久屋大通庭園「フラリエ」の花屋に寄り、
お彼岸参りにいってきた。
↓ハローウインガーデン
↓園内は夏と秋が同居
園内を一回りしたが、季節を先取りしたフォックスフェイスや
カボチャのハローウインガーデンが展開されていた。
いつものように、昭和区にある菩提寺の墓と、
母方の平和公園墓地で線香を上げてきた。
名古屋市内にあった寺院墓地の大半は、
戦後復興で平和公園に集約された。
跡地は道路や住宅に転用され、都市計画が進展した。
その一方で、貴重な都市空間や緑が失われ、
寺と墓地が引き離された。
功罪はともかく巨大な共同墓地は、宗派や地区ごとに
整然と区分され、威容(異様)を誇っている。
一頃は際限なく墓が増えていくように思われたが、
核家族化と少子化の進展で状況が変わってきた。
順番待ちや抽選をするほどの需要もなくなり、無縁墓が増え
管理に窮した寺の廃墓公告を目にするようになった。
最近は整地された空き地や、墓じまいの跡を
あちこちで目にする。
寺も檀信徒を繋ぎ止めるため、様々な知恵を絞っている。
お墓参りをするたびに、他人事でなく自分の道筋を
見極めたいといつも思うのだが・・・