッフを見つけては、いつも車椅子から常に立ち上がって「あのーもしもし」とか、「先生、先生」声を掛けてくるのです。先日、私の名札を覚えて、私を向かずに他のスタッフに何度も声掛けていました。ある日、アルバイトをやりたいから雑誌を見せて欲しいと要望されました。本人の持っていた週刊新潮を渡しました。私もバイトですと言っても分からない困った方です。
認知症の人、こんな方にならないようにどうすれば良いのでしょうか?自分はそうはならないと言えますが、今の所、考えが及びつかないです。
本の中で池波正太郎は「ああ一日も早く死にたい、死んでしまいたい。などと暇さえあれば口に出す爺様や婆様が道を歩いていて、向うから暴れ馬が飛んできたりすると、お助けえと大声を張り上げ逃げたりする。人間だからである。」老人介護の現状を知って、尚更その考え方をもっともだと思う様になりました。
少し違いますが、不思議な縁で、その方の家族を知っているので親しくなりました。脱臼で何度か救急車で運ばれて、その痛さに、いつ死んでもいいと言ってました。
ある日、食事を「いつ死んでもいいと自分で死ぬと言っていたのに完食、オカシイね!」と明るく言っていた事を思い出します。韓流大好きで翻訳無しでビデオを見ている大変大きな腕で血圧を測るのが難く、太って凄く足がむくんでいました。以前大阪に来ている曾孫に会ったことがありますが、2歳でも、その方にそっくり、よく似て大きく愛想抜群の子でした。そのひ孫が東京から次に会うのを楽しみに最後と決めていました。そのひ孫と会ってから先日、亡くなりました。合掌
そうかと思うと、体温が常に37度を超えていましたが、本人には平熱が高い方もおられるから心配しないようにして下さいと言っていました。それ以外はお婆さんというよりオバサンと言った方が合っているようなおとなしい方でした。「最近足がむくんで来るのです」と相談を受けて、足を動かしていますか等と聞いたりしていました。休みの明けの日、名簿の名前が消してあるので、スタッフに聞くと亡くなったと言うのでした。どう考えても分からない程、簡単に亡くなられました。合掌
部屋にいるとコケて危ないから、食堂で皆が見やすい所にいる方がいます。車椅子でスタッフを見つけては、いつも車椅子から常に立ち上がって「あのーもしもし」とか、「先生、先生」声を掛けてくるのです。先日、私の名札を覚えて、私を向かずに他のスタッフに何度も声掛けていました。ある日、アルバイトをやりたいから雑誌を見せて欲しいと要望されました。本人の持っていた週刊新潮を渡しました。私もバイトですと言っても分からない困った方です。
認知症の人、こんな方にならないようにどうすれば良いのでしょうか?自分はそうはならないと言えますが、今の所、考えが及びつかないです。