『本日5月1日 誕生日、冥土の旅への一里塚、嬉しくもあり、嬉しくも無し!』その場に自分がいたと信じられない半世紀前、お世話になっていたエリザ宅で私と同い年の息子との映画談。一番好きな映画は?勿論「明日に向かって撃て」、だから「Shoot for the tomorrow」と、それ何??「Butch Cassidy and the Sundance Kid」分かるはずが無く、以後、原題を覚えるようにしています。
しかし最近は原題そのままのタイトルが多くなり、意味の分らない映画も!名前だと勘違いしたノマドランド 「Nomadland」(後、何故かアカデミー作品監督賞等受賞?車で生活している漂流民、やっぱアメリカ!)、 デンマーク映画だから観たけど「わたしの叔父さん」原題Uncle。日本語題名を付ける手間を省いているのでしょう。何だか分からないから見に行く人!そう私です。二本共コロナ最中に危険を冒して行く必要はありませんでした。
Butch と Sundance Kidの二人の最後のシーンは日本題名から想像でき、バートバカラックの音楽が素晴らしいです。彼らを追う追跡隊を山の向こうに見て”What are those guys?"コペンハーゲンで、崖から川に飛び込む昔、特撮、今メーキングシーンをTVで、この場面はこうして撮ったのかと感動しました。
その昔、ケインコスギの主演映画の前宣伝を橋から船に飛び降りた所がソフトマット。同じ頃、怪奇映画と思いますが放映前に砂浜の下から石鹼泡でブクブクと!共に本編は見てまいません。
特撮と呼ばなくなってから公開前にメーキングシーンを頻繫に、大好きな岡田准一 さんの今度の映画も同じです。一作目は何も知らずに見たのですが残念です。これらは種明かしを先に見せる芸の無い手品です。
映画が大好き日本人とスイス人とで、海外で初めてのロンドンタクシーに乗って町外れある映画館に「明日に向かって撃て」いえ「Butch Cassidy and the Sundance Kid」を、と言う訳で8回以上も❕ 映画好きに取っては、沢山の劇場があるロンドンは聖地、最高の地。50年も前、劇場のロングランは、一年以上と驚きました。社会人になって仕事で行ったのにレスタースクエアーの映画館をハシゴした事が忘れられません。
デンマーク映画「バベットの晩餐」も好きな映画で、何時でも見ようとカセットテープを!時代は残酷、これらの二つの映画はCDを買わなければと思っています。古い映画ですが、皆さんにお勧めです。
もう一度見てみたい映画「トーチソングトリロジー」朝早く好きな男より先にベットから出て、髭を剃るゲイの悲しい愛の話。いい映画でした。
映画の話は続きます。昔、ロンドンで間違っていなければ日本映画「怪談」を、シリアスな場面、白州に座った50人程の侍が一斉にこちらを見たとたん全員が爆笑。月代をハゲだと思ったのでした。貴重な経験となりました。
淀川長治さんは、どんな映画にも良い所があると!しかしメーキングシーンは??映画の良し悪しは自分自身で決めたら良い事で、一人で観に行くものです。関係ないですが、一番好きな日本俳優は、配達のバイトをしてラジオを聞いている時に亡くなった事を知った市川雷蔵(68年7月17日に37歳没)です。船場言葉が素敵な「ぼんち」「陸軍中野学校」「炎上・金閣寺」等々、どれも最高です。【映画って本当にいいものです。さよなら さよなら さよなら!】