内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

週末の自由な読書

2022-09-24 23:59:59 | 読游摘録

 今年度前期の授業が始まってから二週間が過ぎた。学部と修士で担当している四つ授業それぞれを二回ずつ行った。授業の準備にも少し余裕ができた。先の見通しもだいたいはっきりした。日本の大学のように詳細なシラバスを事前に提出する必要がないから、それに縛られることもなく、授業が始まってから内容を調整・修正ができる。それは利点でもあるが、授業が始まる前にすでに学期・年間のプログラムが決まっていたほうが楽なこともある。
 今日は文字通り丸一日自由な読書に耽った。といっても一冊の書物を読み続けるのではなく、最近個人的関心から購入した書物や、授業に直接は関係ないけれどどこかで役に立つかもしれない本を書棚から引っ張り出して拾い読みをした。いずれこのブログでそれらの本の内容を立ち入って紹介・検討する機会もあろうかと思う。今日のところは書名を列挙するのみ。

唐木順三『禅と自然』(法蔵館文庫、2022年)
佐藤弘夫『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫、2014年)
末木文美士『日本思想史』(岩波新書、2020年)
久松真一『無神論』(法蔵館文庫、2022年)
Rémi Brague, Modérément moderne. Les Temps modernes ou l’invention d’une supercherie, Flammarion, « Champs essais », 2016 (1re édition, 2014).
Dominique Fortier, Les villes de papier. Une vie d’Emily Dickinson, Le Livre de Poche, 2022, (1re édition, 20181)
Jean Lacoste, La philosophie de l’art, PUF, « Que sais-je ? », 11e édition, 2019 (1re édition, 1981)
Carole Talon-Hugon, L’esthétique, PUF, « Que sais-je ? », 5e édition, 2018 (1re édition, 2004)