旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

515 桜(毎週土曜日に更改しています)

2017-04-15 04:43:50 | ブログ
 日本人の愛する桜は、春を毎年、我らに知らせてくれます。しかし、その桜は城山三郎さんによれば、戦争を思い出すものであると言っていたと知りました。ご自身が海軍特攻隊の隊員であって、毎日死と隣り合わせ、戦友が次々亡くなった為だとも知りました。満開の桜は軍国主義の象徴であって、人を人とも思わず桜の花が散る様に人を死に追いやった。桜をそのように感じる人もいたんです。

 その気持ちを詩に表しました「旗振るな 旗振らすな 旗伏せよ 旗たため 社旗も 校旗も 国々の旗も 国策なる旗も 運動と言う名の旗も ひとりひとり ひとりには 一つの命...」 個性が無くなる、自分が存在しない。己を殺して会社の為、団体の為に、国家の為に「旗振るな...」、良く分かります。

 今回のシリアに対するトランプ大統領の決断に直ぐに安倍首相が賛同しました。しかし、日本では武力による国際紛争の解決に使わないと憲法で決まっていたのではと思い又憲法を読みました。「第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

 国際紛争では無いと言えばそうなります。自分自身、一般人として残酷な猛毒を使うシリア、北朝鮮のような国は解放、そのトップは抹殺すべきだと思います。思うだけ、しかし自衛権行使の理屈強調、国のトップがそれを行う事には疑問を抱くのです。未だ解決しない、拉致問題の家族を思うと何とかせねばと、しかし国のトップが武力行使を他国、アメリカとはいえ、直ぐに容認したことに不安を感じます。

 我々大衆が迎合、そして認めれば、それを実行すればいいかというと、間違いがあると思います。戦前の様にならない様に気を付けなければいけないです。子供の頃から、日本は戦争を放棄した国と誇りの思い心に刻んでいたのですが、難しい世の中ですから、国のトップがどういう方向に向いているかが大変大事になっています。戦争を経験していない者にとって考えなければ、いずれにしても大変難しい時代になりました。

 ところで、言葉の「忖度」が話題になりましたが、通訳者が「read between the lines」と英語に訳したそうです。一度、何かのプレゼンテーションに同時通訳が付きました。その時の通訳が凄く、そして早さに驚きました。その時迄、通訳者のランクがあった等、考えもしなかったです。その通訳者は、偶々就いた国際会議等の通訳でした。日本語を知らないと通訳をできないのを、「忖度」で思い出しました。 
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-05-27 07:38:20
忖度を英語にするなら
Put yourself in your opponent shoes(相手の靴を履く)
なんかじゃないですかね。
相手の立場になって考える、相手の考えを推し量るという意味の諺
ようするに
忖度=(相手)を推し量る、おもんばかる)ですね
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