旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

775 小説から (次回更新12月7日 第一土曜日)

2019-11-16 05:27:04 | ブログ
歴史小説でなく時代小説を読んでいて、その想像力に驚かされるばかりです。印象的なものは、刀の重さが竹刀や木刀は真剣と比べて軽すぎるとの事です。真剣で切りそこなった時に、刀を止める腕力が必要で、地面を叩く前に刀を止めなければならない。実戦で道場で竹刀や木刀との差が出るのが歴然、真剣は重いので片手でを扱うのが難しい、着ている着物の新しさや、剣の軽さが気にかかり時代劇を見ていられなくなりました。岡田准一さんならその辺に気づいて欲しいですが、映画で軽くやった方が綺麗に見えるから難しいと思います。馬は日本馬で、両足が地に着く程だと確か司馬さん?の小説で書いていました。映画はやっぱりサラブレッドの方が映えるでしょう。日本馬が少ないからやろうと思ってもできないです。
 又、夜の暗さは想像できません。風呂屋はロウソクしかないしかない時代、風呂屋が夜やっていたのか疑問です。想像力が素晴らしい、真っ暗で隣の人の愛の交換も見えないとありました。小学生の頃、街灯が点きましたが、月明かりしか無い時は、想像もできません。
現代小説で三島由紀夫の1952年から53年に「にっぽん製」は、彼は40代で人生終える頃になるのですが、ほぼ最初と最後の頃の作品になると思うのです。これが面白かったです。父親の秘書としてファストクラスに乗った主人公が、その父親に同伴して今回の主人公は日本の航空会社NALの乗務員ファストクラスでワゴンを押して歩いて行く素敵な後ろ姿フライトアテンダントの値打ちを決めるそうです。私は後ろ姿を見る前に目の前のトレイだけを見ていました。
 それが、ほぼ事実だと後書きを読んで、この前に亡くなった安部譲二であったのは驚きでした。何にでも直ぐに飛びつく、それが長続きしない悪い習性ですが、マタマタ三島さんの作品に今回の三島由紀夫「複雑な彼」は、「楯の会」(知らない人が多くなったと思いますが)を作る時、当てにしていた資金が何らかの理由でストップしたので、急遽破格の原稿料で女性週刊誌に初めて連載小説を書いたと言います。この前の、三島由紀夫と女性週刊誌はどうも結びつかないですが、理由が分かりました。
 昭和を殆ど過ごして人間で大きく変わったものの一つにポイント貯める業種が増えた事です。それを一番初めにマイレージサービスサービスを始めたのがアメリカン航空でした。その頃、他会社から無料客ばかりになってしまうと言われてましたが、その良さを認識して今や現状のようになりました。
 今でも世の中の変化に付いていけない厚かましく生きている間の未来はどうなるのか興味深々です。書いている間にこんな事もあったと思い、色々と話が飛んでしまうのは何時も事です。済みません。、
 
コメント (2)
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