内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

湯船という快適空間の中での読書と思索

2022-10-16 19:48:51 | 雑感

 毎日ジョギング後には必ずシャワーを浴びるし、朝ジョギングせずに大学に出講するときも必ずシャワーを浴びてから出かけるから、普段から清潔にはしている方だと思うが、風呂には週一回、日曜日にしか入らない。別に風呂が嫌いなのではなく、それどころか湯船に長時間浸かっているのは大好きなのだが、ガス代倹約のために泣く泣く我慢している。
 プールに通っていたころは、シャンプーを使ってシャワーを浴びてから帰宅していたから、自宅でシャワーを浴びることも週に一、二回程度だった。湯船に浸かることはさらに少なく、月に二、三回だった。だから、ガス代もたいしたことがなかった。
 ところが、昨年夏休み中だったか、十日間くらい毎日ジョギング後に長風呂に入っていた。二ヶ月後に来たガスの請求書を見て魂消た。隔月払いにしているのだが、前回の請求額の三倍に跳ね上がっている。愚かな話であるが、ガス給湯の風呂を使うとそれだけガスを消費するということにまったく考えが及んでいなかった。というわけで、以来、風呂は週一回日曜日と決めている。
 平均して一時間半ほど湯船に浸かっているが、ぼーっとしているわけではない。浴槽用の竹製のミニ・テーブル上にタブレットとスマートフォンを置き、電子書籍で読書したり、ネットで買い物したり、メールの返事を書いたりするし、講義の準備や研究発表の構想を練ったりもする。湯船に浸かっているうちに講義の準備があらかた終わってしまうこともあるし、研究上のいいアイデアが浮かんだりもする。ブルートゥースを使って別室から音楽が聴けるようにもなっている。
 というわけで、週一回の湯船の中の貴重なリラックスタイムはとても楽しみなのです。