沖縄食をざっくり考える旅
11月初旬の某日・・・
11月13日は、沖縄北部のやんばる(山原)地方で発見された新種の鳥に「ヤンバルクイナ」と名前が付けられた日
・・・との話を耳にします。
えっと、ざっと40年近く前ですが、今でも新鮮に覚えております。
そういえば、沖縄に何度も行ってはいるのですが、名護から北へは行ったことがありません。
当然、ヤンバルクイナも観たことがありません。
沖縄の動物園にも行ったことないしな・・・
そんなことを考えている内、
「ヤンバルクイナ、観たいな・・・」
と思いだします。
ダメもとで「じゃらんネット」で調べてみると、意外と安く行けることが判明します。
えっとカメラ機材の一部を売却した予算が5万円程あるので、それを原資に旅行を組み立てます。
決行日は11月19,20日
ちょうど嫁が一人で東海地方の園館巡りをしている時です。
旅行計画は概ね以下のとおり。
1日目:
岩国空港から那覇空港へ
レンタカーを借受け、昼食後、「沖縄こどもの国」を訪れます。
退園後は名護市へ移動し投宿。
できればナイトツアーで夜の森を歩いてみたかったのですが、予約がいっぱいだそうです。
仕方がない、飲むかっ!
2日目:
朝から国頭村の「ヤンバルクイナ生体展示学習施設」というお堅い名前の施設でヤンバルクイナを観察。
時間があれば周辺のヤンバルの森を歩いてみたいです。
10時前に早めに切り上げ、「ネオパークオキナワ」へ。
12時過ぎまで粘り、那覇まで戻りレンタカーの返却、昼食を済ませ、15時20分の飛行機で離沖します。
この間、食べてみたいものをまず列挙しますと、
1 ゆし豆腐
2 グルクンの唐揚げ
3 島らっきょ
4 ステーキ
5 ソーキソバ
6 ポーク卵おにぎり
・・・初めに申しておきますが、沖縄料理って、言ってしまえば「安い食材を、如何にそれなりに美味しく食べるか」がテーマですので、北海道のような期待とはちょっと違っております。
その食材の中でも「ゆし豆腐」は猛烈に旨くて、ぜひ本格的なヤツ(?)を食べたいと思っております。
あと、グルクン・・・正式名称は「タカサゴ」ですが、この唐揚げが妙に好きなのです。
島らっきょも然り。これは塩漬けが好きです。
ステーキが安いのはご承知の事かと思いますが、正直「やっぱりステーキ」とかができた昨今、県内でも食べることができるわけで、まぁ、なんというか「ネタ枠」です。
ソーキソバ・・・
ソバと言いつつそば粉は使っておらず、モチモチというよりゴワゴワの太麵と、かつおだしの効いたスープ、豚肉の煮込んだものと、沖縄かまぼこ、紅ショウガ・・・
割と適当な食材が組み合わせると、絶妙に旨くなる謎の食べ物です。
ポーク卵もそう。
スパムと卵焼きをご飯に挟み、のりを巻く・・・
理屈なしに旨いのです。
そんな食事計画だけ綿密に仕上げ、観光はそっちのけで動物園ですら適当な計画で、当日を迎えます。
11月19日(土)
朝9時までバタバタと洗濯やら掃除やらを片付け、車で岩国錦帯橋空港を目指します。
開港10年目にして、初使用なのですよ、岩国空港。
飛行機の出発時間が11時25分ですが1時間前には到着です。
今回は一人旅ですので、荷物は最小限。
カメラも1台、レンズ2本のみです。
ANA1267便は定刻に動き出します。
岩国基地の中を通るので、滑走路に出る前にFA-18とかF-35Bとか普通に駐機しているのが見えます。
ちなみに撮影はダメなんだとか・・・
さっきアナウンスで言ってます。
離陸まではワクワクしていたのですが、飛んでしまえば後はすることが無く、ドリンクサービスまで軽くひと眠りです。
沖縄那覇空港には予定より10分早い13時25分に到着です。