幾匙かの牛乳粥を掬うように 2022-09-06 23:59:59 | 雑感 夏休みは遠ざかり、来週から始まる授業の準備その他に追われる日々が始まった。もうゆっくり読書している時間はない。それでも毎日少しは教育・研究上の必要を離れた読書をしないと精神が栄養不足になって心身のバランスが崩れる。一頁あるいは一段落でもよいのだ。 夜明け前の小一時間のジョギングから戻った後、シャワーを浴び、洗濯をし、簡単な朝食を済ませ、ユルスナールの『ハドリアヌス帝の回想』の仏語原文を音読し、多田智満子の名訳をやはり音読し、そして原文朗読を聴く。 それだけで良き一日のはじまりとなる。