31日夜、旅の荷物をすっかり片付けた後、44日間の東京滞在の「成果」や如何と体組成計に乗ってみた。ジョギングはほぼ毎朝励行していたとはいえ、毎日美味しいものを食べさせてもらっていたから体重増は避けられまいと覚悟していたが、見た目も体感もほとんど変化なく、見た目や体感ではわからない数値の変化こそ知りたかった。
結果は全般的にきわめて良好であった。体重は微増(BMI 21,2)、標準値の範囲内。体脂肪が11,5まで下がっていたのには驚きかつ嬉しく、思わず「おぉ!」と快哉の雄叫びをあげた(と言うのは少し大げさである)。その他の目立った変化としては、基礎代謝量の増加(1435 kcal)、皮下脂肪の全身的減少(8,4%)、骨格筋率の全身的増加(34,5%)であった。特に体幹(30,3%)と脚部(51,7%)の数値は個人的最高記録である。
これらの数値的変化が示しているのは、適度な運動とバランスのよい食事によって基礎代謝量の増加・体脂肪率の減少・骨格筋率の増加が同時に実現されたことで、特に骨格筋率の増加は食事内容の充実によるところ大ということである。言い換えれば、フランスでの普段の食事内容に改善の余地ありということである。
わかってみれば当然のことで驚くには値しないが、こちらでの普段の食事により気をつけ、アルコールはやはり控えめにしたほうがよいということが確認できただけでも大いに成果があがったと言うことができる。