たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

ときわ動物園のグランドオープン

2016年03月26日 22時56分09秒 | クマと動物たち
「ええーっ、これが動物園?」

3月19日(土)
心配していた雨も上がり、曇りがちではありますが過ごしやすい天候の3連休初日です。
今日は宇部市の ときわ動物園グランドオープンの日です。


動物大好きな我が家が、このようなBIGなイベントを見逃すはずはありません。


オープンは12時。
チケットを買うのに時間が係ることを予想して、11時に現地に着くように家を出ます。

駐車場、あるかな?

そんな心配は無用で、結構近くに駐車できました。
特設チケット売り場で年間パスポートを購入し、入場の列に並びます。


えっと


前から3組目(笑)







やがて30分もすると人が増えてきて、後ろには長い列ができます。


後で新聞を見ると300人とか書いていました。


式典出席者も続々と到着です。
宇部市長、国会議員の河村健夫先生、林芳正先生の奥さん、安倍事務所の秘書さん等々・・・
そんなこんなで、式典を報道関係者のすぐ後ろ、かぶりつきで眺めます。


そして除幕式

「一般の方で早くからお並びの方、どうぞ」というわけで、私も参加です。

ああっ、写真はありません。


さて、いよいよ入場です。





その前に

はっきり申しておかなければならない事


を一つ

実は私、
動物園が
あまり好きではないのです!!


動物園のイメージと言えば・・・
コンクリートと鉄の檻の中で、する事もなく寝っ転がっている動物
起きていても同じところを歩き回るだけ。
そんなのを見ていると、少し「もの悲しく」なってきます。
サバンナから連れてこられて・・・とは申しませんが、なんていうか本来生息している環境を無視して檻の中で「こんな動物が世界にはいるんですよ」的な展示方法がどうも気に入りません。( 「形態展示」というようです)

たまに「動物園不要論」を語る方々もいますが、そんな方々も根底はその様な考えなのでしょうか・・・


いえいえ、私は動物は好きなんですよ。
ただ見せ方にもっと「自由と工夫があっても良いのではないでしょうか?」と言ってるのです。


とにかく「コンクリートに囲まれた動物」をかわいいとは思いますが、同時に残念だという気持ちが勝っているのです。


そんな中でオープンしたのが、ときわ動物園です。
ときわ動物園はオープンから50余年が過ぎ、4年がかりのリニューアルの末に、今般グランドオープンしました。
この動物園の最大の特徴が「全館 生息環境展示」です。
動物本来の生息地環境を再現し、木の上での生活や草原を駆け回るなど行動が発揮できるような見せ方をしています。
これまでもいくつかの動物園で事例はあるのですが、全館で行っているのはこの「ときわ動物園」が日本初なのです。

動物園の展示方法も「形態展示」から「生息環境展示」へと変わりつつあります。
そういう意味ではときわ動物園は「最新鋭の動物園」ということです。


ただ、逆に言うと「生息環境展示」できない動物は飼っていません。
この動物園ではサルや小型動物が主流です。
「ゾウ」や「トラ」、「ライオン」は、ときわ動物園に行っても見られないのです。

ですがこの御時世、そんな動物の動き回る姿はインターネットで簡単に見られます。
県内でも徳山動物園、秋吉台サファリパークがあります。

しかし、シロテテナガザルが樹木の中を跳び回っている姿は、そうは見られないのです。


そういう意味では、ここ「ときわ動物園」は「動物を見せるのには、こう有って欲しい」という希望を具現化した動物園だと言えます。


話が難しくなりすぎてもいけませんので、この辺で動物園の中をご紹介です。
はじめは「アジアの森ゾーン」
こちらは昨年一足早く公開されています。
シシオザルやトクモンキー、ボンネットモンキーに混じって日本に6頭しかいない「ハヌマンラングール」もいます。
こちらのゾーンのオススメはコツメカワウソの「ボン」と「リン」。


ボンネットモンキーといっしょに住んでいます。
「混合展示」というのでしょうか?
いつもは猿山の森の中に居ますが、食事時には水槽まで2尾一緒に戻って来ます。

次は「中南米の水辺ゾーン」
リスザルやカピバラフタユビナマケモノやミナミコアリクイなんかがいます。




イベント時にはリスザルの島に筏で渡って間近で観察できるようです。

では次
「アフリカの丘陵 マダガスカルゾーン」です。
「世界最速」のサル「パタスモンキー」


や「世界一美しい」サルと言われる「ブラッザグエノン」がいます。


ここのオススメは「ワオキツネザル」と「エリマキキツネザル」です。


「山口宇部の自然ゾーン」
ぐっと身近な「オシドリ」だったり「ニホンザル」、「ホンドダヌキ」などがいます。
最後にアスレチック的な遊具を抜けるとアルパカもいたりします。

聞くと、全コースを歩くとやく1kmになるとか、知らず知らずのうちに森林浴ができたりもします。

今日は14時からのイベントに参加する予定で、駆け足(実際は走ってません)での鑑賞でしたが、要所要所に飼育員さんがおられ、解説してくれるので、ゆっくり半日掛けて回られるのがオススメです。

公園内のレストコーナーで昼食を済ませ、ときわ湖に掛かる橋を渡り「ときわ湖水ホール」へ向かいます。
14時から記念トークショー「ええーっ!これが動物園?」があります。

世界の動物園を熟知している3人の専門家が、マダガスカルの自然の紹介や新しくなったときわ動物園の魅力、見どころについて語るイベントです。


お話し頂くのは
島 泰三先生:
日本アイアイファンド代表でマダガスカル国シュヴァリエ
宮下 実先生:
近畿大学教授、獣医師、大阪市天王寺動物園名誉園長で、4月からときわ動物園長就任予定

若生 謙二先生:
大阪芸術大学教授、動物園デザイナー、ときわ動物園設計指導者

です。

それぞれお知り合いのようで、掛け合いも楽しく、ときわ動物園の魅力について語られました。
実際にマダガスカルに何度も行っておられる島先生が「あんなに苦労して行ってもほんの瞬間しか見られない動物たちが、ここでは本来の環境に近い状態で、それも500円で見れる」とおっしゃっていました。

なるほど・・・

なんだか有意義な休日ですな・・・


ときわ動物園については年間パスポートを購入しましたので、近くゆっくり・じっくり解説したいと思います。

来週は、大牟田市動物園にやってきた雌のキリン「プリンちゃん」のお披露目イベントがあります。

たぶん・・・
行きます(笑笑・・・)

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