今日は午前8時から午後1時過ぎまで、4人の来年度日本留学希望者と選抜出願書類についてZOOM面談を行った。といっても、それぞれの面談は15分前後で済むので、次の面談まで45分かそれ以上間があく。これらの面談を教員室で行えば、合間に中座することはできても、最後の面談が終わるまでキャンパスに拘束されることになるが、ZOOMだと自宅で合間の時間を有効に使える。今日は、明後日の発表の準備をしたり、注文した本を街の中心部の本屋まで取りに行ったりできた。
ZOOMその他のオンライン会議アプリの使用はコロナ禍をきっかけ大学でも一気に一般化した。おかげで、今では完全に日常的なツールになった。学生たちにとっても好都合なことが多い。面談のためだけにキャンパスまで出向く必要もないし、キャンパスで授業の合間に時間を無駄にせずに面談できる。お互いに都合の良い時間帯をそれだけ見つけやすい。一対一の場合は、会って話すためにお互いの都合をつけるのもさほど難しくないが、集まる人数が多いときは、オンラインのほうが全員にとって都合の良い日時の決定が格段に容易になる。書類などを画面共有で一緒に見ながら話せるのも便利だ。オンラインのほうが気後れせずに質問できるという学生もいる。
もちろん直接会って話すことにも利点は多々ある。直接面談のほうを好む学生もいる。画面越しでは伝わりにくいこともある。相手の微妙な感情の動きや場の雰囲気などはそうだ。だが、そういうことが問題にならず、用件だけ済めばよいという場合は、オンラインのほうが無駄なく仕事がこなせてよい。