たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VS動物園 番外編 令和2年度動物写真コンテストを振り返る

2021年03月27日 02時41分37秒 | クマと動物たち

あくまで腕試しと

イベント盛り上げが目的です。

 

動物園で写真を撮っていると、「割といい感じじゃね?」っていう写真が、年間数枚撮れるわけで、概ね、パソコン内の「Best Shot in Zoo Folder」に入れて、深夜、ニヤニヤしながら眺めるのが楽しみの一つです。

 

いわゆる

「殿堂入り」ですね。

 

で、今回は、殿堂入りする一歩手前で、これは外に出して恥ずかしくはないけど、殿堂入りする程ではない写真のお話しです。

 

いつも通っている県内の3園の内、2園(徳山・ときわ)、そしてお隣広島県の2園(安佐・福山)では、毎年、動物写真コンクールが開かれています。

で、2軍(??)を、これらの動物園写真コンテストに出展しています。

園により・・・というより、コンテストの趣旨と審査員の好みにより、「受賞しやすい作風」ってのがあるのですが、

 

概ね、無視

 

して「自分好みの作風」の写真を

出展することにしています。

 

 

その他にも譲れないルールーもあります。

1 JPEG撮って出し(RAW現像禁止)

2 色補正・トリミングは原則禁止

3 市販プリンターでプリント

4 できるだけスター動物は出展しない

 

少し解説しますね。

写真を「現像」するってどういうこと?

と、聞くと、「写真紙にプリントし・・・」と答える方が殆どだと思います。

フィルム時代から写真を撮っている方なら「あ~~~~・・・」と思われるかも知れませんが、「現像」そのものは、撮影済みフィルムを薬品に漬けて画像を浮かび上がらせ、そしてフィルムに定着させる作業のことを言います。

 

で、そのフィルムから写真紙に写し出すのは「同時プリント」

 

現像したネガフイルムだけ手渡されても仕方ないので、プリントまでするのですが、ソレをいつしか「現像」と呼ぶようになってしまった様です。

 

 

一方、デジカメにおいては、この一連の「現像」をカメラ内でやってしまいます。

プロセスとしては、

・シャッターを押すとイメージセンサーに光が当たる。

・カメラがそれをデジタル信号に変換する。

・デジタル信号をホワイトバランス、コントラストなんかを調整したり、ノイズ処理をしたりする。

・さらにさらに共通フォーマットであるJPEG画像に変換して、SDカードなどのメディアに記録保存する。

 

これが、

今の時代の「現像」なのです

 

この現像行程で各カメラメーカーの「技術」というか「好み」というか、いわゆる「作風」が異なってきます。

例えばPENTAXは「緑が映える」とか、富士フィルムは「青が綺麗」とか・・・

 

一方で、JPEG現像前の生のデータを「RAWデータ」というのですが、RAWデータを取り出し自分でパソコン等を利用して画像処理して、自分好みの画像を作り出すことを「RAW現像」といいます。

カメラに頼らず、自分好みの作風に作り込めるのでプロのカメラマンさん、ハイアマチュアの方はRAWで保存し、自分の色で現像しています。

ちなみに「RAW」は拡張子ではなく、各メーカーで規格はバラバラらしいので、最終的には共通のフォーマットであるJPEGにする必要が生じますが、簡単に言えば「カメラ任せ」にするか「自分でする」か、です。

 

ここでマイルールに戻ります

まず1の「JPEG撮って出し」ですが、俺は全てカメラ任せです。

RAW現像は面倒くさいし、時間はかかるし、ファイルの容量を食うしで、絶対的に俺向きではなく、はっきり言って「致しません」。

2の色補正とトリミングはJPEG段階でもできなくもないのですが、なるべく撮影現場の生の姿を残す方が好きです。

「あ~~、明るすぎるな~~」とか「暗いし・・・」とか、ちょっとした手直しで修正できるのも、基本、放置です。

 

プリントは市販プリンターです。

写真屋さんにお願いするとメッチャ綺麗なのは知ってはいるのですが、基本、「高い」のです。

最後にスター動物たちも一応は撮るのですが、できれば「あまり日の当たらない動物にもちゃんとファンがいるよ」というのを園の方々にも訴えたいので、できるだけメジャー動物は出展しないようにしているのです。

 

ところで福岡県の各園(到津・福岡)でも写真コンテストを行っているのですが、あちらはバリバリに「作品として作り込んで」出さなければ話にならない感じです。

まぁ、そちらの園はそんな手間暇が得意な方々にお任せし、俺はニッチな生態写真に励みます。

 

 

ちなみに昨年、県内・広島の4園に出した結果です。

※《  》は自分が「これが本命(=俺風)」と出展した題材です。

 

ときわ動物園:佳作(パタスモンキー)

本命《クロツラヘラサギ》

 

 

徳山動物園:入選(アカゲザル)

本命《ルリゴシボタンインコ》

 

安佐動物公園:佳作(ニホンカモシカ)

本命《ニホンツキノワグマ》

 

福山市立動物園:銅賞(ボルネオゾウ)

本命《ハートマンヤマシマウマ》

 

並み居る「CANONフルサイズ&白いレンズ群」「APS-C機&キットレンズ」で挑む今日この頃、中々上位入賞とはいきませんが、そこそこ楽しんでます。

そういえば、福山市立動物園だけトップスター「フクちゃん」でしたが・・・

まぁ、あれはフクちゃんの「おもちゃを撮りたかった」と言うことで、ご勘弁を・・・。

コメント
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